ブナの沢旅ブナの沢旅
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2020.09.28
五葉山 桧山川@北上山地
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2020年9月28日

今回は日程の都合で行きたい沢の沢泊りが難しかったため、日帰り沢2本でのんびり沢歩きを楽しむことにした。朝発のため初日は遡行が昼近くからでも可能な沢をさがした。東北の沢ではいつも参考にさせてもらっている盛岡のOさんの「沢の扉」からナメがきれいな五葉山の桧山川を選んだ。最近地元ではよく歩かれている沢のようだ。

日程の都合がつかないからと日帰り沢に切り替えて岩手まで足を運ぶというのもちぐはぐ感があるかもしれない。もともと秋田と岩手の県境を検討していたことや、JRの「大人の休日倶楽部」特別割引期間であったこと、さらにいえばGo To Travelキャンペーンを使ってみようなど、動機はたくさんあった。こんな風に「みちのくの沢歩き」を楽しむのもいいものだと思えるこのごろである。

新花巻からは最近開通したという無料の高速道路を使い国道283号線から林道を南下して車止めの広場に駐車。入渓点へは少し林道を戻って適当なところで枝沢に下った。一箇所予想外の滝があって高巻きにちょっと手こずった。桧山川に降りるとさっそく幅広のナメが広がっており予想以上に大きな沢だった。そういえば桧山沢ではなく桧山川だというのもうなずけた。

直前の大雨で水量は少し多めに感じたが、遡行に困難なことはなくかえって美しさを増していると思えた。いくつかのパターンのナメ帯があって、その間はゴーロやミニゴルジュという構成だ。両岸が開けているので簡単に巻くこともできる。ひたすら気持ちのいい快適な沢歩きがつづく。

後半に一箇所越えられないゴルジュの滝がある。少し戻って左岸を高巻いて少しトラバースするとピンクテープがあり、立木には懸垂用の残置テープが三つもあった。予備情報のおかげで容易に懸垂してゴルジュ出口の安定した岩盤におりたった。ふたたび平穏な渓相となるが、後半は多少滝もでてきて取り付きへのヘツリや滝登りで変化を楽しむことができた。

きれいな渓なのでのんびり歩いたせいか時間が気になり始めた。700mを超えたところから時間によって詰める枝沢を選ぶつもりでいたので迷わず最初の枝沢に入る。途中からは沢を離れてゆるやかな樹林の斜面を登るとすぐに林道にあがることができた。

とても歩きやすい道をどんどん進むと「あすなろ山荘」のたつ広場が見えてきた。とてもきれいに管理されていたが水道があっても「絶対に」飲んではいけないらしい。ブナの大木もちらもらあってとても雰囲気のいいところだ。さらに30分ほど歩いて駐車地点へもどった。翌日の目的地は早池峰方面なので遠野まで戻り、道の駅で泊まることにして山を下りた。

 

 

 

 

 

駐車広場11:10ー入渓点11:30ー730m枝沢15:50ー登山道16:10ー駐車広場17:15