山行記録の移行を終えこれまでを振り返る

今年から新しいホームページに移行して新規の記録を掲載していますが、昨年までの記録はもとのサイトに残したままでした。2014年も1ヶ月が経過し、すべての記録を新しいサイトに移す作業が今日ようやく完了しました。

といってもまだ完全な移行ではありません。とりあえずテキスト部分を移しました。移行作業はテキスト部分はそれほど大変ではないのですが、写真の反映が一手間かかります。記録の写真については枚数を減らし、写真集を増やすことにしました。最近は無料サービスでも使える容量がふえているのでサイズも余り気にせずどんどん掲載できます。

記録を移す作業は、これまでの山行を振り返る機会にもなり、とても興味深い追体験となりました。沢を始めたのが2005年で、沢を専門とする山岳会に入会。中年の初心者が入れるような会ではないと思っていたのに入会させてもらい、若手やベテランの先輩方に大変にお世話になりました。

それなのに早くも2006年秋には「ブナの沢旅」を打ち出し、自分の道を模索し始めました。我ながら大胆な決断だと思いますが、それだけ思い詰めていたわけです。最初の頃の記録を読み直すと、我ながら何をやってるんだと言いたくなる様なこともしばしばです。でも同時に、なんだかけなげだなあーなんて思ったりもして、う〜ん、よくやった。

あれこれ試行錯誤しながら、「ブナの沢旅」への想いだけで突き進んで来た感があります。けっこういい沢旅、山旅をしているなあと、自分で感心したり、あの時はああだったこうだったと、これまでの10年間の人生を振り返ったり。ほんとにたくさんの思い出がよみがえってきました。

その意味でも記録を書くというのは、たんなる山行報告以上の意味を持つものです。大げさな言い方かもしれませんが、自分のアイデンティティーになりつつある今日このごろです。だからおっくうだなんて思っちゃだめ。みっともなくていいから、その時々のありのままの自分の気持ちを素直に出せばいいのです。肩肘はらずに行きましょう〜

時々仲間にも話すのですが、「ブナの沢旅」が10年続いたら、記録をまとめて小冊子を作りたいなんて夢をもっています。あと3年。どんな新しい山や沢そして仲間に出会えるのでしょうか。そう思うと、これから生きていくのも楽しみに感じられます。こんな風につれづれなることを思わせてくれた記録の移行作業となりました。

読んでくださるみなさま、これからも「ブナの沢旅」をよろしくお願いいたします。

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