ブナの沢旅ブナの沢旅
▲トップページへ
2023.11.22
櫛形山。鳥坂山
カテゴリー:備忘録

2023年11月22日

櫛形山を知ったのはいつのころだったろうか。日本一小さい山脈のブナの山という紹介で記憶に残っていた。前回の沢ハイキングで焚き火が不発に終わったため今度こそと思ったものの、こんな寒い時に沢はありえないと反対されガックリ。。一時は中止しようと思ったが気を取り直し、新潟の故郷巡りをかねたハイキングを提案。

そこからあれこれ話がひろがって、まずはこんな時でないと行きそうにない櫛形山となった。そういえば、最近はこんな時でないと行きそうにないところが多い。こんな時がどんな時かはさておき、これからはこんな時がいつもの状態になって、もう口にしなくなると思う。

櫛形山脈といえば、かならず「日本一小さな山脈」という謳い文句がつづく。日本で初めて作製された地形図(大日本帝国陸地測量部発行(大正三年「図版名:中条」)で命名されたれっきとした山脈だと新発田市の広報ページに書かれている。でもどうしてだろうと思ってしまう。山脈と山地の違いを調べると「特に著しい脈状の山地」といわれるとますます納得がいかない。「越後の山旅」の藤島玄氏も違和感をあらわしており、加治川と胎内川で切られた山塊にすぎないと書いている。

そんな違和感を仲間に伝えると、〇〇アルプスなんて言うよりいいじゃないかと。たしかにね。もちろん櫛形山や連なる山々の価値が減じるわけではない。山頂付近は伐採を逃れたブナ林がとてもいい雰囲気のプロムナードとなっており、山頂からは真っ白な飯豊や朝日連峰の展望が素晴らしかった。光兎山はまさに指呼の間の近さ。かつて歩いた二つ峰がよく見えたのも意外で懐かしさを覚えた。

できれば鳥坂山まで縦走するつもりだったが、登る尾根を間違えて櫛形山へは縦走路と反対側に進まなければならなくなった。雰囲気が良かったので急ぎたくないし山頂で山座同定を楽しんでいるうちに時間が押してきたためあっさりと、縦走は、いつものフレーズ「次回にね」となった。新緑の時は、どこもそうだけどきれいだろうなあ〜。

山頂から西に延びる本来登るはずだった尾根を下る。こちらの方が400m付近までブナ林が続いていた。分岐点でなぜ登りに間違えたのかがわかった。標識の表記が不明瞭で一旦別の駐車場へ導くようになっており、間違えて登った方向に縦走路と書かれていたからだった。地図で確認すればわかるはずのことだったのだけれど。。。

 

 

 

 

 

 

櫛形山を下って多少時間があるため縦走路の終着点である白鳥山登山口へ向かう。ブナの沢旅が得意な中抜き登山は以前もやったことがあったと冗談を言い合う。登山口の標識に近づいて飛び上がる。突然犬の鳴き声のようなものすごい音が襲いかかってきたのだ。そうか、これが熊避けなのか。

白鳥山分岐から鳥坂山へ向かう。こちらは雑木林の尾根で紅葉は色とりどり。マイクロウェーブ基地からトサカのような鳥坂山を望む。とっさか山と読むらしい。何の変哲もない広い山頂から日本海が近い。新潟百名山の標識があった。帰り道に白鳥山に向かう。こちらは歴史のある山城跡で、途中に敵の侵入を防ぐ空堀が一の堀から五の堀まで。東屋にはりっぱな由来書きがあり山への愛着が感じられた。

ちょっと中途半端なハイキングとなったが、今まであまり馴染みのなかった下越方面の入り口にようやくやって来た。実はずっと計画中の山行が二件この山域の近くにある。せめて一つだけでも実現させたいと気持ちを新たにすることができた。

 

 

 

 

 

関沢森林公園9:35ー中ノ尾根ー櫛形山11:00/11:30ー(西尾根)ー関沢森林公園12:40

追分登山口13:10ー白鳥山分岐ー鳥坂山14:10/14:25ー白鳥山15:00/15:15ー登山口15:50