ブナの沢旅ブナの沢旅
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2022.09.20
南会津 七ヶ岳
カテゴリー:山歩き

2022年9月11日

ようやく東北方面が安定した天候の週になりそうなのに、この週は所用が2件だなんて。。そこで珍しく土曜日の夜発で日曜日に七ヶ岳へハイキング。南会津の山は少しずつあれこれ登りたいと思っている。以前残雪期に舟鼻峠から駒止山地を経て七ヶ岳まで歩いたことがあった。三日間でいくつもの峠を越え黒岩山を経て辿り着いた七ヶ岳はなんとスキー場トップ。これがしみじみ心に沁みる山旅のゴールかと、おかしくて笑ってしまったことを思い出す。無雪期に登るなら護摩滝がある沢コースが面白そうだ。

新白河駅から道の駅きらら289まで進んで仮眠をとり、早朝登山口の駐車広場へ。登山道はすぐにぬかるみだしたので早々に沢靴に履き替えた。沢が近づいたところで赤テープが登山道の目印になっているが、それほど明瞭でもない。沢を歩いた方がわかりやすい。大岩ゴーロを進むとさっそく前方に護摩滝が見えてきた。

予想以上に立派な滝だ。水量が多めなのか、いくつかみた記録写真よりも美しく感じられた。右岸から一段上がると両岸にロープが複数垂れていて、ここが登山道になっているようだ。中段でバンドをトラバースして上段はロープのある左岸を登る。すると下からは見えなかった滝上では階段状のナメが続いていた。護摩滝のことしか知らなかったので沢としてもなかなかではないかと喜ぶ。

ここでも水際にロープが垂れており登山道になっているようだ。それはわかるけれど、ロープが何本も垂れているので絵面的には美しくない。まあそんなことはどうでもいいとして、楽しくどんどん進んでいく。ずっとナメが続くのが嬉しい。その上ダイモンジソウが今を盛りにあちこち咲き乱れている。

 

 

 

 

楽しい沢歩きは1時間ほどで終わり、枝沢から山道を登るとすぐに展望のいい尾根にでた。ここで靴を履き替えひと登りで懐かしの山頂へ。前回はスキー場トップにザックをデポしてここまで往復した。灌木越しに燧ヶ岳から会津駒から三岩岳、窓明山方面を見渡す。5月に残雪と新緑の山歩きを楽しんだ稜線だ。積雪期の方が迫力がある。奥に中ノ岳、荒沢岳まで見えたのは意外だった。

高原山が近く美しい姿を広げている。枯木山から大嵐山や荒海山を確認したり眼下には端正な三角錐の丸山。残雪期に旧中山峠から丸山を越えて七ヶ岳に登った古い記録を思い出した。南面は小振りながら三角錐の山が点在しその間に沼ノ平などかつて湿地だった平坦地があったりと、興味深い地形だ。

下山路は七つの峰を越えていく。気温が上がり始めアップダウンの繰り返しが堪える。七番目の下岳まで進んで、ようやくこれで登り返しはないと安堵する。ブナ林の道を下っていくと前方に動いている黒い物体を目撃。とっさにクマだと仲間に知らせ、笛を吹いたり大声を出したりしてしばらく待機する。すぐに姿は見えなくなった。どうもクマはこちらの姿に気づいてすぐに退散したようだった。それがクマの一般的な行動パターンとのこと。2年前は人馴れしたクマに居座られて怖い思いをしたっけ。しばらく待機後一目散でその場を立ち去って事なきをえた。クマとの遭遇は今年はこれで二度目だ。

下岳登山口におり立ってからは暑さにめげながら車道をテクテク歩いて黒森沢登山口の駐車広場にもどった。登山道だからとあまり事前情報を得ずに入山したが、ちょっとした沢登り気分も味わうことができ、変化に富んだハイキングとなった。

 

 

 

 

 

黒森沢登山口6:10ー護摩滝7:40ー山頂8:45/9:15ー下岳11:00/11:15ー下岳登山口12:20ー黒森沢登山口13:00