反省しきりの檜洞丸

楽しいはずの山歩き。なのに今回はただ消化試合的な、疲れるだけのハイキングになってしまいました。だから最初はとくに書くこともないなあと思っていたのですが、振り返ってわけを考えてみました。(わざわざ言うほどのこともない愚痴話です)

まずは、なぜか最初からあくせくしていたような気がします。というのも欲張って帰路はつつじ新道ではなく犬越路を回ろうかなどもくろんだからです。バスの時間の制約がネックでした。板小屋ノ頭までは順調だったのですが、次第に雪がつき始めてペースダウン。

結構急なアップダウンが続くのにあえてアイゼンをつけなかった。同じバスに乗っていたベテラン風単独男性に途中で追い越されたのですが、その人のトレースはノーアイゼン。だからってまねすることないのに、そうよね、すぐにアイゼンに頼るのはよくない、これくらい大丈夫にならないと・・・などと見栄を張ったのが間違いでした。

おまけに当日は風が強くてとても寒い日でした。温度はマイナス5度。丹沢ハイキングではかなりの寒さでした。疲労感と相まって青空のブナ林を楽しむ余裕はイマイチ。山頂までいきたくないなあ~、でもいかないと気持ち悪いなあと、なかば義務感です。

つつじ新道に合流するとハイカーもふえ、山頂のベンチはみな占領されていました。適当に座ればいいものを一巡りして落ち着かずに下ってしまいました。今までの自分のコースタイムよりも遅いから休憩せずに下山で帳尻を合わせる的な感覚だったような気もします。

もうこれじゃあ、何のための山歩きかわかりません。少しくらい時間がかかったっていいじゃないの、もっとゆったりと一人の山歩きを楽しみなさいよ、どうしてそれができないの、などなどと自分をしかりたくなります。そう、これからは何ごとも一人で楽しめるようにしたいし、そうしなければいけないのです。

というわけで気分的にすっきりしないハイキングになってしまったので、つぎはガスを持ってのんびり行こう。温かいうどんを作ってゆっくりと山歩きを楽しむことにしましょう。と、こんなことを思った檜洞丸でした。

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