ブナの沢旅ブナの沢旅
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カテゴリー:雑記帳
2019.10.01
奥武蔵のこんな沢@蕨山ハネバミ入

奥武蔵のちょっと変わった名前の沢「ハネバミ入」を歩いてきました。入間川水系の枝沢は「沢」ではなく「入」というようです。昔から生活に利用されてきた、ちょっと入っていくという感じの小沢というニュアンスなのかな、と勝手に想像してます。それほど期待もなく、初めての名栗川源流はどんなかな〜と「探索」のつもりで歩いてきました。

キャンプ場からの入渓ですが、自然な雰囲気の落ち着いたキャンプ場なのでそれほど気になりません。もっとも、しょっぱなに登場する登れない滝を巻くときれいに整地された東屋のある広場にでたりしますが。。。

全体の雰囲気はしっとりとした日本庭園風で、岩はほとんど全部苔で覆われています。植林帯も近いのですが、整然と管理されて明るいので気になりませんでした。ちょっとした釜は結構深いので夏場はキャンプに来た子供達も楽しく水遊びできそうです。

それだけで終わってしまわないところが、また憎いですね。わざわざ遠方から沢歩きにきた人にも最後のアトラクションが用意されていました。奥の三俣を右に入ると傾斜が増して最後は3段だか4段の筋状の滝が前方に立ちはだかります。ここを越えるのにはちょっと工夫がいりました。といっても直登は無理で高巻きで一部アドレナリン分泌となり、緩やかな傾斜の尾根に逃げてそのまま登山道に抜けたというわけです。

蕨山は初めてでした。行きの電車が事故で大幅に遅れたため蕨山からのルートは最短で下山できる登山道に切り替えましたが、これが結構な急斜面で沢よりも疲れてしまいました。でも、やっぱり初めての沢を歩くのは何があってもなくても興味深く面白いと思えるのでした。

 

 

 



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2019.09.22
那須の那珂川源流で見つけたナイスな沢

那須連峰の沢といえば一番人気は井戸沢でしょうか。見ごたえがあって快適に登れる滝が続き、藪こぎなく楽に県境尾根に詰め上げることができます。下降沢の中の沢もナメがきれいでステキな1日を過ごすことができ、私もこれまで3回遡行しているお気に入りの沢です。

けれど今回はあえて証明済みの良溪ではなく、未知のワクワク感を求めて那須連峰東面の、沢登りの対象にはなっていない黒川源流を歩いてきました。スダレ山から赤面山につづく稜線に詰め上げる沢です。きっかけは、県境踏破を目指しているある山やさんの記録で、黒川が県境になっていることから歩かれた記録を目にしたことでした。

まだ故障者タグをはずせない身なので、沢ハイキングで展望がいいという赤面山に登るのも悪くない、という程度の控えめな気持ちでした。そしたらなかなかどうして、ナイスな沢ではないですか。ゴーロも長いけれど、しっかりきれいなナメや小滝、ブルーな釜がフォローを怠りません。源頭部の障害物競争も含め、面白かった〜と思える沢でした。

 

 

 



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2019.09.15
奥日光でステップアップのリハビリ沢泊り+焚き火

まだ本格的なテント山行には不安があるのですが、沢に泊まって焚き火がしたいという気持ちは抑えきれません。そこで少しだけ重いザックで歩いて様子を見てみようということになりました。通常は日帰りの沢ですが、取り付きまで歩いてテントを張り、翌日日帰り装備で周回することにしました。

12年前、ブナの沢旅を始めて間もない時に遡行しているのでちょうど干支で一回り。おまけにあの時は膝の故障リハビリ中でした。う〜ん、なんだかリハビリ沢になっていますが、実際にはそれほど楽ではなかったので、やはりこの間歳をとっていろいろ経年劣化しているのだと感じさせられました。

でも、ようやくシーズン初の沢泊りができたし、焚き火もしっかりできたし、ちょっとこだわりの周回ができたしで、まあ頑張ったと思います。次回はザックを担いで短めの沢で沢泊りができれば、ほぼリハビリ完成かなと期待しているのですが、どうかなあ〜。(なにしろ帰宅後ちょっと腰にひびいているもんで。。。)

 

 



2 Comments

  1. 順調ねぇ~♬

    Comment by mt-sam — 2019年9月16日 @ 12:34 PM
  2. もう3ヶ月以上経ったわりには、それほど順調ではないのだけどね。
    なんとか無理のない程度で欲望を満たしてきました。でも、腰椎骨折の回復は手強い!

