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2017.04.14
タカマタギ〜日白山〜二居
カテゴリー:備忘録

2017年4月14日

3月末に捻挫した後、3日間は自宅から一歩も出ずに安静したところ腫れも引いて徐々に日常生活は正常化。そうなると山に行きたくなり、2週間後にリハビリと称して丹沢で半日ほどあるいてみた。ちょうどミツマタの時期なので、これまでも何回か足を運んでいるミツマタ群生地へ。ミツマタというとミツバ岳詣でが一般的だが、いつも不思議に思う。こっちのほうがよほど見応えがあるのにと。

沢沿いのゴーロでは力んで捻挫の跡がひびいたが、それ以外はほぼ普通に歩くことができた。ならば雪山は大丈夫だろうということで、待ちきれずに谷川方面へ軽く雪山ハイキングに出かけた。もう4月半ばなのでかなり雪解けが進んでいると思ったが、さすがの豪雪山地。山中はまだまだ冬山の美しさが残っていた。

タカマタギから日白山は今回が3回目。アクセスもよくて展望もナイス。途中にはブナのすてきなところもある、かなりお気に入りのコースだ。リハビリにしては少し長いので、足の具合を見ながら現地判断することにした。

時間を節約するために越後湯沢からタクシーで毛渡橋へ。平標林道分岐までは除雪がされていた。少し雪が緩んでいるので初めからワカンをつける。しばらく林道をあるいて尾根にとりつく。少し登ると対岸の山並みが一望できるようになるが、春霞で真冬ほどクリアではない。荒沢山から足拍子岳につづく痩せ尾根は黒々としているが、国境稜線はさすがにまだ真っ白な壁をつらねている。

途中で藪がでていたが、藪の中でも踏み跡がしっかりしていた。かかとが擦れて痛くなったり、ワカンの紐が切れたりして時間をつぶしつつも、まずまずのペース。棒立山直下の急斜面では久しぶりにピッケルをしっかりと使った。2年前に来た時は雪が深くてかえって登りやすかったが、今回は雪が固まっていて高度感がある。

棒立山は360度の展望で気持ちがいい。タカマタギ方面に少し下ったところで腰を下ろして休憩する。雪庇の割れ目も所々あるが、まだまだクリーミーィな状態だ。高度をあげるにつれて軽い新雪に覆われるようになり、まっさらな雪面となる。少し時期をはずした平日なので他に誰もいない。

タカマタギからはとても穏やかで広い尾根がつづく。ここまでくればもう引き返す必要もなく歩き通すことができるだろうと思えた。平標から仙の倉、その奥の谷川縦走路の山並みが続く大パノラマを楽しみながら日白山へ。山頂はさすがにトレースでデコボコしていたが、時間が遅かったので人が去った後だった。何度きても日白山の展望はすばらしいと思う。

 

 

バスの時間から逆算すると時間はたっぷりある。今回ははじめて地王堂川へ降るルートをとることにした。やせた急斜面をくだるとふたたび尾根がゆったりと広がる。これで見納めだと思うとすぐに樹林帯に下ってしまうのが惜しくなり、シートを広げてしばらく寝転んだりしてまったりする。この冬は南会津を集中的に回ったのだけれど、いつも予定をオーバーして最後は時間に追われていた。これからは、こんな風にゆったりとくつろげる山行にしなければと、しみじみおもう。

二居の頭手前の鞍部から斜面を下るが、最初はえらく急斜面で気が抜けない。ここも雪が締まっていない方が下やすいのだろう。傾斜がゆるむと単調な伐採林地となる。地王堂川におりてからは長い林道歩きとなる。面倒くさがらずにワカンを履けばよかったのだが、結構ズボズボ沈んだりして疲れたころ除雪終了点へ。

余裕があると思っていたバスの時間が気になり始め、少し早足でバス停へむかうとすぐにバスが来た。やはり最後は時間に追われてしまったが、リハビリ山行とはいえ、目一杯雪山歩きを楽しむことができた。

 

毛渡橋7:50ー棒立山11:40/12:00ータカマタギ12:55ー日白山14:30/15:15ー二居バス停17:15