ブナの沢旅ブナの沢旅
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カテゴリー:雑記帳
2014.11.24
田舎スラブとスパイク長靴

先週天候不順で諦めた会越の御前ヶ遊窟。また今年もダメだったと思っていたのですが、連休初日がまれに見るポカポカ陽気の好天予報のため再度トライすることにしました。ちょうど去年の同じ連休に登山口まで行って撤退して以来、まさに三度目の正直でした。

私の自慢は、あえて言えばフットワークの軽さかな。昼過ぎに急遽「商談」を成立させ、夕方には郡山のホームセンターへ。今回はアプローチシューズよりも長靴が便利そうなので、ずっと前から「あこがれ」ていたスパイク長靴を買うことにしたのです。残雪期に越後や会津の山に行くと地元の人はよく長靴を履いていて、あの何気なさを羨ましく思っていました。ようやくその長靴をゲット。最近は山の店でも売ってるけれど、地元ホームセンターの安い普段履きが欲しかったんです。(おセンチな都会人だと自覚)

御前ヶ遊窟は800mそこそこの低山ながら、標高差400mほどのスラブを一気に駆け上ります。それがなんと地元では一般ハイキングコースとして案内されているのです。トラロープや一部クサリも掛けられていますが、上級者コースとはいえかなりチャレンジングなコースです。そんなコースを登山ルートとは別にルートをとって登ると、手軽にスラブ登りが楽しめるのです。それほどすっきりとしたコースではないところが、いかにも裏山の田舎スラブという感じで、よいのです。

御前ヶ遊窟に向かって車を走らせていくと山が雪に覆われていて、一時はまたダメかなと諦めムードがただよったのですが、メインのスラブ登りではセーフ。けれど最後の詰めや痩せ尾根の登山道はかなりの雪に覆われていました。おかげで沢とスラブと雪というてんこ盛りの超充実ハイグレードハイキングとなりました。一般コースとしては相当のレベルだと思います。全体の体感的には谷川連峰のゼニイレ沢と同じくらいかな。

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2014.11.17
初めての阿武隈山地

はじめての阿武隈山地でハイキングを楽しんできました。とはいえ本命は会越の山だったのですが、スラブの山なので天気がよくないと楽しめません。太平洋岸は晴れなので、ちょうどいい機会となりました。

そんなんで選んだのが瀬戸峨廊でした。そしたらおまけが付いて、妙義の山みたいな二ツ箭山にも登れちゃいました。一日で小粒ながら個性豊かな二つのコースをさくっと歩いてきました。

あれっ、先週沢納めっていわなかった? なんて言われそうなトップページの写真です。たしかに沢を歩いているし滝ばっかりですが、れっきとした一般ハイキングコースなのです。だから巻けない滝にはなが〜い梯子がかかっているし、ツルツルのスラブやヘツリには立派な鎖が掛けられています。(ただし、現在はコースのほとんどが登山禁止の扱いになっているようです)

県境の奥羽山脈と阿武隈では同じフクシマ県でも北海道とハワイほどの気候の違いがあるらしいんです。大げさないいように聞こえるかもしれませんが、この日は安達太良で積雪30センチだったのですが、瀬戸峨廊はようやく紅葉が始まったばかりでびっくりです。

今回は紅葉のハイキングでやってきたのですが、沢シーズンに沢装備で入渓すれば滝はほとんどが登れそうな感じでした。けっこうシャワーになりそうですが・・・東京近辺にあれば超人気のコースになりそうな気配。こんな所を一般ハイキングコースにしちゃういわき市ってすごいですね〜

今度の週末くらいが紅葉の最盛期かもしれません。たまには阿武隈山地の沢で沢収めなんていかがでしょうか。

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2 Comments

  1. 瀬戸峨廊ですか。akoさんにしては意外なところですね。
    私は出身地(茨城県水戸市)から遠くないこともあり、2回ほど行ったことがあります。
    すごく良いところですよね。一般ハイキングコースとしては、良くこんなところにルートを作った(作ちゃった)もんだなと思った記憶があります。

