2018年12月15日

去年の今頃大菩薩峠から小金沢連稜を南下し、湯の沢峠から林道を下った。そこで今回は湯の沢峠を起点に大谷ヶ丸をへて甲斐大和駅に下る計画をたてたのだが、直前になって林道が通行止めであることがわかった。歩いたらとても日帰りはできない。あっさりと諦めて積雪期にテント縦走するか、新緑の頃また計画しようということになった。

なかなか代わりの山が見つからない。というのも、ほんとうは雪山始めをしたいのに悪天で尻込みしているからだ。前回の房総半島から２週間たっているのでどこでもいいから歩くことを目的に切り替えた。いつものように直前のことなので気軽で好きなコースにしようと、大室山へ。気温が低いので霧氷を期待したけれど、前日の強風で飛んでしまったようだった。

それでも歩き始めればひんやりとした空気が気持ちいい。午前中は久しぶりに富士山を眺めながらの尾根歩き。せっかくだからと本当の山頂らしくない山頂にも足を運んでみた。加入道山へ向かうと次々とハイカーとすれ違う。道志側から登ってくるようだ。道志に下るとバスが少ないので車がないととても不便。そのためまだ歩いたことがないコースだ。

とても寒かったので加入道山では避難小屋に入って昼食をとった。初めてではないが、ログハウス風のステキな小屋で、きれいに使われている。いつか小屋泊まりしながら三国山あたりまで縦走してみたいと思っている。

白石峠から登山道は谷に沿って下る。途中までは階段の整備が進んでいたが、植林帯に入る手前からは荒れていてルートがとてもわかりにくい。テープを頼りながら大岩が崩れたような登山道を下る。白石沢の大滝の看板あたりからようやく普通の登山道になり、林道終点へ。管理狩猟の人たちが大勢山に入っているようだった。

最近はアウトドアブームなのか、例年今の時期はひっそりとしているキャンプ場にはかなりのテントが張られていた。きっとクリスマスをキャンプ場で過ごす人たちもいるのかもしれない。それも楽しそうだなと思いながらビジターセンターでバスを待った。

用木沢出合7:45ー犬越路9:10ー大室山10:15/10:40ー加入道山避難小屋11:50/12:10ー林道終点ーバス停14:20