ブナの沢旅ブナの沢旅
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2008.09.28
小淵沢
カテゴリー:備忘録

2008年9月28日

 

 

一年前に悪天候で中止となった尾瀬の小淵沢。尾瀬の沢は夏でも水が冷たいらしいので、紅葉には少し早いけれど時期的にはもう最後かもしれないと、去年のメンバーに声をかけて行ってきました。感想を一言で言うと、寒かったぁー。その日、燧岳は初冠雪だったそうです。

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sumireさんのだんな様も参加で車を出してらい、前夜のうちに大清水の駐車場に移動して仮眠。スリーシーズン用シュラフでも寒く、フリースを着込む。翌朝は6時前に出発して奥鬼怒林道を進むと50分ほどで小淵沢橋へ。ここからさらに小淵沢沿いの林道をのぼり、橋で沢を横切るところから入渓する。

出合は薄暗いが、すぐにナメ小滝がつづくようになり、快適に登れる。けれどやはり水が冷たく、ほんの少し歩いただけで足の指先がジンジンし始めた。7mスダレ滝は右岸の樹林縁から登る。唯一のゴルジュ帯は左岸の斜面が崩壊し、倒木でふさがれて無残な姿だ。ここだけではなく、所々荒れている。

再びナメ床を進むと、15m滝が大きい。一瞬ひるんだけれど、近づいてみると右岸の水鉛が階段状になっている。記録ではみな登っているので、ここはヤッケを着込んで覚悟して登ることにする。ロープさばきのコミュニケーションがうまくいかず、いつも反省するけれど進歩しない。

その後も次々と登れる大小のナメ滝が続き、楽しく快適のはずなのだけれど、何しろ寒い!休憩もそこそこにどんどん進むと、小淵沢で一番きれいな20mナメ滝が見えてきた。傾斜はゆるいので楽しく登れるところだ。上流部でも斜滝は続き、つぎに上部がハングした12m大滝が見えてきた。ここが唯一登れない最後の滝のようだ。

ずっと休まずにきたので、滝を見ながら休憩する。でも寒い。左岸の明瞭な踏みあとをたどって巻くと、沢は源頭の様相となる。1800mで水は枯れ、最後の二俣を左に進む。小尾根に乗って進むとすぐに藪となり、コンパスで方向を確認しながら藪をこいでいくと10分ほどで登山道にでた。

目の前には黄金色に染まった小淵沢田代が広がっており、とても感動的だった。先週の葛根田川に続き、今回も沢をつめて高層湿原へというルート。こういう沢をもっと見つけてみたいな。ほかに登山者はいなかったが、尾瀬の湿原を自然に戻すための調査と、種まきの作業をしている方々と話を交わすことができた。

きれいな自然で遊ばせてもらえることにあらためて感謝。寒いので樹林帯に入ってから沢装備をとき、お茶を沸かしてゆっくりする。時おり陽もさしてきてほっ。さあ、後半は尾瀬のハイキングを楽しもうと、大江湿原へ向かう。

樹林帯を緩やかに下っていくと、大きな湿原が現れ、たくさんのハイカーとすれ違う。秋の気配漂う尾瀬沼を眺めながら長蔵小屋へ。付近にはたくさんの山荘があって賑わっていた。大清水までの道は木道が整備されて歩きやすく、2時間ほどの下りで駐車場に戻った。

とにかく寒くて(これで寒いは何回目?)沢の印象が薄れてしまったのが残念だが、夏の晴れた日に水と戯れたならばとても楽しい沢だろう。これからも、片品川や笠科川の沢を登りながら尾瀬の自然を楽しみたいと思った。

大清水駐車場5:50-小淵沢林道横断点(入渓)7:20/40-小淵沢田代10:40/11:30―大江湿原12:00 -長蔵小屋12:30/45ー大清水駐車場14:50