安達太良の沢7本の写真集を一挙公開しました

最近安達太良づいています。この弾みで過去に遡行した安達太良の沢の写真集を作成してみました。穏やかでナメのきれいな沢が多いので、限定された山域としては一番多く遡行していると思います。

以下遡行年代順にリストアップ:沢名をクリックすると写真集に変わります。

杉田川  2007年10月、2013年6月、2015年6月

石筵川  2008年6月、2015年6月

湯川   2008年9月

仏沢   2010年6月

中ノ沢 2010年6月、2013年7月

烏川右俣 2011年10月、2013年10月

赤留川  2013年7月

杉田川と石筵川は今月の記録にある通りです。

湯川は登山道が沢沿いにつづいており、下流部はゴーロが長いのですが、とても美しい天の川のようなナメと霧降の滝が印象的でした。

安達太良の沢は、入渓して最初は長いゴーロ歩きとなり、中盤からきれいなナメがつづくというパターンが多いようです。仏沢もそうでした。仏沢のナメは他の安達太良の沢とちがって斜度があり、フリクションの効くゴツゴルしたナメを快適に登って行く爽快感が得られます。6月がお薦めです。源頭部の薮が雪渓で覆われ、最後は快適な雪渓歩きで鉄山の稜線に抜けられるからです。

中ノ又沢は小振りな沢ですが、美しい赤ナメがつづきます。そして上流部のある地点で赤ナメの原因となる高濃度の鉄分噴出地点となり、そこから上は普通の沢に戻ります。

2回遡行している烏川右俣ですが、烏川だけは2回とも10月の紅葉シーズンです。たぶんあまり濡れない沢だからでしょう。下部は遊歩道が並行していますが、ナメがきれいです。中盤はボサがかぶりますが、そこを抜けると突き抜けたアルペンチックな雰囲気となり、大滝が登場します。

大滝は巻くことも登ることもあなた次第。ただ、烏川右俣の魅力は大滝上の源頭部にあると感じています。左俣の遡行記録が圧倒的におおいのですが、最後はかなりの藪漕ぎのようです。そこで私のお薦めは、二俣からすぐにあらわれる左俣唯一の売りである階段状大滝を上り下りしてから右俣を遡行するコースです。

赤留川は他の沢よりも少し難易度が高いかもしれません。やはり中盤からがハイライトで、赤茶けた長いナメがつづきます。ナメ歩きだけじゃ物足りないという人にはお勧めです。大滝もルートを見定めれば登攀できるかも?(保証の限りではありませんが。。)

どの沢も中盤に大滝があらわれるのは地層の成り立ちと関係しているのでしょうね。他にも遡行されている沢として、東烏川や迷沢、深堀沢などがありますが、遠方から出向く価値があるかどうかは疑問のようです。さすがに地元の福島登行会は以上の「マイナー」な沢も記録を出しているので、関心があればHPを検索してみてください。

今日は雨の日曜日。山にいかない休日にこんな作業をして振り返ってみるのも悪くないですね。

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