ブナの沢旅ブナの沢旅
2024.02.28
南会津 舟鼻峠〜転石峠〜駒止峠
カテゴリー:備忘録

2024年2月28-29日

2月に入り続けて好天の雪尾根歩きに恵まれた。けれどさすがに三度続くことはなく直前まで風雪警報がでていて稜線歩きは厳しそうだった。そこで山とは言えない山のブナの森歩きならば少しくらい悪天でもそれなりに楽しめるかもしれないと、峠から峠をつなぐ山旅を計画。小雪のシーズンとは言え降雪後なので様子がつかめない。行けるところまで行ってダメなら戻ればいいと気を楽にして出発した。

前夜のうちに会津田島に移動し、翌朝タクシーで舟鼻トンネルへ。去年も舟鼻峠から博士山への山旅で田島からタクシーを利用した同じ運転手さんで覚えていてくれた。舟鼻トンネルを出たところで下ろしてもらいシューで歩き始めて雪の少なさに驚くが直近の降雪で2~30センチほどもぐる。いつも何気なく乗り上げていた雪堤の先が深い切れ込みで小沢がでていて先に進めない。沢があるなんて知らなかった。ようやく雪がつながっているところを見つけ舟鼻峠の林道に乗り上げる。

2024.02.17
虎毛山〜須金岳
カテゴリー:備忘録

2024年2月17-18日

10年前に虎毛沢を遡行したが虎毛山には登らなかった。源頭を詰めてもうすぐ登山道というころから雨が降り出し、ガスで視界がなくなったため山頂は諦めて登山道を下ったからだ。また行けばいいと思いながらいつの間にか10年がすぎた。

全国的に好天が約束された週末となり、久しぶりに東北の山へ行きたいと思った。そして思い出したのが引き出しの奥にあった虎毛山。近づく「店じまい」の前に冬ルートから訪れてみようと急遽計画を立てた。一般には日帰りで歩かれているけれど、当日発の遅い出発で山に泊まるのが私たちの山歩きだ。

2024.02.10
窓明山〜三岩岳
カテゴリー:備忘録

2024年2月9-10日

三度目の正直といったらいいのか、ようやくあれこれクリアして南会津の雪山シーズンとなった。なにしろブナの沢旅は「注文の多い料理店」なので、めんどくさいことを十分自覚している。そして、あれこれ注文をつけながらも行き先がいつものところなのが、今の私らしくていいかもしれない。

いま山に求めていることを思うに、これからは新しいワクワク感よりも今までで心に残った山をなぞって安らかな気持ちの山旅がしたい。尖った山でなく、まあるくてブナがあって静かな山に泊まって逍遥を楽しむ。思えばそれがブナの沢旅のスタイルだったし、それをさらに老成(って言うと聞こえはいいけど、より緩やかに)させていく。そんなことを思いながら南会津に向かった。

2024.01.31
東谷山〜日白山
カテゴリー:備忘録

2024年1月31日

最近は天候と各人の都合が合わずなかなか山泊ができずにいる。今回も日帰りとなった。当初は谷川方面で手を打ったのだが当てにしていた交通機関が運休であることを知って仕切り直し、土壇場で勝手知ったる越後湯沢起点の山へ。

よく言われているように雪は少なくブナ林の広尾根に至るまでは所々ヤブを交わしながら登った。一つだけあったテープの位置から察するに例年よりも相当に少なく山頂も随分と小さく感じられた。最近は毎年のように登っている日白山だが谷川連峰の展望は見飽きることがない。みんな見るだけの山たちだけれど。