    ちなみに新緑の頃もとても美しいですよ。

    Comment by yoshi — 2014年11月19日 @ 12:27 PM
  2. yoshiさん

    瀬戸峨廊は私にとって意外な所じゃないですよ。好感触でした〜
    yoshiさんが葛葉川に行った方がもっと意外かも(笑)
    ほんと、よくこんな所にハイキングコース作っちゃったもんだと、私も思いました。
    いわき市はどうしても観光の目玉が欲しかったのでしょう。なんか気合いを感じました(笑)
    そう、新緑の頃、今度は沢登りにきて、すごい名前の滝を登るのも楽しそうだと思ってかえって来た所です。

    もうじき雪山シーズンですね〜

    Comment by akiko — 2014年11月19日 @ 10:54 PM

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2014.11.09
南会津で沢納め

晩秋の沢納め。南会津、低山、ブナの森、ナメ沢と、キーワードを入力して出てきたのが布沢川大滝沢でした。ほんとはまだ行ったことのない沢がよかったのだけれど、時間がなくて調べきれず、どちらかというと苦し紛れに出てきた感じです。最初に行ったのは2008年の5月末だから、もう6年半も前になります。う〜ん、ブナの沢旅の歴史を感じてしまいます。

あのときは日程をずらした為に夕方からの用事とバッティング。あきらめきれずに速攻で早朝沢ハイキングとし、途中で引き返して急いで東京にもどったのでした。だから今回は最後まで詰めて山頂を踏みました。途中ちょっと迷ったおかげでステキなブナの森の逍遥もできました。なんちゃって。

日帰の沢なのでもう一本同じ山域で計画していたのですが、諸般の事情で(詳細は山行記録で)ハイキングに変更し、これまた久しぶりに浅草岳に登ってきました。

紅葉のタイミングには遅かったのですが、晩秋のしっとりとした雰囲気もなかなか捨てがたいものでした。どちらも人気度の高いところですが、紅葉シーズンを外したおかげで途中で他に出合う人もない静かなブナの沢と山歩きができました。

沢納めの翌日に登った浅草岳はブナ林を越えると雪原が広がり、図らずもプレ雪山始めとなりました。幸い午前中は青空が広がり、山頂からはこれまで登った山々を同定しながら思い出話がつきません。去年4月の狢ヶ森をめぐる山旅では浅草岳が近くて大きな存在でした。その浅草岳に登ることができて、ほんとによかった〜

最近は会越・南会津方面に出向く機会をつくれないでいたのですが、今回あらためてその良さを感じることができました。南会津はワンダーランド、とはよく言ったもので、今回は道中ワンダーランドから引き出されたプランがいろいろと頭を駆け巡った山旅でもありました。来年はもっと機会がありますように!



4 Comments

  1. chicken game ?
    ナメコは浅草じゃないのね。
    あの登山口の奥には・・・♪゜・*:.。. .。.:*・♪

    Comment by mt-sam — 2014年11月15日 @ 8:10 PM
  2. まあ、samさん〜
    噂をすれば・・・♪゜・*:.。. .。.:*・♪

    ナメコフィーバーですごいようね。なるほど、浅草岳山麓か〜
    そういえば、ずっと前に守門大岳+ナメコ接待山行してくれたよね。
    また、行きたい!

    Comment by akiko — 2014年11月16日 @ 6:27 PM
  3. 実は積雪期こんなんやろうかと↓
    http://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-93246.html

    2泊3日で只見線帰還!
    興味ある?

    Comment by mt-sam — 2014年11月16日 @ 7:26 PM
  4. 越後会津はとっても興味があるし、自分でもプランあるよ。
    samさんの、こんなの。。。は、ラインがアバウトでよくわからないけど
    浅草岳の北面はいろいろルートがつくれて面白そうね。

    Comment by akiko — 2014年11月17日 @ 6:05 PM

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2014.11.05
君に会いに〜ミステリーハイク

先週滞在していたとあるリゾート地はずっと雨でした。そして帰って来たら今度はこちらが雨だって。私っていつから雨女になったんだろう〜。連休の東北は荒れ模様。山は雪だそうです。すると突然関東だけが晴れ予報にかわったのでした。

