ブナの沢旅ブナの沢旅
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2020.01.15
ヤビツ峠〜塔ノ岳
カテゴリー:山歩き

2020年1月13日

昨年末から富士急行沿線の山歩きが続いた。それで感じたのは、富士山は近くで見ればいいってもんじゃないということや、やっぱり西丹沢はいい山だというだった。そこで久しぶりに石棚山〜檜洞を歩くことにした。

ところが西丹沢へ行くときいつも乗る東海道線が事故の影響で遅れ、御殿場線〜西丹行きバスに乗れそうもなくなった。次のバスという選択もなくはなかったけれど、コースの変更はしたくなかったので出直すことにして、行き先変更。天気がいいので表尾根を歩くことにした。

秦野駅のヤビツ峠行きバスは臨時バスを含めて超満員だった。秋に久しぶりに下山路として歩いて大倉尾根を下るより景色もいいし膝にもやさしいと思ったところだった。二ノ塔からさっそく山並みの先に富士山が見える。三ノ塔は広々とした気持ちのいい山だ。葛葉川本谷を遡行後にいつも三ノ塔へ立ち寄ろうと思いながら、いつもガスがでてあっさりやめてしまっていた。

塔ノ岳まではいくつもの峰がありとても遠くに見える。行者ヶ岳付近は北側が沢の源頭部の緩やかな斜面で千手観音のように枝を四方に大きく広げたブナがたくさん見られる。新緑のころヤゲン沢から登ってみたいななんて思う。だんだん足取りが重くなり、大日小屋の前で一休み。そういえば長尾尾根もまだ歩いていない。

塔ノ岳に着いた頃には表尾根はガスで見えなくなる。危うくセーフだった。何度か富士山を近くで眺める山歩きをしてきたが、このくらいの距離からたくさんの山並み越しに見る富士山の方が私は好きだな〜。前回の杓子山はまん前に遮るものなく大きく見えるのだけれど、裾野にでっかく陣取った自衛隊の演習場も見えてしまう。

海側から雲が流れてきて、それもまたよし。そんな風景を眺めながら賑わう山頂の片隅でくつろぐ。さあ帰ろうと、膝に悪い大倉尾根を下りきったころ、昨年秋に道志のキャンプ場で行方不明になった美咲ちゃんの情報提供を求めるビラが2箇所に貼ってあった。12月の初めに歩いた時はなかったものだ。意外なところにと思ったが、少しでも手がかりを得たいという気持ちがひしひしと伝わった。

当初の予定が狂って出鼻をくじかれたが、そんなことはすっかり忘れて晴れた穏やかな一日に、気持ちのいい山歩きができた。

 

 

ヤビツ峠8:35ー二ノ塔9:45ー行者ヶ岳11:15ー塔ノ岳12:45/13:10ー大倉15:35