ブナの沢旅ブナの沢旅
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2022.07.06
碓氷川本流
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2022年6月30日

碓氷川というと多くは11月初旬に遡行されており、軽い沢納めの沢という認識が一般的のようだ。そんなわけで前回は11月初旬の紅葉の時期に歩き、初心者やシニアにやさしいと好印象だったが、なぜか沢のメインシーズンにはあまり歩かれていない。霧積川周辺のヒル情報が碓氷川にも及んでいることも一因かもしれない。

新緑のシーズンには遅めだけれど、今回は沢のぬめりも取れた緑豊かな碓氷川を歩いてみた。交通の便がいいので西丹沢の沢に行くのとあまり変わらない。朝しっかり朝食を取って出かけてゆったり遡行して旧軽井沢を散歩して食事をして帰宅しても8時前。今回は遡行中に釣竿の扱い方に慣れるというミッションも加わった。

旧中山道の登山道を下って沢が見えてきたところで緩い斜面から川原に下りる。水量は多少多めなのか早速あらわれる二段滝は真っ白いが難しいところがないのがこの沢の気楽なところ。堰堤を越えるとナメが続く。秋にきた時よりも沢幅が広く感じられるのは落ち葉がないからだろう。ナメ床を楚々と流れる白水が続き、なかなかの好感触。

時々アクセントのように小滝が散りばめられており、頑張らないと登れそうにない滝は容易に巻くことができる。炭焼き窯跡の川原でザックをおろし、釜をもつ小滝の前で初めての竿出しタイム。釣ろうなどとは微塵も思っておらず、まずは竿のハンドリングに慣れることが目的だ。二箇所でそんな時間をもうけて遊んでみた。

後半はしばらくゴーロが続いて少しだれる頃ふたたびナメと小滝があらわれる。二箇所の石積み堰堤は景観に馴染んでいる。最後の二俣は短い右に入る。多少の冗長感があるもののあっさりと登山道に詰めて終了。熊野神社からは別荘地の車道を下り、前回好感触だった旧軽の食堂で早めの夕食を取って帰京した。ちなみに固定観念にとらわれていたヒルには登山道でも沢でも遭遇しなかった。

 

 

 

 

 

 

熊野神社8:00ー入渓点9:45/10:15ー登山道横断点14:50/15:15ー熊野神社15:35