ブナの沢旅ブナの沢旅
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2009.07.07
南秋川小坂志川本流
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2009年7月7日

 

梅雨の晴れ間をねらって小坂志川本流へ沢歩きに出かけてきました。本格的な沢シーズンから外れた春か晩秋に行こうとリストに入れていた沢でした。天気予報では曇りだったのでトレーニングを兼ねて蛭ケ岳まで歩こうと思っていたのですが、前日の夜空を見上げると七夕の7日は晴れそうな予感。やっぱり沢に行きたいっ!と急遽予定を変更して一人のんびり沢ハイク第二弾となったのでした。

小坂志川本流は、簡単に登れる小滝やゴルジュ、瀞と、穏やかな小川風情の流れが交互にあらわれる、苔むした箱庭風の好ましい渓相の沢でした。明るい緑のトンネルをくぐるように歩いていくと川面は陽の光に照らされてキラキラ輝いています。

と思うと、突然両岸が切り立ったゴルジュとなったり、廊下があらわれたりと予想以上に変化があります。でも、どれもみなミニチュア版で威圧感はまったくありません。二俣までのおよそ2時間、楽しくてあっという間でした。

二俣からは少し荒れたところも出てきて冗長になるので、途中から植林作業の仕事道にぬける方がすっきりとした遡行になるのですが、連行峰まで詰め上げることにこだわりました。

山歩きを始めたばかりのころ、少しドキドキしながら陣馬山から連行峰~生藤山と繋いだことがあったのです。もちろん当時は沢から再訪するなんて想像すらできませんでした。それほど昔ではないけれど、とても懐かしい場所でした。

とても暑い一日だったので、沢に変更してよかったー。尾根を歩いていたら途中でギブアップ間違いなし。小坂志川には本流以外にも短いけれど面白そうな支沢が何本かあるので、うまく繋いで連続遡行できたらきっと楽しいでしょう。

 

 

 

 

 

笹平バス停8:20-林道終点の橋9:10/30-二俣11:25/40-連行山12:50/13:15-柏木野バス停14:45