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2017.11.29
北小金沢連嶺
カテゴリー:備忘録

2017年11月29日

 

本来ならこの日から3日後の白内障手術のための点眼準備でおとなしくしていなければならないのだが、天気もいいし、エィッ、行ってしまえと、少し足を伸ばした。日帰りでいわゆる小金沢連嶺の北半分を歩いてみた。ちょうど中間地点の湯の沢峠から下山することができる。いざとなればタクシーを呼ぶこともできるらしい。

日の短い時期なので、最近の遅めの足取りと標準コースタイムを比べ無理のないコースにした。塩山駅からタクシーで一挙に上日川峠までいき、ここからとりあえずの出発点である大菩薩峠へ。地図を眺めていると、途中で越える小金沢山や牛奥ノ雁ケ腹摺山は秀麗富岳12景と記されている。なるほど、始終富士山を眺めながら歩くなかなか素敵なコースではないかと思う。

紅葉の最盛期を過ぎた平日なのでさすがの大菩薩峠も静かだった。ここから大菩薩嶺とは反対の石丸峠に向かう。笹原の気持ちのよい尾根歩きなのだが、南面で凍った土がとけるのも早いのか、足元がぐちゃぐちゃして歩きにくい。とはいえ、ところどこ富士山の雄大な景観が広がりなかなかご機嫌なコースだ。

狼平は笹原がひろがりおもわずのんびりしたくなる所だった。あまり高低差のない尾根歩きなのだが、ここから小金沢山まではちょっとしたアルバイトとなる。新しい標識が立っている。標識の端にQRコードが貼り付けてあり、ここにスマホをかざすと小金沢山からみる富士山の写真がでてくる。天気が悪くて富士山にお目にかかれなかったら、QRコードから見えるはずの富士山の写真をゲットしてくれという趣旨のようで、これには大いに笑ってしまった。

こんな調子で小さなアップダウンを繰り返しながらいくつか名前の付いた山を越えていく。牛奥ノ雁ケ腹摺山は秀麗富岳12景というけれど、それほど景観がいいとは思わなかった。途中にもっと見晴らしのいい所があるけれど、山を特定した方が肩書きを付けやすいからだろうか。ここの山頂はちょっと殺伐としていた。

コースのなかで一番展望が開けて景観が良かったのは、最後の白谷丸だろうか。東の山並みは雲海に覆われ、眼前には富士の長い裾が広がっている。気持ちがいいので、最後の長い休憩を兼ねて長居をしてしまう。ここからは一旦下山するかのようにどんどん下って湯の沢峠へ。避難小屋を覗いてみると、読んで知っていたとおり蛍光灯が付いていた。水場も近く小屋はきれいに使用されている印象をうけた。

時間は予定どおりなので登山道を下ることにした。往復タクシーではあまりに楽をし過ぎだ。登山道はずっと沢沿いについているので夏でも涼しそうだったが、林道にでてからがやはり長く感じられた。それでも天目山温泉のバス停に着いた時には久しぶりにたくさん歩けて気分が良かった。