急遽あれこれ行けそうな山を考えます。こういう時って頭の回転はコンピュータよりも早いのではないかと思うくらいに、あれこれプランが浮かびます。そして急に、あの道をたどって君に会いに行くっていうのはどうだろう、と。山トモに打診すると、ちょうどキノコ偵察で近くまで行ったときに気になった道だというではないですか。ということで、瞬時に話がまとまりました。

今は廃校となった小学校が、今回のミステリーハイキングの出発点です。校庭の脇には古いけれど頑丈そうなトロッコが。古い木造校舎もトロッコも、みな役目を終えてたたずんでいます。私たちもそんな黄昏時期にさしかかっているんだわ〜なんて哀愁を感じながらタイムトリップです。

紅葉でにぎわう山域ながら、君へとつづく忘れられた経路は静かにひっそりと淡い紅葉につつまれていました。古の経路はいまだ色鮮やかな落ち葉で覆われ、茜色がとても美しいと思いました。時々苔むした石垣があらわれ、炭焼き跡もありました。

水平道は何度も小尾根を回り込みます。そして回り込むたびにあらわれる新しい景色にときに感嘆の声をあげ、しだいに別世界に引き込まれて行くのでした。時々樹林越しに以前歩いたことのある尾根も見えます。今回はあえて遠回りの未知のコースを選びました。ほんとうはもっと簡単に君に会える手だてもあるのですが、なぜかこの未知の経路を歩いて君に会うというテーマが頭から離れなくなってしまったのです。

大きな倒木に椎茸を見つけたトモ。キノコとなると性格が変わってしまうのです。ふたたび歩き始めてしばらくすると明瞭だったトレースが怪しげになり、ついに急斜面となってしまいました。ようやくおかしいと気付きますが、探してもらちがあかないので尾根に上がることにした所、随分高い所に道を発見。よかった〜と、先へ進みました。展望がいい訳でもなく、なにもないのですが、歩くだけで気持ちが落ち着くような経路です。

そして突然の行き止まり。行く手が崩壊していました。上も下も巻くこともままなりません。いつも携帯するロープを置いて来たことが悔やまれます。途中道迷いもあって予想以上に時間もかかっています。地図をみるともう少しのような気もしましたが、ここで引き返すことに決めました。そして、このこだわりの道からは君に会えないことがわかりました。きっともう長らくだれも歩いていないのでしょう。来年の新緑のときに、下から沢をたどってきっとまた来ようねと、自分とトモと君に約束。

途中どこで道をはずしたのかを確かめるため、来た道をもどることにしました。トモ曰く「こういうときakoさんくやしがるからね〜、近いんだから行って確かめておいて〜なんていわれかねないよ」

そうなのです、前例があるから。何年か前に八ヶ岳の河原木場沢を遡行して大滝を巻き終わった着地点が特定できずに納得いかず、地元に住んでいる同行者に確かめに行くよう無理をいったのでした。トモはこの話を覚えていたようです。

そして外した場所がわかりました。冗談で、きっとキノコのせいよ、あの倒木の所よ、と言っていた通りでした。大きな倒木でジグザグの折り返し点がふさがれていたため、注意が折り返しではなく前方に向いてしまったのでした。予想通りだった私は鬼の首を取ったように大得意顔です。あっ、また道迷いを人のせいにしている。わかってるけど、ついいいたくなるのだー。

これで胸がすっきりしたので、君に会ってから食べるはずだったかき揚げうどんを作りました。これは雪辱戦でもあるのです。去年の暮れに気持ちのいい雪尾根ハイキングをした時、張り切って温かいラーメン作るからお昼ご飯はまかせといてーといっておきながら、自動点火が壊れたことを忘れてライターを持ってこなかったため、お預けとなってしまったからです。

あとは来た道をもどり、最後だけちょっとコースを変えて直接小学校の裏手から校庭におりました。ただいま〜とトロッコから降り立った気分です。もったいぶらず平たく言えば、軽いハイキングであっという間に敗退です。でも、今回はどこでもいいから歩きたかったので、行き先は問題ではないのです(ほんとかなー)。君には会えなかったけど、だからこそ来春のプランが一つ出来上がり、トモとも約束しました。山にいくと次の山が見えてくる。これが大切なのですよ。

