吾妻連峰 心と体と山のシンクロナイゼーション

どうしてもやりたいからというわけでなく、なかば必要に迫られて単独山行を3連ちゃんもすると、そろそろ周囲の山トモも気の毒に思うのか、はたまたけなげに感じたのか。ようやくお誘いの声がかかりました。それもお二人から。でも最初の越後のトモの山行はいきなり翌日から3日間飯豊の山こえ谷越えの試練ルート。それは無理無理!シリアスなオファーと思うには無理が・・・

そしたら翌日、ただ今リハビリ中の山トモから吾妻に行かないかとのお誘い。それも初日はちょっと歩いて山小屋に泊まって翌日稜線漫歩してスキー場から白布温泉に下山というプランです。3週連続で泊まり山行した後はさすがに疲労感がただよっていたのですが、おもわず身を乗り出してしまいました。

行っちゃおうかな〜。朝ゆっくりの出発だし吾妻連峰のプチ縦走も魅力的。ということで、あっという間に商談成立です。テントもスコップもいらないし、ガスやお鍋持ってきてくれるし、楽チンだなあ〜。ありがたみをヒシヒシと感じました。大パーティの山行ばかりしていると、きっとこんなありがたい気持ちわからないでしょう。

いままで吾妻連峰って自分で計画する場合の対象山域ではありませんでした。なにしろ「ブナの沢旅」ですから、針葉樹林の山はちょっと〜という感じ。だから今回は「食わず嫌い」をただすいい機会になりました。なんともいえないゆったり感が、疲れたからだの琴線に触れたとでもいうのでしょうか。心と体のクールダウンにピッタリだったし、久しぶりの山小屋泊まりも快適でした。他に誰もいなかったので豪快な店開きとなりました。

季節を変えてもっと歩いてみたいと思いました。この1ヶ月の間にほんとにいろいろな山を経験をしました。上越国境も南会津も吾妻連峰も、おおざっぱに言えば本州の同じ位置にある山域の山なのに、驚くほど特徴が違ってそれぞれの魅力を滲ませています。面積に比べてこれほど多様性の豊かな山をもつ国が他にあるでしょうか。最近は、ことあるごとに日本の山って素晴らしい〜と感じています。

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詳細記録は後日に

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