「安達太良10名谷」8本目は期待を上回る東鴉川

「安達太良10名谷」

へえー、そんなのがあるんですか?いいえ、シャレです(笑)。

だって○○名山的な山の捉え方には興味ありませんし、山や沢をそういう風に捉えたくないと常々思っています。名山シリーズの火付け役となったのは深田久弥ですが、本人は、「あまり人に騒がれないつつましい山が好きである」「どんな場合にしろ、私は決して混む山へは行かない」と語っているそうです。

NHKで、「日本百名山一筆書き」に続いて「二百名山一筆書き」の放映が始まるようですが、「私は山を飛脚的に登り降りするのを好まない」とも・・・

(横山厚夫「山麓亭百話」中より)。

また脱線してしまいました〜

先週の日曜日にこれまで遡行した安達太良の沢7本の写真集をまとめて公開したばかり。東北南部もそろそろ梅雨入りしそうな雰囲気だったので、その前に手軽にもう一本と、急遽決めてまだ遡行していない東鴉川に行ってきました。こうなると、どうせなら10本「制覇」しようかなどと、遊び心が芽生えてきます。そこで安易なネーミングを思いついたという次第です。

他の安達太良の沢と比べるとあまり遡行されていない沢です。だからそれほど期待せずに遡行したのですが、いや〜、なかなか面白かったです。豪快な大滝二つとシャワーの小滝、きれいなナメ帯が何箇所かと、いろいろな表情を見せてくれます。ボサっぽい所もゴーロもあるのですが、記憶に残るほどではありません。

登山道に抜けてからの下山路も稜線漫歩風で魅力的です。箕輪山〜鬼面山をへてブナ林のきれいな野地温泉に降りました。どうしてもっと遡行されないのだろうと思うのですが、たぶん最大のネックは入渓と下山が離れていることなのかな。私たちは車一台だったので、回収に自転車を使いました。ほとんど車が通らない緩やかな下り一方の道なので、それほど大きな負担ではないようです。(といっても、私は待っているだけだったので、パートナーに感謝です)

後日詳細記録と写真集を更新しますので、きっと行ってみたくなると思いますよ〜♩

東からす2 東からす3

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