2024年11月4日
今年は猛暑で紅葉がおそかった。連休明けからは天気もすぐれないようだし、いきなり冬になりそうな気配さえする。一度くらいは紅葉の山歩きをしたいと思い、ちょうどタイミングが良さそうな玉原高原へ。上毛高原駅に下りると大勢のハイカーがダッシュしてバス乗り場に向かい谷川岳ロープーウェイ駅行きは長蛇の列。やっぱりね。実は当初西黒尾根を提案したところ、体力に不安だと即座に却下されての玉原高原だった。
レンタカーでセンターハウスに到着すると駐車場はほぼ満車。といっても20台もないくらい。まずは尼ヶ禿山へ向かう。積雪期に訪れることの方が多い山だ。早くも玉原湖畔で休憩し、3年前、迦葉山から下って対岸の湖畔道の重い雪を難儀してラッセルしたことを思い出す。
山道に入ると期待通りにブナの紅葉が美しい。ほんのひと登りで稜線にでると迦葉山や大倉山など全山紅葉の山々が広がる。山頂もすぐ鼻の先ながら、なんだか山頂標識の周りに人だかり。狭い山頂なので混み合っている。数組のハイカーはワンコ連れ。途中にも大きな犬連れの人がいた。この山はペット同伴の山のようう。
ブナ林から尾根に上がる
尼ヶ禿山山頂からの展望
居心地が悪いので一休みしてすぐに山頂を離れ、長沢方面の登山道に進む。こちらに行く人は少ないようだ。一旦沢に下って登り返すとトンネル入り口の林道にでる。ここも何年か前の冬に逆コースで尼ヶ禿に登ろうとしてたどり着いた場所だ。積雪期の登山道は雪の片斜面で通過できず、一旦谷に下って対岸の尾根に登り返したところだ。あれこれ思い出多い山だなと思う。
林道から山道に入って長坂をへてブナ平に向かうといい雰囲気のブナ林となる。いつ来てもステキなところです。よーく覚えている枝分かれしたブナのところで今回もヨジ登ってみようと思ったけれど足場が不安でやめた。10年前はどうやって登ったのかなあなんて言いながら、今回は登らず寄りかかって記念写真。
10年前に乗り上げたブナだけど、今回はできなかった(泣。。)
ランチタイムの休憩をしてから鹿俣山へ向かう。緩やかなブナの尾根を登るのだがsugiさんが遅れ出し、下を向いて難儀そうに歩いている。辛そうに見える人を無理に歩かせているような気持ちになり、キリのいいところで引き返すことにした。
ゲレンデトップに出て、今回はここまでとする。気持ちのいい小山でピクニック気分のランチタイム。食後はケーキやフルーツとコーヒーでのんびりする。こんな時間の過ごし方もいいものです。sugiさんはここで待ってるから山頂に行ってきたら、なんて言ってくれたけど、こだわるほどじゃないからいかなくていいよ。
小一時間ほどゆっくりしてブナ平にもどり、すてきなブナの小道からセンターハウスにもどった。