ブナの沢旅ブナの沢旅
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2019.08.09
葛葉川本谷
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2019年8月9日

リハビリ第二弾として、少し滝を登る沢にしようと葛葉川本谷へ。一人でも何度か行っているかって知ったる沢なので気が楽だ。場合によっては林道横断点で終了することもできる。

葛葉へはいつも横着をして渋沢からタクシーで行ってしまう。ここは平日でも必ず誰かに会うのだが、この暑い夏の盛りなのにひっそりとしていた。水量は少し多めのようだ。ナメをヒタヒタ歩くのとは違う楽しさを感じながら次々と小滝を越えていく。難しいところはないので水に浸かりながら遊べる。

こんなにたくさん小滝があったかなと思う。以前は生意気に葛葉は卒業なんて思ってたりしたが、最近はこれくらいが安心して楽しめてちょうどいいと思っている。板立ノ滝は今までフリーで登っていたけれど、上部では残置に長いシュリンゲをかけて確保して乗り越した。林道下の曲り滝は水量多くひさびさのシャワーが面白かった。

調子よく進んで富士形ノ滝の前で少し長めの休憩。ここは水流脇の岩溝をクライミングしてトイ状滝もなんとかフリクションで登る。大丈夫、やれるじゃないの。。けれど短い沢なのに最後は疲れが出て足取りが重くなる。遡行終了点まで無事に来ることができてひとまず安心。

靴を履き替え踏み跡から小尾根に乗るところが年々悪くなっている。今年は直接小尾根に乗ることができずいったん右手の涸沢にでてから小尾根に上がる踏み跡ができていた。ヒーコラ言いながら急登をこなし、植林帯に入ってひと登りで登山道にでた。

登りはそれほど腰にひびかないけれど下りが心配だ。登山道脇の平坦地にマットをしいてしばらく背中を伸ばす。登山道をゆっくり下ると下の方では新しい林道が作られていて登山道は何度か新しい林道を横断する。後半の車道歩きが足にこたえる。最後は川遊びを楽しむ家族連れを見下ろしながら吊り橋をわたり、大倉バス停に着いた。

この時はそれほど感じなかったのだが、調子に乗ってコルセットを外して遡行したことがたたったのか、葛葉のあと回復が足踏み状態になってしまった。後日整形外科にいって様子を話したところ、先生にはとんでもないとあきれられ、バカものと一喝されてしまった。そんなわけで、せっかく週一リハビリのつもりが、そのあとはしばらく間があいてしまった。焦りは禁物、気長に養生しなければ、とわかっているのだが。。。