ブナの沢旅ブナの沢旅
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2021.12.11
表尾根〜丹沢山
カテゴリー:ハイキング

2021年12月11日

このところ軽いハイキングが続いたので、体力維持も含めしっかり歩くことにした。例年は今頃大倉尾根を登って経年変化を観察していたのだが、快晴が期待できそうなので展望のいい表尾根から丹沢山へ。最近の傾向として山の予報は晴れで麓は快晴でも丹沢山周辺はガスで覆われていることが多い。久しぶりに冬晴れの気持ちのいい尾根歩きを楽しんだ。

肝心の体力評価については明らかに少しずつ低下しているけれど、時間をかければ済むだけのことなのでまだまだ健在なり、と思うことにした。日曜日なので人出が多いことは織り込み済みながら、バスの混雑回避と時間節約(これは体力測定の山歩きと矛盾しなくもないけれど。。)のためヤビツ峠先の登山口までタクシーを利用した。

二ノ塔に登ると富士山と南アルプスの山並みがくっきりと見渡すことができ気持ちがいい。広い山頂の三ノ塔からはこれから向かう尾根の山並みが幾重にも重なって見える。烏尾山までは結構な急斜面を下る。以前冬に歩いた時は斜面が凍りついていてチェーンアイゼンを履いたところだ。10月に遡行したヤゲン沢源頭部を見下ろしながら行者ヶ岳へ。遡行後に山頂標識裏の看板から登山道にでたところだ。そういえば、あれからまだ1ヶ月半くらい。なんだ、頻繁に表尾根歩いているじゃないかと思う。

クサリ場は以前よりもクサリが増えて上り下りしやすくなっている。書策小屋跡には新しい建築資材がたくさん積み込まれており、小屋を再建するのかしらと思う。このさきの木ノ又小屋もすでにおしゃれな小屋にリフォームされているので、再建されるならばどんなだろうか。それだけハイカーが増えてニーズも多様化していることなのだろう。

塔ノ岳に着いた。ほぼコースタイム通りだった。これまでは昭文社の丹沢登山地図のコースタイムは甘いので割り引いてみていたけれど、最近はコースタイムぎりぎりという状況。気にすることもないけれど、計画を立てるときには重要な判断材料となるので自分のペースを把握しておく必要はある。実際、丹沢山まで足をのばしたいために出発時間を早めて時間を節約したのは適切な判断だった。大倉バス停に着いたのは暗くなりかけた5時だったのだから。

予想はしていたものの塔ノ岳の人混みには驚いた。ほとんどが大倉からのようだった。普段は塔ノ岳につくと真っ先に富士山の遠景に目を向け写真を撮ったりするのだが、この時はもう富士山はたくさんみていたせいもあり、おもわず人混みの山頂をパチリ。少し行動食を口に入れすぐに丹沢山へ向かった。

塔ノ岳から丹沢山はゆったりとしたブナ林の尾根で好きな場所だ。人出もぐっと減って静かなのもいい。山頂とはいえない山頂のベンチでさあ休憩とする。お湯を沸かしてラーメン食べてマフィンとコーヒーでくつろぐ。さいきんはこういう時間が以前にもまして好きになっている。最初は腰痛だのひざ痛だのあれこれガタがきていて丹沢山までいけるか心配していた仲間も大丈夫とのことで一安心。

ロングルートの山歩き。長い道のりをゆっくりと下り黄昏時の大倉におりたつとすぐにバスがやってきた。

 

 

 

 

 

登山口7:50ー三ノ塔9:10ー塔ノ岳11:25/11:40ー丹沢山12:45/13:25ー塔ノ岳ー大倉17:00