なんだか不思議なハイキングとなりました。存在するけれど抽象的に君を思い描き、どこに行ったのか今となっては忘却の彼方です。そんな馬鹿な〜。でもたまにはそんな山歩きもいいものですよね。(だから今回は雑記帳のみ。来春に出直した時はきちんと記録を掲載します)

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4 Comments

  1. この雑記帳より、わたしの記録の方がキーワードも画像も分かり易く
    君への径路を特定できると思うのだけど・・なぜか?訪問者少ないのよね~(笑)

    Comment by kuken — 2014年11月5日 @ 7:31 PM
  2. う〜ん、あの書きぶりではね〜って、人のことは言えませんけどね。どこへ行ったかわからないのは
    山行記録として成り立たないかもしれない。。。
    時々場所は某所とかで明かさない記録みると、ならば載せなきゃいいのにと思ったりするけど、
    その言葉、そっくり自分に跳ね返ってくるね。
    今回は書くことないのでちょっと遊んじゃいました。だから雑記帳で終わり。
    来年の春にまた行きましょうね。指切りゲンマイ〜

    Comment by akiko — 2014年11月5日 @ 9:02 PM
  3. 初の快挙に気持ち良くケジメ。

    わたし的にはジャンルも山域もイマイチだったからね~
    これからは「その他・キャンプ」で雑記帳・備忘録路線で行く事にしました。
    アドバイスありがとね~  アーすっきりした!

    指切りゲンマイ? ゲンマンだと今迄思い込んでいたのだ(笑)

    Comment by kuken — 2014年11月6日 @ 3:53 AM
  4. 指切りゲンマン、って入れたつもりだったのです。あらためて
    ゲンマンって、どういう意味だろうね。
    でも山にもパタゴニアにも行けて、いい週末だったでしょ!

    Comment by akiko — 2014年11月6日 @ 1:31 PM

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2014.10.19
久しぶりの一人山歩き

久しぶりに一人でプチ遠出の山歩きをしてきました。谷川岳方面は交通の便がいいので、一人で行きやすい貴重な山域です。最初は東黒沢で紅葉沢ハイキングのつもりでした。でもちょっと考えて、沢にこだわるのもいいけど、ちゃんと歩かないといけないと思い直したのです。とくに最近はゆったりとした東北通いがつづいていたので足が甘えているような気がします。

紅葉の谷川岳は人出が多いだろうから白毛門に登ってあの岸壁を眺めるのも悪くない。。。そういえば白毛門って沢の帰り道で下ったことしかないなあ。あのきつい坂道を登ったらどのくらい時間がかかるんだろう。いつも念頭にある馬蹄形縦走は、朝電車で出発しても清水峠あたりまでいけるのかな。

そんなこんなで、一度白毛門を登ってみるのも悪くないと出かけてきました。とはいえ、一人は気まますぎて前夜もぐだぐだ。億劫で億劫でしょうがなく、かなり自分にむち打ってようやく夜に支度をしたしだいです。いちいち大げさなんです。

核心はいつも家を出るまでで、ひとたび歩き始めれば気持ちはすっきり。こんなに楽しいのにどうしてもっとこないんだろうなんて思ったりして。。。ゲンキンなものです。短い距離ながら、久しぶりにハードな山歩きでいいトレーニングになったし、雲一つない快晴の谷川連峰の展望を楽しんだので、晴れ晴れした気持ちの一日となりました。



4 Comments

  1. akoさん、こんばんは。

    >核心はいつも家を出るまで
    分かります。よーく分かります。1人だと億劫というか、不安になるというか・・とにかく出発するまでが大変ですよね。
    で、行って来たあとは「楽しかったなあ。また行こう」となります。これの繰り返しだったりするんですよね(笑)

    Comment by yoshi — 2014年10月23日 @ 8:29 PM
  2. はじめまして
    マイナーかつ素敵な場所を訪れていらっしゃるのを、いつも楽しみにしています。
    先日の連休に、森吉の沢~登山道を繋ぐコースに行きました。
    「ブナの沢旅」の記録を参考にさせてもらいましたよ~
    天候と紅葉に恵まれ、本当に素晴らしかったの一言です。
    森吉のブナは、それはそれは美しかったです。
    いつも、素晴らしい場所を見つけてくる山への姿勢を見習おうと思います。
    素敵なコースの紹介、どうもありがとうございました!