    越後倶楽部でなくて、これからは故障者倶楽部だね〜

    Comment by akiko — 2019年9月16日 @ 6:33 PM

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2019.09.15
世附川土沢源流遡行

世附川土沢源流遡行などと大仰ないい方ですが、3度目の三ノ沢へウォーターハイキングしてきました。まだまだリハビリ中なので贅沢はいえず、午後から山間部は雷雨の可能性などと予報がでているのでサクッと近場で避暑するくらいのつもりでした。

いつもの通り明神峠からゲート脇を抜けて出発します。昨年は林道から見た大伐採の光景に唖然としたのですが、一段落したようで一部には大きなDocomoの看板を立てた小さな植林も行われていました。入渓してしまえばあとは楽しく快適に、ナメとそれなりの釜を持った小滝を水に浸かりながら越えていきます。小さな沢だけれど、ここに来るたびに、沢とは縁のないハイキング仲間を夏に連れてきたら楽しんでくれるだろうなあ〜と思います。初めてでも釜にドボンが危なくなくて楽しいですから。

源流部では昨年工事中だった林道直下の急斜面の法面工事も終わっていて、すっきりときれいに仕上げてあり感心したほどでした。短い遡行だったので、トレーニングとまでは言えないけれど三国峠に出てから三国山まで登りました。大した標高差ではないのに登りが辛く情けなくなるほどでした。

樹林に囲まれ何の変哲もない山頂ですが、夏に登る人はいないのかひっそりとしていました。朽ち果てそうなベンチに寝そべって背中を伸ばすと頭上のブナが青々とした葉を広げて迫ってくるようでした。

明神峠に下る途中に尾根が広がったブナ平のようなところがあります。少し中に入るとブナの巨木が林立しているところです。立ち寄る人もいるようで、何となくトレースができていました。一番立派なブナに挨拶のハグをして車道に降り立ちました。

 

 

9月7日遡行



2 Comments

  1. うらやましいぃ~(^^♪

    Comment by mt-sam — 2019年9月16日 @ 12:36 PM
  2. 具合はどうかな。まだ1ヶ月よね。人のことは言えないけどあせらない、あせらない〜

    それにしても、井戸小屋左で1ヶ月のうちに知っている人が二人続けて同じところで落っこちるとは!!
    他人事でなく心を痛めました。山岳会だったらきっと単独山行は認めないような沢だよね。
    つぎはないと思って、もう険谷単独はやめてくださいましね。。。

    Comment by akiko — 2019年9月16日 @ 6:29 PM

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2019.08.02
リハビリ開始の沢歩き

腰椎の骨折から2ヶ月。日常生活はほぼ正常になったので、そろそろ山行再開に向けたリハビリを始める事にしました。今までも近くで軽いハイキングをしていて、いよいよ沢歩きへとステップアップです。

まだ滝を登るような力を入れる事に不安があるので、まずは沢歩きから。ならば、ブナのナメ沢に行きたいと大行沢に行ってきました。コルセットをつけての沢歩きなんて、オイオイ大丈夫かよ、って言われそうですけど、沢自体は問題なかったです。一応ストックをもってのナメ歩きでしたけど。。

とはいえ、アプローチの登山道でヘロヘロになってしまいました。最初は体力不足かと思ったのですが、どうも熱中症になりかけたらしいのです。なにしろ連日の猛暑、低山なので歩き始めから汗ダラダラ。それが次第に呼吸しづらくなったり足に力が入らなくなったりで意識朦朧(少し大げさかも)。水分をたくさんとってしばらく休憩したら回復したのですが、一時はこれで撤退かななんて思ったりもしました。

無理は禁物と、沢に降りてからはまずソーメンタイムをとってのんびりすることにしました。それからいよいよナメのハイライト遡行です。すっかり生気をとりもどし、ちょっと腰がひけていたとはいえ、気持ちがいい沢歩きに思い切ってやってきてよかったと思いました。なにしろまだ本格稼働できないのだから、まずは近場の沢で慣らすのが筋かなとも思ったので。

それで様子はどうかといえば、う〜ん、まだ沢泊は厳しそうです。しばらくは日帰りで様子見というところでしょうか。

 

 

 



6 Comments

  1. はじめまして

    いつもこちらの記録を参考にさせていただいております。
    なかなか記録が上がらないと思ったら・・・そういうことだったんですね。
    私も昨年腰椎をやってしまい、今現在ボルトが入っているので他人事ではなく ^^;

    順調に回復されているようで何よりです。
    また記録を楽しみにしておりますのでどうぞ安全にお楽しみください。

    この秋、丸山岳を計画しております。
    akikoさんはメルガ股と大幽東ノ沢どちらも遡行されていますが、
    「東ノ沢からの最後のアプローチこそが丸山岳への王道」という記述がありました。
    今でもやはりその印象はかわらないでしょうか?

    Comment by mi — 2019年8月20日 @ 12:46 PM
  2. miさん

    はじめまして、コメントありがとうございます。

    腰椎にボルトですか。。それでも泊まり山行ができるんですね。初めてなので、このまま悪くなるのではないかとの不安もあったので、ちょっと安心しましたwww.

