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葛葉川本谷

2018年7月3日

一番最初に行った沢が葛葉川本谷でした。最初のドキドキはすぐにワクワクに変わり、ただひたすら楽しかった記憶しかありません。それは山歩きを初めてすぐに単独の限界を感じて山の会に入った直後のことでした。いっぺんに沢に魅せられて翌年には沢の会に移り、しだいに自分のやりたい沢登りの形がはっきりしてきました。物理的な制約があって会に行きにくくなり、次第に自分で計画していくようになり、会をやめてよちよち歩きの「ブナの沢旅」を始めたのでした。

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谷川岳〜白毛門

2018年6月25-26日

こんな表題をつけて、従来知られている「谷川馬蹄形縦走路」とは一味違うルートなのかと期待させてしまったら、ごめんなさい。でも屁理屈をいえば、土合から登ってぐるっと回って土合に下山したのでは、馬蹄形にならないじゃないですか。馬蹄形というのはラフにいえば楕円形の底辺があいている形をいいます。

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新崎川左俣〜中尾沢

2018年6月22日

梅雨時の好天にさそわれ、半日で遊べる湯河原の新崎沢へ。連日の降雨で多少の増水が予想されたが、昨年6月に久しぶりに遡行して好感触だった。何しろ水勢に弱いので、大きな沢では増水のため何度か入渓前に撤退した経験がある。新崎川ならば小さな沢で危険もないので増水体験にちょうどいいだろうという公算だ。

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丹沢主稜

2018年6月17日

ここ数年は五月の花の時期に体力測定を兼ねて丹沢主稜を日帰り縦走している。体力が低下しているのは年齢的に当然として、時間をかければ歩けるかどうかも気になるところ。一昨年は日帰り縦走はこれで最後かもしれないと思いながら歩き、昨年は歩かなかった。無雪期は沢旅がメインとはいえ、やはり山は歩けてナンボの世界。沢歩きもバランスが悪くなっている。重いザックを背負っての沢泊まりは緩やかないわゆる癒し系といわれる沢でも、疲れが残るようになっている。

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名取川二口沢小松倉沢〜南沢下降

2018年6月2~3日

ゆったりとしたブナの森に抱かれたナメ沢を歩き、沢辺に泊まって焚き火を楽しむというシーズン初めの東北の沢旅として、二口の沢を選んだ。例年だと時期的にまだ早いのだけれど、今年は季節の進行が早いので遡行に支障はないだろうと考えた。直前になって二口林道が通行止めであることがわかったが、1時間半程度の林道歩きは他ではよくあることだ。

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入叶津〜浅草岳〜沼ノ平

2018年5月22日

昨年のちょうど同じ時期に浅草岳を訪れたところ、残雪と新緑のコントラストがとても美しく毎年の恒例山行にしたいと思った。今年は季節の進行が早いので昨年とどう違うのか、それも見てみたいと再訪した。今年は沼ノ平にも足を延ばしたいので、前夜のうちに入叶津の車止めまで進んでテントを張った。

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世附川西沢

2018年5月17日

足尾での沢始めが少し物足りなかったので、まだ遡行したことのない世附川の西沢へ出かけてみた。2012年の五月の連休明けに神室連峰縦走にでかけたところ天候が悪化し、初日で引き上げて帰京。仕切り直して翌日に水の木沢から樅の木沢、山伏沢を沢泊で遡下降した。その時に欲張って西沢も組み入れたかったけれど時間がよめずに後回しにした沢だった。最近はたくさん記録が出ていて、いずれも好感触。

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世附峠〜籠坂峠

2018年5月1日

丸山岳から戻って1週間たってもまだ余韻がのこり、次の山が考えられない状態でゴールデンウィークの前半が終わりました。前倒しで縦走したのに家にいると落ち着かず、気持ちを切り替えたいとブナの新緑ハイキングへ。例年丹沢主稜のブナは連休明けが芽吹きの時期なので、標高が低い三国山稜を歩いてみることにしました。この山域には湯船山から三国山にかけてブナの大木が見られるのです。

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