2015年10月22日
振り返れば、飯豊初体験は強烈だった。厳冬期あけの2009年3月初旬、長坂尾根から剣ヶ峰をへて三国岳に登った。正確にいえば、剣ヶ峰に取り付いたものの雪の不安定な岩場が通過できず、タカツコ沢を詰めて避難小屋の前に飛び出した。あの時は、連れて行ってくれたさすがのsamさんもかなり緊張したらしいが、雪山の恐さをまだよくわかっていなかった私は、こんなものかと身をまかせ、のびやかなタカツコ沢の沢筋を見下ろしては美しいと思ったり呑気だった。
2015年10月22日
振り返れば、飯豊初体験は強烈だった。厳冬期あけの2009年3月初旬、長坂尾根から剣ヶ峰をへて三国岳に登った。正確にいえば、剣ヶ峰に取り付いたものの雪の不安定な岩場が通過できず、タカツコ沢を詰めて避難小屋の前に飛び出した。あの時は、連れて行ってくれたさすがのsamさんもかなり緊張したらしいが、雪山の恐さをまだよくわかっていなかった私は、こんなものかと身をまかせ、のびやかなタカツコ沢の沢筋を見下ろしては美しいと思ったり呑気だった。
2015年8月6-7日
残雪期が終わり山が初夏の装いを見せ始めると、各地の山で「山開き」なる年中行事が行われる。飯豊連峰と吾妻連峰のちょうど中間に位置する日中飯森山もそうだ。けれど他の山と違って、ここでは「山開き」ではなく「沢開き」が行なわれている。
2010年5月1-3日
ブナの沢旅を立ち上げてからは、毎年GWの前半に南会津のブナロードを歩いていたのだが、今年は趣向を変えたばかりでなく私にとってはかなりの飛躍となる、飯豊連峰の縦走にチャレンジした。この山域に初めて足を踏み入れたのはまだ去年の3月、美しくも恐ろしい剣ガ峰を越えてたどり着いた三国岳だった。そこで見た神々しいまでに真っ白な峰々に魅了され、私の飯豊信仰が始まったのだった。
2009年3月8-9日
これまで登った会越の山々からはいつも、飯豊連峰がはるかかなたに白く聳え立っていた。カッコいいなあと眺めるだけの山だった飯豊。その飯豊に、ほんの入り口とはいえ訪れる機会をえた。しかも積雪期に。通常なら考えられないことだが、寡雪に乗じ、天候に恵まれ、パートナーに助けられて実現したのだった。