ブナの沢旅ブナの沢旅
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2022.09.06
一ノ瀬川小菅川本谷
カテゴリー:備忘録

2022年9月6日

今回も予定の沢旅は悪天候で中止となり、丹沢奥多摩方面のわずかの晴れ間をうかがっての日帰り山行となった。これまで遡行した沢の中で朝発日帰りでき、わりと好印象だった小菅川本谷を選んだ。仲間にとっては初めての沢だ。2014年に遡行した時は奥多摩経由だったが、松姫トンネルが開通してからは小菅方面は大月駅からも意外と近い。

大菩薩峠登山口の標識にそって林道終点へ進むとすでに車が2台駐車していた。やはり入渓者がいるかと思いながら踏み跡に沿って沢に降り沢装備で出発する。しばらくはゴーロの川原歩き。沢は8年前よりも荒れている。いずこも同じなので淡々と受け止める。しばらくするとワサビ田跡があらわれる。ここまでは往年の作業道があるようだ。

ようやく滝らしい滝があらわれたかと思うと、その後は小滝、ナメ滝が続く。小菅川本谷はここからが楽しいところだ。前方に先行者が見えたが釣竿を持っていた。だんだん近づくのでどうしようかと思案する。やはり沢通しで通過するのは気が引けたので、姿が見えないように段丘に上がって岩壁を高巻いた。

 

 

 

 

1450m二俣あたりはガレ模様となる。こんなものだったかななどと思いながら右の本谷へ進むと再び渓相が整い、苔混じりのナメ滝が広がる。いい雰囲気なのだが倒木が邪魔をする。高度を上げるにつれ再び殺風景なゴーロとなり苔むした枝沢に入りたくなる。石積みの明瞭な山道があらわれるはずなのに一向にその気配がない。と思いきや、石垣と山道が完全に崩壊していたのだった。あまりの変わりように驚きながら遡行を終えた。

崩れた山道は迂回路ができており進むにつれて元通りの雰囲気のいい小道になる。すぐに左手に窪地状の緩い斜面が広がるところはとても美しく今回一番印象に残った所かもしれない。すぐに登山道と合流し鞍部に下るとフルコンバ小屋跡。ここは丹波と小菅の分岐点で、小菅方面の山道を下る。

1520m付近の尾根を回り込む地点からはショートカットでモノレールに沿った尾根を下ってみた。確かに近道ではあったが、最後はザレた急斜面となりレールにつかまっても足にこたえた。すなおに登山道を下った方が白ブナも点在していて雰囲気はよかったと思う。次回は秋に紅葉で人気の牛ノ寝通りを歩き、小菅村のリノベーションされた古民家ホテルに泊まってみたいと思った。

 

 

 

(左の写真は今回2022年9月現在、右の写真は2014年8月当時の山道横断点)

 

 

林道終点9:20ー入渓点9:30/9:50ー山道横断点14:10/14:45ー林道終点16:30