    Comment by てくてくA — 2014年10月23日 @ 9:48 PM
  3. yoshiさん、まいど〜

    でもyoshiさんは単独がベースだから億劫でもなんでも決意がかたそう。
    仕事の合間にささっと行きたい所にいって休日はしっかり別のことをしてと、ほんとにロスタイムがなさそうなリア充人生。素晴らしいです!
    一人の不安や億劫感の次元は違うけど、「楽しかったなあ。また行こう」は同じなので、いろんなことが一段落したら、仕切り直してふらり一人旅したいと思ってるんですよ。

    Comment by akiko — 2014年10月24日 @ 6:03 PM
  4. てくてくAさん、

    奥森吉のあのコースを歩いて来たんですね。記録を拝見して懐かしかったです。
    最初に興味を持ってからあれこれ調べてルートをつなげるのは時間がかかったけれど楽しい作業でした。
    なにしろ森吉の沢とブナは「ブナの沢旅」の原点なので、とっても思い入れがあります。
    その素晴らしさをなぞってくれた方からコメントをいただけたなんて、うれしい限りです♪
    こちらこそ、ありがとうございました。
    とはいえ、自分でコースを見つけて作るともっと楽しく充実しますよ〜。てくてくAさんも、ぜひ、ぜひ。

    Comment by akiko — 2014年10月24日 @ 6:13 PM

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2014.10.12
強く思えば願いは叶う@黄瀬川

2週間前に黄瀬川林道入口で撤退した黄瀬川。長年の恋がようやく成就するかと思ったのに、現地であっさりふられてしまった。というか、いい出会いをしたかったので出直すことにした。帰京してからも心残りで思いは募るばかり。

日程が前か後ろにずらせたら行けたのに〜と、自分でも理不尽この上ない恨み口をちらつかせ、10月の遅くない時期に黄瀬川再訪(リベンジという言葉は好きではないので使わない)を果たしたいと思いをぶつけた。

そして気持ちが通じたのか、パートナーはたまたま所用で上京するタイミングに合わせてなんとか日程をやりくりしてくれた。それにあわせて私も仕事のオファーを断った。さあ、今度こそ。鉄は熱いうちに打て!と、ようやく実現させた黄瀬川だった。

黄瀬川については気持ちとは裏腹にずっと遡行にためらいを持っていた。私が大いに苦手なヘツリが連続するらしいから。そのために実現させるまで時間がかかってしまったのだ。たしかに前半は緊張した。それほど困難なわけではなかったが、楽しむにはほど遠かった。私は勘違いの恋をしていたのかなーなんて思ったり。

けれど高度を上げた中盤から後半にかけては渓相も開けて穏やかな流れとなり、側壁スラブと紅葉に彩られた美しい渓に酔いしれた。決して華やかな美しさではないが、ああ、こういう沢を私は好きなのだと心に染みた。そしてたどり着いた黄瀬沼。晩秋の気配を漂わせた静寂の世界がそこにあった。

強く思って願いを叶えることができた、会心のみちのくブナの沢旅となった。

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2 Comments

  1. akoさん
    お久しぶりです(^^♪
    早くから紅葉の沢歩き拝見していました

    コメント出来ないのも寂しいものです(≧◇≦)

    今回訪れたら
    あれ!! いつの間にかコメント欄出来てる(^_-)-☆

    akoさん 元気いっぱいですね~(^O^)
    またよろしくで~す。

    Comment by kazika — 2014年10月16日 @ 7:05 PM
  2. kazikaさん、コメントありがとう!
    お久しぶりですね〜

    そうなんです。ヤフーがサービス停止してからコメント欄なくちょっと
    淋しい感じがしたので、別途作成してもらいました。
    とたんにスパム攻撃がすごいけど、撃退方法も身につけたので大丈夫!

