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2022.03.18
土樽 棒立山〜二居峠
カテゴリー:備忘録

2022年3月16日

思うような山旅ができずにいるうちに、山は残雪期の様相に変わりつつある。今シーズンは天候と日程のタイミング合わせが難しく、青空山行にこだわるため選択肢が限られた。今回もいわば消去法的に決めた日帰り山歩きとなった。当初は蓬峠方面に行きたかったけれど、このところの気温上昇で谷筋を歩くのは気持ちが悪い。

そこで、今年はもういいかな、なんて思っていた線路の反対側の尾根から日白山へ。最近の人出の多さにちょっと食傷気味になっていたのだが、ロングコースを歩くトレーニングと思えばいい。棒立山からタカマタギのコースは前回が5年も前のことなので、体力的にどれほどの違いが出るのかも知りたかった。

毛渡橋の林道除雪終了点は高い雪壁になっていた。毛渡沢沿いの林道に向かうトレースに引きずられそうになりながら戻って分岐を北に向かい、棒立山に続く尾根に取り付く。トレース満載なのであまりきれいではないけれど気が楽だ。

対岸の荒沢山から足拍子はすでに黒々としてシーズンの終わりを感じさせたが奥の国境稜線は真っ白でこれからが山行適期のはずだ。天気はいいのだが、黄砂の影響で山並みの景色も霞んでいるのが残念。

棒立山までが遠い。最後は急登が続くがトレースのお蔭でピッケルは使用せずにすんだ。雪壁の連続なので最初に登った人は大変だったと思う。雪の具合や体調などを考えながら棒立山までのコースタイムで引き返すか進むかを決めようと思っていた。前回よりは少し遅かったが下山時間から逆算した予算の範囲内だった。途中辛そうで遅れ気味だった仲間も棒立山ゴールの励ましで元気を取り戻した。

一旦下ってひと登りするとタカマタギだ。途中の痩せ尾根は藪が出ておりクラックにも要注意だった。山頂は雪庇がこわくて一番高いところまでは行けない。日白山までは、美しい仙ノ倉北尾根と万太郎山、谷川連峰の山々を遠望しながらの稜線漫歩となる。

日白山には2時ちょっと過ぎに着いたので今の自分たちには上出来だった。さすがに疲れたが、久しぶりにがっつり歩くことができた。若者のグループが音楽をかけて賑やかにしており、そのうちに踊りだした。見るとドローンを飛ばしていて撮影しているようだった。これまでは2月の平日に来ることが多かったのでこんなことはなかった。そうか、日白山はそういう賑やかな山になっんだなとあらためて思う。

平標山から下ってきたという同年代の男性と少し情報交換。二居俣ノ頭以南のやせ尾根が波打つ雪壁で素直に進めず、樹林側を踏み抜きながら大変だったという。ずっと前からいつかは平標山まで歩きたいと思っていたが、最近はルートの新規性も薄れ関心も薄れていたところだった。時間によっては最短で下る地王堂川経由のつもりだったが、予定バスの時間から逆算して余裕があったため東谷山から二居峠へ下る。

例年、峠の東屋を積雪状況を判断する目安にしている。同じ時期でも屋根まで埋もれていた年もあれば地面が出ていた年もある。今年は積雪量が多いと思ったが例年並みでベンチの一部が出ているほどだった。越後湯沢はここ10日ほど降雪がないと聞いていたので、急激にとけたのかもしれない。トレースを追ってジグザグの林道をショートカットしながら駆け下りるように下山した。結局5年前と大きくコースタイムが変わることはなかったが、雪山は積雪状況に左右されるため単純な比較はできない。なんてことはわかっていたので、これは自分への説得材料だったといえる。

南会津では今年からバスの便数がさらに少なくなり一日2便になってしまったが、沿道に苗場プリンスやかぐらみつまたスキー場などいくつものスキー場を持つこちらのバス路線は、スキー客用の急行バスが増便されており以前よりも便利になった。朝発で電車とバスを乗り継ぎながらも9時間たっぷり雪山歩きができる谷川方面の利便性はやはり大きな魅力だと思った。

 

 

 

 

 

 

 

毛渡橋7:50ー棒立山11:45/12:00ータカマタギ12:50ー日白山14:05/14:20ー東谷山15:15ー二居峠16:20/16:35ー田代スキー場バス停17:10