相性の悪い山

山岳予報では晴れマークだったんですけどね〜。

昨年12月の雪山始めで悪天のため中退した北八ヶ岳の北横岳〜大岳〜双子池を再度計画しました。好天でラッセルがなければ大丈夫のはずだったのですが、またしても悪天候に見舞われてしまいました。ガスだけなら頑張るつもりだったけれど、山頂の尾根に乗り上げるや恐ろしいまでの暴風。まあ、予報でもわかっていたことではあったのですが。。。

そく撤退です。だって立っていられないのですから。

なぜか北横岳に登るといつも悪天候に見舞われます。展望がいいらしいけどまだ見たことがありません。なんか北横とは相性が悪いよね、きっと愛していないからよね、などとブツブツ。たしかにちょっと邪見にしてます。ブナの沢旅ですから、ね。

じゃあ行かなきゃいいのに、となりますが、時と場合によっては消去法で浮上してしまうのです。じゃあ北八ツでもいいよとか、天気悪くても北八ツの樹林ハイキングなら大丈夫よね、とか。北八ツを愛する人からみたら失礼な言い草です。

だから山にも冷たく出迎えられるのです。ブナの山旅はいつもいい天気ですもの〜

まあ、そこまで自虐的になることもないと気を取り戻し、コースを変更して双子池を目指すことにしました。途中からはトレースもなくなり、まっさらな雪面を快適に進みました。時間もありそうなので前回好印象だった雨池に下り、そこから迂回ルートで双子池を目指すことにしました。3月中旬とはいえ、厳冬期さながらの容相で、雪質もサラサラ。気持ちいい〜といいながら、行きはよいよい・・・(帰りはこわい〜)

気付いたら、当然ながら時間がどんどん経過しているではないですか。ロープーウェイの最終時間をすっかり忘れてました!というわけで、双子池までたどり着けなかったけれど、気持ちのいい森歩きができました。これはこれでよかったことにして、急いで自分たちのトレースを戻り、なんとか最終便に間に合いました。

そして性懲りもなく、2度敗退したコースを新緑のときに歩いてケジメをつけようと思ったのでした。

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