    私は元気なんですけど、周りが。。。で、困ってます(笑)
    紅葉前線南下でこれからは丹沢方面が全開となりますね。紅葉沢ハイキング
    とかやりたいなあと思っている所です。
    こちらこそ、またよろしくで〜す。

    Comment by akiko — 2014年10月16日 @ 10:19 PM

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2014.10.05
紅葉の沢旅写真集を追加しました

大型台風18号の影響で朝からかなりの雨が降っています。あいにくの日曜日、多くの人が山に行かずに休養しているのではないでしょうか。

なんていう私もその一人。そこで昨日から過去の山行でまだ写真集にアップしていない写真の整理をしてみました。まだ写真を掲載していない山行がたくさんあるのですが、とりあえず紅葉の時期のものを4本新しく追加してみました。

2008年10月の赤谷川、ドウドウセンを高巻いて緊張から解放されてからのたおやかな源頭部のきらめく平瀬と山並みはすばらしく、桃源郷のようでした。同月末には東北二口の小松倉沢〜南沢の沢旅へ。すでに紅葉のピークは過ぎていたし、天候もあまりよくなかったのですが、ナメの美しい沢でしっとりとしたブナの沢旅を楽しみました。

3本目は少し飛んで2010年10月の武尊山山麓の鹿俣川です。小さくて地味な沢でしたが、晩秋のバリエーションハイキング。じつは偵察山行でもあったのです。沢を詰めて獅子ヶ鼻直下まで迫りたかったけれどヤブに阻まれてしまいました。けれど翌年3月初め、一大プロジェクトを立ち上げて玉原から鹿俣山をへて獅子ヶ鼻を越え、剣ヶ峰から武尊山山頂にたちました。東北大震災の直前の山行となりました。

そして最後は2010年11月の西会津、木地夜鷹山です。山頂標識も何もない小さな里山ですが、スラブと紅葉の美しさに目を見張る思いでした。下山時に立ち寄ったブナ林の百戸沼も神秘的なたたずまい。とても印象づけられた山でした。

紅葉の机上山行を楽しんでいただければうれしいです。これからも少しずつ過去の写真集を追加していきますので時々のぞいてみてくださいね。



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2014.09.27
八甲田の「迷走」

そんなはずじゃあなかったんですけどね〜

そういえば一ヶ月前も計画が頓挫したような。。。でもあのときは代替プランがうまくいって、結果オーライの充実した、みちのくの沢旅となった。

いつもは比較的柔軟に日程調整をしているが、今回はギチギチで動かせない。それもよりによって台風の影響を受ける2日間と完全にかぶってしまった。今回の沢旅に選んだのは南八甲田の黄瀬川。ずっと憧れていた沢だ。

なんとか雨は回避できそうだったので前夜発で出発地点へ向かった。ところが翌朝に予報が悪化。早々に諦めることにした。夜から翌日昼までが雨となったからだ。せっかく遠方から足を運んだのだし、初日は晴/曇なのだから他のパーティなら遡行するかもしれない。けれど私たちの場合、せっかくの黄瀬川を雨の中で歩くなんてイヤ!無理せずに条件がいいときにまた来よう!とあっさり中止。このあたりは気持ちの切り替えが早いのだ。

そして気を取り直し、日帰り沢に転進することに。念のためチェックして来た2.3の沢から一番沢旅感覚に近い遡行が味わえそうな小滝沢へ向かった。高田大岳北面の沢だが、こんな所にこんな沢が〜という、ちょっとした感動をおぼえたほど。面白いことに末広がりの沢で、登るほどに明るく開放的になり、岩畳が果てしなくつづくのだ。色づき始めた紅葉とあいまって、とても美しかった。

と、ならばそれほど悪くなかったじゃない。。。なのだが、下山路を見つけるのに大迷走。GPSも役立たず。なんだか狐につままれた気分だった。結局道を探すことをあきらめ、沢を下った。紅葉に彩られた岩畳のプロムナードを二度歩けるからいいのだと、強引な理屈。

