新たな魅力を発見した足尾の山々

山への思いが薄れたわけではないけれど、ちょっと新しい事に手を染め始めたためつい足が遠のいているこの頃。ようやく日程がとれたのですが、雪山には早すぎる今の時期は行き先に悩みます。

そんなとき、シーズン中には目が向きそうにない足尾の山が浮かびました。これまでも真っ先に口の端にでる山ではなかったのだけれど、地味で不遇な歴史が哀愁を誘うのです。今回選んだ大平山松木尾根から社山南尾根の周回コースは以前からいつか歩いてみたくて引き出しに入れていたものでした。

けっこう長いコースなので日の短い今の時期は山中泊のつもりでした。けれど土壇場で、重いザックを担ぐよりは空身で早立ちすれば日帰りできそうだという誘惑にまけました。やっぱり日帰りは気が楽ですね〜。いいのか悪いのか。。。

松木尾根は登につれ雰囲気が良くなり展望も抜群で素晴らしい尾根でした。足尾の山に多く見られる笹原が広がりゆったりと穏やかでとても癒されました。先週降った雪が思ったより残っていて稜線ではさながら雪山始め。右手に皇海山から中倉山に続く尾根、左手に中禅寺湖と日光の山々を展望しながらの雪原漫歩を楽しみました。

きっと真っ青な青空に助けられたからでしょう。大平山から社山の縦走路もゆったりとした雰囲気がとても気に入り、積雪期にまた歩きたいと思ったほどです。2月に一人で日光側から社山に登ったので今年2度目の山頂です。

下山は社山の南尾根を下りましたが、この尾根もゆったりとして歩きやすい展望のいい尾根でした。登山道はありませんがかなり歩かれている様子で、松木尾根よりも踏み跡がしっかりしていました。

登りの松木尾根に少々時間がかかったので大平山で予定通り社山に進むかショートコースに変更するか迷ったのですが、初心貫徹してよかったです。明るいうちに車にもどることができました。日帰りハイキングとはいえ、とても充実した魅力的なコースでした。

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