ブナの沢旅ブナの沢旅
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2016.08.21
葛葉川本谷
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2016年8月21日

 

沢にも行かずに精を出して取り掛かっていた作業が一段落した。何も予定がない単独だと、行くのをやめる理由は山ほど挙げられる。それではいけないと思い、怠惰になった気持ちを叱咤激励し、朝ゆっくり家を出るという懐柔策でもって、一番手がるで、おなじみの葛葉へ行ってきた。それでも家でぐずぐずしているよりは100倍ましで、いろいろな意味(後述)で気持ちを新たにすることができた。

遅い出発だったので誰にも会わないと思っていたところ、板立の滝前で先行パーティ。ところが様子がおかしい。声をかけると、3人のうちの中年男性が捻挫して歩行が難しいらしいのだ。あまり沢に慣れている様子でなかったので、どうしたものかあれこれ話をすると、なんとか歩けるので救助要請はしたくない様子。

そこでまずは、目の前の滝の巻き道を教えて先導。林道が横断する地点も近いのでショートカットできそうな斜面を探すが、どこも傾斜が急なので沢を登った方が良さそうだった。林道横断点まで往復してもう少しであることを伝える。そこまで救急隊に車で入ってもらったらどうかと持ちかけると、やはり頼みたくない様子。これ以上はなんだかお節介のような気がしてきたので、目処がついたところで先に進む。

その後特に遭難情報は出なかったので、多分時間をかけて自力下山したのだろう。簡単な沢だとはいえ、油断は禁物。特に単独の場合はなおさらで、今回自分もずい分と軽い気持ちでやってきたことを戒めながら遡行を終えた。

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kuzuha5 kuzuha6

入溪点10:20ー板立の滝(怪我人Pに遭遇してしばらく行動を共にする)ー遡行終了点13:00/13:20ー登山道ー大倉14:45