いつもはのらくら歩いている私たちだって、本気になれば早く遡下降できるのだーということを証明できるほどスピーディーに下山して一件落着。夜は雨予報だし、ごほうびに温泉に泊まろう!と、猿倉温泉に飛び込みで宿をとり(満室だが直前にキャンセルがでたとのこと)、予想外のアドベンチャー沢ハイキングからの無事生還に乾杯。

翌日は予定通りの雨となりホッと胸をなで下ろす。(晴れたら怒るよ。。)ちょうどいい機会だからと、帰り道の途中、縄文時代前中期の大規模集落跡である三内丸山遺跡を見学。様々な作物栽培をしていたことや高床式倉庫があったり、埋葬の仕方からみて階級があったことなど、従来の縄文時代のイメージを変えるような画期的な発見の数々がこの遺跡で行われたとのこと。

なんだかんだとたった2日間ながら、たくさんの体験ができた「八甲田迷中行軍」の旅となった。



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2014.09.17
Mixed Feeling @小室川谷

ねぇねぇ、どうだった?ステキだった?

う〜ん、そうねー。まあ、ちょっと暗かったけど、背が高くて黒光りしてて凛々しくてかっこ良かったわよ〜

でもすぐに、私のタイプじゃないなーなんて感じてしまった。ほら、相性ってものがあるじゃない。だから妙に緊張しちゃって。。。もう、どっと疲れちゃってね〜

そしたらこっちの気持ちが伝わったのかな〜

途中から妙に柔らかくなって、私好みのタイプ的に、いい感じで迫って来るわけっ。だから、あらっ、ひょっとしてステキかも〜♪という気になって。

そんなんで、気持ちが定まらないままお別れしちゃった。だからかな〜、なんか気になるのよね。もう一度会って確かめてもいいかもなんて、ね。

========

小室川谷はいい沢だと、ずっと前から聞いていた。あの、必ずみんなが写真を載せる美しい4段30mナメ滝を一目見たいと思っていた。ようやく機会をえたのだが、妄想と現実はちょっと乖離していて、前半はあまり楽しめなかったのが正直なところ。(詳細は後日記録へ)でも、後半は渓相がガラリと変わって私好みの美しいナメ滝が続き、確かにいい沢だとようやく納得できたのだった。

 

*今回から新しくコメント欄を設けました。それほど多くあるわけでないので不要かなと、ゲストブックのサービス停止以降対応してこなかったのですが、まったくないのも時には不自由だと実感。ようやく体制が整いました。気が向いたら利用してくださいね。スパム対策上メールアドレスの記載が必須ですが、表には表示されませんのでご安心ください。



5 Comments

  1. まあ、夜だったからね~

    そんなに高いとは自覚してないけどね~

    黒光りは、仕事柄かな~

    最近、減量してるからね~

    言葉が足りなかったかな~

    これじゃ、いけないかなと思ったりしたけど・・

    暗くなると、押しが弱くなっちゃってね・・(笑)

    Comment by kuken — 2014年9月18日 @ 7:59 PM
  2. うっふっふ〜
    たまにはこういう感想も楽しいでしょ!

    いまから思うに前半びびりすぎ。いまから思うにあのツルツル岩以外そんなに
    悪いわけでなかったのにね。要は慣れの問題かなと総括しました。

    大菩薩界隈でまた面白そうなコース見つけましたよ。

    Comment by akiko — 2014年9月18日 @ 11:39 PM
  3. お久しぶりです。

    長年の宿題だった小室川谷に行ってこられたのですね。
    良くまとまった良い谷だったのでは? 4段30m滝はホントに優美ですよね。
    紅葉の時期にもう一度見たいなと思ってます。

    Comment by yoshi — 2014年9月25日 @ 12:29 PM
  4. 小室川谷は、困ったことに前半の記憶がほとんどないんです。
    だからもう一度行ってじっくり味わいたいと思ってます。
    私たちは2日目一杯かかったけれど、パートナーはyoshiさんがさくっと1日遡行しているようでひがんでましたよ(笑)

