尼ヶ禿山再訪

今の時期は天候の見極めがむずかしく、越後や会津、まして東北の山を計画できないでいます。悪天でも実行するほどの技量もガッツもないので、ひたすら山の神様のご機嫌伺いなのです。

そんなわけで荒れ模様の連休も予定がなかなか決まらなかったのですが、最近調子が戻りつつある山トモに悪天でも楽しめる玉原高原のシューハイキングを提案してみました。こじつけた名分は、雪山を再開するための足慣らし。

2012年5月中旬に尼ヶ禿山からブナ平、さらに鹿俣山へ足をのばした周遊ハイキングをしました。あの時の芽生えたばかりのブナの新緑の美しさが忘れられず、いつか雪景色を見たいと思っていたのです。天気はいまいちだからブナの霧氷が期待できるかもしれない・・・

そんなこんなの尼ヶ禿山。積雪期の状況は現地に行かないとわからないところが多いので、尼ヶ禿山とだけ漠然と決め、あとは現地で適当にと、いつも適度に柔軟対応です。

ところが3連休の中日である12日だけは好天となり、うれしい誤算でした。山には太陽が燦々とふりそそいでいます。うれしいけれど、霧氷はないだろうなあと山頂を見上げると、直下の樹木はまだ白い花を咲かせているようです。間に合うかな~、ふうっ、なんとか間に合いました♪

樹林で覆われていた5月と違って展望も抜群です。ヤッホー。さあつぎはブナ平です。山トモの足慣らしといいながら、すっかり自分の欲にはまっていました。でも大丈夫でしたよね。なかなかいい周遊コースだったと自画自賛。

スキー場からは武尊山や剣が峰が真っ白に格好良く聳えていて、尼ヶ禿山はいかにも見劣りのする小山です。でも途中のブナ林はステキだし、武尊連峰の全体像を見渡せる格好の展望台。地味だけどいい山でした。

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