ブナの沢旅ブナの沢旅
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2015.05.22
丹沢主稜
カテゴリー:山歩き

2015年5月22日

 

越後の山トモから、只見の沢でまったりお泊まり釣り山行のお誘いがあった。久しぶりに参加するつもりだったが、仕事の都合で泊まり山行ができなくなってしまった。そこであいた一日で丹沢の日帰り縦走をすることにした。

昨年は6月半ばに歩いたところ、暑さで苦しい思いをした。だから今年は5月に歩こうと思っていたところだった。谷峨駅から乗ったバスは平日にも関わらず超満員。かろうじて乗ることができたが、バス停に止まるごとに時間がかかり、西丹沢自然教室にはいつもより20分遅れて到着した。

もともと縦走するには出発時間が遅いのに、さらに20分遅れは大きい。ちょっと無理かなと思ったので、檜洞丸まで行ってからどうするか決めることにして歩きだした。午前中は高曇りで気温もそれほど高くない。おかげで足取りも軽く山頂へついた。シロヤシオは終わりかけていてミツバツツジはこれからという感じだったので、檜洞丸までは足を止めることもあまりなかった。

山頂は混み合っていたので少し先に進んでから休憩し、いなり寿司をほおばる。息が上がらないペースで歩いてきたので、ここまで休憩はほとんどとらなかった。一人のときは無理のない巡航速度で歩き、休憩はあまり取らないのがわたし流。

檜洞を過ぎると途端に人がいなくなる。ブナの新緑とミツバツツジの登山道を気持ちよく進む。少し風があるのでちっとも汗をかかず快適だ。去年のように足が攣りそうになることもない。この調子ならば大倉まで行けるかもしれないと思い始める。

臼ヶ岳が近づいたところで一旦大きく下る。ここから見下ろすブナ林の雰囲気が好きだ。登り返しの斜面もブナの大木が林立している。もう少し早い時期の若葉がみたいけれど、そうするとお花はまだ咲いていない。両方楽しむならやっぱり今の時期がベストかな。

臼ヶ岳でスカートに履き替える。やっぱり風通しが良くて気持ちがいい。この先もしばらくは新緑とお花の尾根がつづく。去年同様、「丹沢の風になる」で立ち止まり、私なりのお参りをする。備えられていた小さな素朴なブーケに愛情が感じられた。

山頂直下のちょっとした鎖場は樹木の日よけがないのでさすがにぐったり。最後は重い足を引きずって蛭ヶ岳山頂へ。まだまだ先は長いが、早くも達成感を得る。小屋の裏のベンチで大休憩。みやま山荘に泊まるという単独の女性と長々と話し込む。女性のパートナーが欲しいと日頃思っているからだろう。

蛭ヶ岳を境に東丹沢の山域となり、気分が軽くなる。稜線漫歩よろしく展望の尾根を足取り軽く進む。丹沢山でおやつを頬張り、さあ最後の山へと進む。この頃から消化試合的気分になるのは仕方ないかな。何度も歩いているところだし、ちょっと膝が痛くなってきたし。

塔ノ岳への最後の登りでいつも思うことがある。ああ、これで登りは最後だ。もう登らなくてもいいっ、て。閑散とした山頂を横目に小屋へ向かう。去年と同様コーヒータイムでねぎらおうというわけだ。

小屋に入ると小屋番さんが、ご苦労さん、健脚だねーとおっしゃるではないか。私からは何も言っていないのに縦走してきたのがわかるのかな。去年はおばさんをおだてるような口調だったのに、今年は一人前の登山者として対応してくれてる感じ。う〜ん、去年の記録に書いたことを読んだのかな〜とか、一瞬のうちにあれこれ思う。まあ、すべて自分の思い過ごしだとはわかってるけれど・・・

たっぷり入れてくれたコーヒーは美味しかった。さてと、あとは大倉尾根を下るだけなのだが、膝がある角度に曲げると痛い。そのために傍から見ると無様な格好で歩く羽目になる。下山の尾根をとても長くて意地悪に感じながら大倉に降り立った。そしてもう日帰りにこだわるのはやめようと思った。

西丹沢自然教室8:50ー檜洞丸11:20/11:30ー臼ヶ岳12:50/13:05ー蛭ヶ岳14:12/14:30ー丹沢山15:43/15:50ー塔ノ岳16:35/16:50ー大倉18:50