ブナの沢旅ブナの沢旅
▲トップページへ
2019.09.25
名栗川源流ハネバミ入
カテゴリー:備忘録

2019年9月25日

奥武蔵名栗川源流の変わった名前の沢「ハネバミ入」を歩いてきた。入間川水系の枝沢は「沢」ではなく「入」となっているが、昔から生活に利用されていて、ちょっと入っていく小沢というニュアンスを感じる。それほど期待もなく、初めての名栗川源流「探索」のつもりで「入」ってみた。

気分的に遠い奥武蔵だが、池袋から特急に乗ると自宅からは乗り換え一回1時間半ほどで飯能駅につく。そこから名郷行きのバスに乗るのだが、当日は西武線の人身事故のため1時間ほど電車が遅れ予定していたバスに乗れなかった。次のバスまで時間が空いてしまい現地に着いたのは1時間半遅れとなった。

名郷から白岩渓流園まで沢沿の道を歩く。木漏れ日と白岩入の清流がすがすがしく、丹沢とはちがうしっとりとこじんまりした森の雰囲気を感じた。キャンプ場にはいりハネバミ入出合上の広場で沢装備をつける。西丹沢のだだっ広いキャンプ場と違い、テントサイトが渓流沿に点在しているため、より自然な雰囲気が好ましい。

入渓するとすぐに登れない滝に出くわす。右壁の岩を乗り越せないかへつってみたが無理そうだ。もどって巻こうとしたら階段があり登ると滝上のテントサイトだった。そういえば、頑張って滝を登攀したら家族連れがバーベキューしていたなんていう記録があったっけ。

再び沢にはいると、しっとりとした日本庭園風で、岩はほとんど全部苔で覆われている。植林帯も近いのだが、整然と管理され明るいので気にならない。ちょっとした釜は結構深いので夏場はキャンプに来た子供達も楽しく水遊びできそうだ。

 

 

二俣で両岸が広がり、まだ使えそうな炭焼き窯があった。右俣に上がった段丘で一休みとする。尾根に抜けてからの計画ルートは朝の事故遅れで諦めたため、ガスをだしてゆっくりカップ麺をすする。

右俣に入るとようやく傾斜が出てくる。ナメともゴーロともつかない階段状の沢をどんどん登っていく。両岸は開けていて開放感がある。小滝をいくつか越えていくとはるか前方の頭上に白い筋が見える。あれが最後の(それほどあるようには見えないが)4段20m滝のようだ。近づくと2段目までは簡単に登れる。3段目は登れそうで登れない。右側のガレルンゼは脆そうだ。少し戻った窪の急斜面を登ったところ上に追い上げられる。仕方ないので隣の広い尾根にトラバース。ここからは傾斜も緩んでブナも混じる登りやすい尾根となる。滝の上も沢は続いていたが戻るのも難儀なので、そのまま尾根に詰め上げるとだだっぴろい林道のような登山道にでた。

蕨山に向かう。朽ち果てた標識板があるだけのずんぐりした樹林の山頂だ。きっと地図にある展望台に立派な標識があるのだろう。当初は大ヨケノ頭から金毘羅山をへてさわらびの湯に下る予定だったが、最短で名郷へ下る登山道へ。途中からは岩交じりの急斜面となり意外と時間がかかったが、なんとか当初予定していた夕方のバスに間に合った。

予定通りとは行かなかったが、初めての沢を歩くのは何があってもなくても興味深く面白かった。これからは奥武蔵の山にも足を運ぶ機会が増えるだろうと思いながらバスに揺られて飯能駅にもどり特急電車に飛び乗った。

 

 

名郷バス停10:00ーハネバミ入出合10:45ー二俣12:30/13:15ー登山道14:50ー名郷バス停16:30