ブナの沢旅ブナの沢旅
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2021.05.20
尼ヶ禿山〜ブナ平〜鹿俣山
カテゴリー:ハイキング

2021年5月14日

萌え始めたばかりの新緑シャワーの山歩きは旬の季節が短い。以前にブナの若葉のまばゆさが印象的だった玉原高原を久しぶりに訪れてみた。

玉原高原は現役バリバリの岳人には眠くなるような山、というより自然公園かもしれない。でもスキーシーズンが終わり、夏のラベンダー観光にはまだ早い今の時期は、訪れる人も少なくとても静かでゆったりとしたブナの森の散策を楽しむことができる。

センターハウスの駐車場から歩き始め、湿原に立ち寄ってからまずは尼ヶ禿山へ向かう。湿原は冬枯れから目覚めたばかりで花の季節にはまだ早い。(だから訪れる人もまれのよう)尼ヶ禿山までは標高差が300mほどに過ぎないが、そんなわずかな標高差でも新緑のグラデーションがはっきりと認められる。尾根から見下ろす迦葉山への尾根と谷筋のブナの淡い緑のもこもこが美しい。山頂はどうということはないが、積雪期は武尊山方面のすばらしい展望台となる。

 

  

尼ヶ禿山を軽く登ったあとはブナ平へ向かう。ただただブナだけの緩やかに広がる尾根道を進む。あちこちにタムシバの白い花がアクセントを添えている。ブナ平は本当にこれだけ真っ平らなブナ林って他にあるだろうかと思うほどの広がりだ。これまで守られてきたことが奇跡のようだ。かつては玉原を大開発して一大リゾートランドを作り上げる計画もあったらしい。

 

 

ブナ平の真ん中で腰を下ろし、ブナの木登りしたりおやつを食べたりしてしばらくのんびり過ごす。そして次は鹿俣山へ。不思議なことにブナ平を少し進むと突然林相が変わり低潅木と笹原になる。そしてさらに進むとふたたび元のブナ林に戻る。時々ゲレンデを横切りながら尾根に乗ると平らな広尾根となり、去年の2月にテントを張ったところを通過する。今は一面の笹原だ。最後はちょっと急斜面を登って山頂へ。無雪期の山頂は9年ぶりか。冬はいつも雪に埋もれて見えない山頂標識は背丈以上の高さだ。獅子ヶ鼻方面は藪でとても進めるようではない。積雪期は藪が隠れて美しい雪尾根になるんだなとあらためて実感する。

 

 

 

来た道を戻るだけだが、途中のブナの大木にいちいち寄り道したりしてぶらりぶらり。何年か前に夜後沢を遡行して笹薮のブナ林をかき分けこの登山道に抜けたことを思い出す。なんだかんだとゆるふわ玉原は、沢でも雪山でも新緑でも私のお気に入りの山なんだなあ。ブナ平に戻り、銅金沢ルートを下ってセンターハウスにもどった。

 

 

センターハウス9:10ー尼ヶ禿山ーブナ平ー鹿俣山ーセンターハウス15:10(途中は休んでばかりなので省略)