2025年5月29日
昼に角館から盛岡に戻り、レンタカーで姫神山へ。盛岡北東部、北上山地の独立峰で鞍掛山に向かう途中や山頂からも三角錐の美しい姿がよく見渡せた。盛岡駅から車で1時間以内、半日で登れる山ということで選んだのだが、200名山らしい。石川啄木のふるさと、渋民村から近い。
昨日同様麓の登山口には整備されたキャンプ場があり、すでに何組ものソロキャンパーがめいめいくつろいでいた。ちょっと足をのばせば手軽に牧歌的な雰囲気の山麓でゆったりキャンプができるなんてうらやましい。
午後からの出発だが明るいうちに戻ればいいので気持ちはリラックス。最初はよく整備された植林帯を進むと一本杉が聳える広場となる。たしかに命名したくなる大木だ。
紅葉樹林帯を登っていくと大岩が点在するようになり、最後は露岩帯をよじ登って山頂へ。1000mそこそこの低山ながら、開放感あふれたアルペンチックな山頂だ。午後のせいもあり空は霞んでいたが岩手山を遠望する。早池峰と岩手山という雄に挟まれたお姫様というところだろうか。
山頂と直下には薬師神社の古い石のお社が置かれていた。そういえば山頂の雰囲気は以前又一沢から登った薬師岳に似ていると思った。往路を下ってちょうど3時間。物足りないなんてこともない。
帰路は渋民村の啄木記念館や関連施設が並ぶ道を通ったが、みなとても立派で、思わず花巻の賢治も啄木もexploitされてるね、なんて意地悪な軽口がでてしまった。
登山口13:00ー山頂14:30/14:50ー登山口16:05