ブナの沢旅ブナの沢旅
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2017.01.08
白毛門
カテゴリー:備忘録

2017年1月7日

 

しばらく悪天が続いていた谷川方面の山がようやく晴れ予報となり、7日からはJR切符の割引除外期間が解除となった。来週からは再び悪天予報が続く。そうとなればこの日を逃す手はないと、前日に急遽山行仕度。谷川岳はきっと混雑するだろうからと、白毛門へ。一昨年の雪山シーズンには二回出かけたが、いずれも山頂まで行けずじまいだった。

上毛高原駅から乗る谷川ロープーウェイ駅行きのバスはさすがに超満員だったが、土合橋停留所で降りた人は他にいなかった。予想どおりすでにトレースは付いており、しばらくはツボ足で進む。標識類はほぼ完全に出ていて雪の少なさがうかがえる。おかげで、いつもはこわごわ渡る東黒沢の橋も難なく通過する。

それほど雪が深くないので夏道の道型に沿ってトレースが付いていた。尾根に乗ってからは一直線の急登だが、踏み固められた雪道は夏道よりははるかに歩きやすく、順調に進む。1300mほどの所でようやくシューに履き替える。

松ノ木沢の頭手前で早くも下山してくる若者パーティとすれ違う。トレースのお礼を言うと、朝日岳まで行くという単独者が先行してトレースをつけてくれていたとのこと。ラッセルしたい人、できない人、したくない人、それぞれのニーズがあってうまくバランスが取れるものだなどと、中高年組はありがたく思う。

一昨年は二度トライして山頂まで行けなかった。一度は松ノ木沢の頭まで、もう一度は1680m付近の岩コブで時間切れとなった。上毛高原駅への最終バスが4時なので、逆算すると1時半が登りのタイムリミットだ。一ノ倉の岸壁を眺めながらのティータイムは下りで取ることにして先へ進む。

山頂下の急斜面もシューのままそれほど苦労なく通過。上部の岩場では一部鎖も出ていた。山頂へ着いた時は先行者は下っていたので誰もいなかった。笠ヶ岳と朝日岳方向が厳冬期らしい真っ白な山容で迫っている。富士山もはっきり見えるほどの快晴で、360度の山座同定を楽しむ。奥利根の山々はさすがに白さが際立っているが、武尊山でさえもそれほど白く見えず、赤城山は黒い。

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新年早々とても気持ちの良い雪山山行ができたことを喜ぶ。白毛門は一人で何度も登ったり下山路に使ったりと縁が深い。数えてみたら、今回の1月登山で、雪山としては12月から4月まで毎月登っていることになる。無雪期には沢の下山路として7~10月に通過しているので、四季を通してこんなになじみの深い山は他にないことに改めて気付かされた。

奥利根の山並みを眺めながら2年前の巻機山までの縦走を思い出し、体が動くうちに次回は雨ヶ立から大烏帽子経由で歩いてみたいと思う。ようやく2017年の雪山シーズンが本格的に始まった。思いは広がる。仲間も戻ってきた。山頂を見渡す最後の展望地で腰を下ろしくつろぐ。

あとは一気に下る。雪原になった広い駐車場ではロープワークのトレーニングに勤しむ女性パーティやテント体験らしい青少年パーティがそれぞれ楽しんでいた。心地よい気だるさに包まれてバスに揺られ帰路についた。

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白毛門登山口8:55ー松ノ木沢の頭12:00ー山頂13:05ー登山口15:35