    それよりも、単独日帰りオツルミズ! 
    ヤマレコではヒーローですね〜
    すごい!なんてコメントしても陳腐なので。。。有名沢が一段落したら、オリジナリティーのあるマイルートを作る世界にも挑戦したら違う面白さを得られると思いますよ〜なんて。

    Comment by akiko — 2014年9月26日 @ 12:38 AM
  5. 何とか行ってきちゃいました。3日前まではドキドキワクワクで楽しみで仕方なかったのですが、2日前からは不安が大きくなってきて直前までどうするか迷ってました。でもせっかくモチベーションが上がったところだし、天気もまずまずだし、ここでチャンスを逃すともう一生機会が訪れない気がして、思い切って行ってみました。
    それと今回行ってみようと思ったのはラバーシューズの威力を知ったからです。西ゼンでもスタスタと快適に下りられるし、巻きの時も抜群の安定性を誇るのを確認出来たので、行けるんじゃないかと思ったのです。

    でも今回のオツルミズで確実に体力が落ちてきているのを実感したので、厳しいけれども魅力ある沢に行けるのもあと1,2年かなと思いました。まあ、あまり気張らずに、ハードなところに行ったり、akoさんのいうような世界に行ったりといろいろのんびりとやって行くつもりです。

    Comment by yoshi — 2014年9月27日 @ 9:48 PM

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2014.08.27
みちのくの沢旅顛末記

8月は東北の沢へ行くことに決めていた。ところが今年は8月の東北は連日雨模様。なかなか行き先を決められず日程だけを確保して様子見となった。そして最終的には、6年前に遡行した葛根田川を選んだ。どこでもいいからゆったりとした沢旅がしたかったのだ。まったく同じではつまらないので、今回は葛根田川から大白森と栗木ヶ原の2つの湿原を繋ぐコースをのんびりと2泊3日で計画。

前回はあっさりと遡行できた葛根田川だったが、増水が気がかりだった。あれこれ気をもんでも、こればかりは現地に行かないとわからない。。。ということで、念のために撤退の場合の代替案も用意した。

盛岡から車で地熱発電所へ向かうが、下流の葛根田川は明らかに増水して濁っていた。いや〜な予感を抱えて入渓点へ。そして目の前の流れを見て、う〜ん。なにしろ我が弱小パーティは増水に弱い。小田倉沢で2度も増水敗退した実績もある。たとえ最初の徒渉を踏ん張っても苦労しそうだ。と、すぐに予定変更のコンセンサス。

こうして最初からつまずいたのだが、大丈夫まだ2日ある。代替案として隣の秋田駒ヶ岳の小柳沢を調べて来た。なかなか良さそうな沢だし、初めての沢のワクワク感がある。すぐに気持ちを切り替えた。

さて、時は昼まえ。そうだ、栗木ヶ原湿原にハイキングへ行こう。まるで神の啓示を受けたように思い立つ。予定では3日目の最終目的地だ。最後に下る筈だった道を往復すれば半日でたりると、荷物をデポして楽しいハイキングへ出発♪

最初はヤブの道は途中から明瞭となり、何よりもブナの大木、巨木の森が素晴らしかった。そしてあっさりと湿原へ。美しくひっそりとたたずむ広大な栗木ヶ原湿原は、ほんとにやさしく私たちを迎えてくれた(ように感じた)。あまりにも簡単にたどり着いて申し訳ない気持ちさえ抱いてしまうほど。大小何十個もの池塘が点在し、見飽きることがなかった。葛根田川のことなどすっかり忘れて幸福感にひたった旅の始まりとなった。

そして翌日はメインの小柳沢へ。有名な葛根田川と違っていまだ全国区の沢ではないが、ブナの沢旅的にはかなりの好感触。登れる美しい滝が連続し、最後はお花畑を詰めて稜線へという、理想的なフィナーレだった。

わざわい転じて福となす。今回はまさにこんな言葉がピッタリする、夢のようなみちのくの沢旅となった。

 



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