ブナの沢旅ブナの沢旅
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2019.02.23
窓明山〜三岩岳〜会津駒ヶ岳
カテゴリー:備忘録

2019年2月23日〜25日

昨年のちょうど今頃窓明山を計画したものの、二日目が悪天のため家向山から引き返した。窓明山は途中のブナ林と山頂の展望がいいので毎年のように訪れているお気に入りの山だ。今回は時間の余裕があり天候もよさそうなので、窓明山からさらに足を延ばして会津駒ケ岳まで縦走してみることにした。

当初は前夜発で山中一泊のつもりだったが、麓でテント張るのも山で張るのもあまり違いはないということで、ゆるやかな二泊三日の山旅となった。今年初めての南会津だが、麓はまるで4月頃の様子で雪が少ない。昨年は窓明山登山口から雪壁をスコップで崩して乗り上げたが、今年は路肩の雪壁の高さが1mほどしかない。取り付きの急斜面も所々地肌がでていた。

尾根に乗ってしばらく進むとブナ林が広がる。シューを履いているが雪は締まっていてまるで残雪期のようだ。巽沢山では三角点標識がでていた。雪が舞い始め風もでてきたので1310m付近のブナ台地にテントを張る。軽いウォーミングアップで初日を終えるが、夜中に空を見上げると星がたくさん見えて月が煌々と輝いていた。

予想通り二日目は朝から快晴となる。トレースのないまっさらな尾根を快適に進む。家向山の標識はさすがに雪に埋まっていて安心する。窓明山から三岩岳の真っ白な美しい山並みはいつ見ても心躍る思いがする。広々としたブナ林からダケカンバに変わり、最後は無木立の雪面を踏みしめながら懐かしい山頂へ。日曜日なのでスキーヤーがいるかと思ったけれど、一番乗りなのか誰もいない。広い山頂で360度の展望に浸る。奥利根、越後の山々はさすがに雪がたっぷりついていて貫禄十分だ。いつものように丸山岳につながる尾根筋を追う。天候さえ安定していれば2月でもいけるのだろう。一度でいいから厳冬期に歩いてみたいと思ったり。

三岩岳の雪をかぶったシラビソ林の斜面を見ながらゆるやかに尾根を下る。最初はとても快適なのだが、次第に尾根が狭くなってデコボコの雪庇となる。以前この辺りで隠れたクラックにすとんと落っこちたことがあったので、樹林際を進む。途中からスキー板のトレースがあらわれた。無雪期には池塘のある鞍部まで進んで一息つく。

三岩岳への登りは近いようで遠く感じられた。山頂に着くと景色が変わる。会津駒ケ岳方面のゆったり大きな山並みとなり、いかにも稜線漫歩が楽しめそうな景色となる。残雪期に何度か縦走したこともあるが、今回は暦の上ではまだ厳冬期だ。今の時期はスキーヤー天国のようで、何組かのスキーヤーが下大戸沢の幾つかの枝沢?からすべり降りる準備をしていた。ドローンをセットしている若者も。

そんなわけで、メインストリートの縦走路はスキートレースで賑やかだったが、さすがに縦走組は私たちだけのようだった。大戸沢岳手前の鞍部でザックを降ろしテントを張った。気温はそれほど低くなかったので2000m近い稜線のテント泊もそれほど寒さは感じなかった。それほど行動時間も長くないし、ゆるやかな尾根歩きだったのに、疲れが胃に出てしまい、夜はあまり食べることができなかった。これくらいで疲れるなんてと、情けなく思う。

 

 

 

翌日も朝から好天だ。大戸沢岳はパーツが大きいせいか景色が大味となりちょっとつまらない。会津駒もずんぐりとしている。燧ヶ岳がみえてきて、こちらは山容が美しい。駒の山頂は昨日たくさんの人が登ってきた様子がうかがえるが、宴の後よろしくひっそりと静まり返っていた。山頂標識がどれくらい埋まっているか興味があった。最初見当たらなかったが、一部だけ掘り出したような形で埋まっていた。今から出ているようでは先が思いやられる。3月にまた降雪があるのだろうか。なんだかこのままでは5月の10連休ころはどうなってしまうのだろうと心配になる。

空が曇り始めてきた。トレース賑やかな尾根を淡々と下る。1600mまで下るとシラビソからブナ林となる。どんどん下り冬道ルート分岐へ。以前5月の連休の時は雪がズタズタで尾根を外れて谷筋に下る急斜面がいやらしくて疲れた記憶がある。さすがに今回はまだ雪がたっぷりなので、途中からはシリセードできゃーきゃー言いながら滑りおりた。三日間山に入っているとさすがに温泉が恋しくなる。登山口に近い駒の湯へいくとちょうど開店したところ。一番乗りで湯に浸かりバスに乗った。

 

登山口13:10ー1310m幕営15:45//6:40ー窓明山10:00ー三岩岳13:25ー大戸沢岳鞍部15:00//6:30ー会津駒ケ岳8:30ー登山口11:35