2025年3月26日
ミツマタのお花見目当ての山歩き。黄砂で山々は霞んでいたけれど、お花見なので気にならなかった。予想以上の群生で「すごい、きれい〜」を連発。最初のざれた急斜面が、なぜか人気のミツバ岳のようなフィーバーになる現象を抑えられるのか、道ができてしまうか。ちなみに、ミツバ岳は10年以上前にいってがっかりした記憶があるのだが。。
新松田駅のバス停について驚いた。長蛇の列ができていてなにごとかと思ったが、どうもみなさんミツバ岳へ行くらしかった。急遽臨時バスが手配され、おかげで後発組はゆったりとバスに乗ることができた。
さすがに大ノ山はまだ知名度が低いのか、私たちが歩いた時間には他に誰もいなくて静かなお花見を楽しむことができた。これまでも何箇所か丹沢のミツマタ群生地を見てきたがほとんどが植林帯の中だった。大ノ山は山頂標識もない小さなポコ山ながらミツマタが群生するところはすべて自然林でとても雰囲気がいい。
帰りのバスで地元のお婆さんが話しているのをもれ聞くと、かつて大蔵省造幣局の主導?で紙幣用にミツマタが栽培されたのだという。なるほど〜と、調べると今はネパールからミツマタを輸入しているとのこと。また一つ知らないことを知ることができたことも収穫の、とても楽しいミツマタハイキングだった。
急登を凌ぐとミツマタがあらわれた
山頂手前の平坦地付近は大規模な群生が広がっていた
山頂だけが植林帯
玄倉バス停10:00ー大ノ山山頂手前11:45/12:40ーバス停14:00