    ただいま回復は足踏み状態でまだテント山行は難しいですが、日帰り沢歩きでもできればいいなと控えめに考えてます。

    丸山岳はやはり無雪期も残雪期も福島側から池塘のある前衛のポコを超えて山頂にいたるフィナーレが美しいと思っています。
    私もまた東ノ沢を歩いてみたいです。以前は最後の詰めをちょっとミスったので、次回こそはと。。

    お天気に恵まれすてきな遡行ができるといいですね。

    Comment by akiko — 2019年8月20日 @ 5:44 PM
  3. 丸山岳のご意見ありがとうございます。
    おすすめの東ノ沢で行こうと思います。
    今年は雨が多く、各所アブがすごいらしいので心配ですが・・・ ^^;

    私のケースは腰椎が不安定なので、充分固まるまで負荷のかかる活動はNGでした。
    3~6ヶ月といわれ、実際活動許可まで4ヶ月弱要しました。
    しっかり固まってからの活動再開だったのでその後は全く問題なく、
    今ではすっかりボルトが入っていることも忘れて、楽しめております。

    akikoさんの腰椎は安定が得られているので、早期に活動許可も出たと思いますが、
    まだまだ違和感なり疼痛なり、あっても不思議はない時期かと、勝手ながら推測します。

    沢に入る元気があるのですから、気持ちも体も良化しているには違いないかと。
    楽しめる範囲で楽しんで、回復を待ちましょう。

    Comment by mi — 2019年8月22日 @ 12:15 PM
  4. 南会津は夏はアブが多いのでずっとさけてますが、8月末になるとぐっと減るみたいですよ。

    腰椎の場合は回復に時間がかかるということをだんだん実感してます。
    以前肋骨骨折したときは1ヶ月ほどで復帰できたので甘く見てましたね。
    背中の調子が悪いので今日また整形外科に行ってきたんです。
    直近ではコルセットを外して山に行ったことを白状したら、先生から(冗談を込めて)
    バカものーと言われてしまいました。とんでもないらしいです。

    やはり数ヶ月単位でみないといけないのですね。経験した方に教えていただき納得しました。
    おっしゃる通り、楽しめる範囲で楽しんで、回復を待つことにします。
    コメントありがとうございました。

    Comment by akiko — 2019年8月22日 @ 9:17 PM
  5. 私も長くて半年と言われたときは、絶望的だったので心中お察しします。
    経験者の情報もなかなか得られず、悶々とした日々を過ごしたものです。

    もし聞いてみたいこと等あれば、メールでご連絡ください。
    私がお答えできる範囲であれば、お答えします。

    どうぞお大事に。

    Comment by mi — 2019年8月27日 @ 12:10 PM
  6. やはり最初は状況がわからず不安でしたが、コメント頂いたりちょっとずつ回復している
    ために今では時間の経過が必要だと納得できています。
    もし何か伺いたいことが出てきたら、ご連絡させてもらいますね(多分大丈夫と思いますが。。。)

    かさねてのお心遣いをほんとうにありがとうございます。

    Comment by akiko — 2019年8月27日 @ 6:39 PM

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2019.06.22
ただいま故障中

沢シーズンに切り替わるや否や、6月初旬にさっそく骨折してしまいました!!!

腰椎が2本折れ、肋骨にもヒビが入って全治1ヶ月の診断です。2週間経過してかなり回復したものの、腰骨なのでしばらくは文字通寝てました。今回はちょっと滑ったスラブを空身で登って行き詰まり、隣の乾いた岩に乗り上げようとしたところでフェルトソールがツルッとなって滑り落ちてしまったわけです。高さにして3-4m、長さ数mくらいで、着地したときの衝撃で腰を打ったようです。ザックを背負っていればもうちょっとは衝撃が緩和されたかもしれません。

一連の滝を登って、ちょっと難しい所を通過できたものだから調子に乗ってしまったのだと思う。幸いにもなんとか歩けたので、これは沢を下るしか生きて帰る道(大げさな!)はないと思い、懸垂を交えて数時間かけて戻りました。あとでお医者さんに、よく歩いて下山できたと感心されました。。こういう時って馬鹿力がでるのでしょうね。

昨日の2週間後検診で、「あと1ヶ月したら沢登りできるよ」と言われました。整形外科の先生にはこれまでにも肩腱板断裂の時にお世話になり、沢登りをやっていることなど話をしてあったので、覚えていたようでした(ちなみに、肩の故障は一時は手術の可能性もほのめかされたのですが、様子を見ているうちに断裂したまま平気になって現在にいたっています)。今回久しぶりに受診に行った時も、開口一番、「おう、また崖から落ちたのか。。」なんて言われてしまい、いい歳して物好きなおばさんだと思われているんでしょう。

なにはともあれ、怪我をしたといってもこの程度で済んだのは幸いだと思ってます。やはりリスクが高いことは明らかなわけで、事故で亡くなった方々もいます。これまでもフォローしていたブログの更新が途絶えたと思ったら遭難していたという悲しい出来事もあります。そんなわけで、「ブナの沢旅」の更新がしばらくないと心配してくれる人もいる(?)かもしれないと思い、近況をお知らせしました。トホホだけれど、I’m fine !



4 Comments

  1. そうなのです。
    更新が6月に入ってないな!! と思っていました。

    お口の方は元気なご様子で良かったです
    お身体の方は治癒力も少しは落ちていることでしょうから?
    ゆっくり静養して下さい。

    Comment by kazika — 2019年7月4日 @ 9:38 PM
  2. kazikaさん、お見舞いメールありがとうございます!!

    いや〜、まだ見てくれていたのだと、うれしかったです。
    ちょうど一ヶ月たちましたが、沢はまだちょっと先になりそうです。
    足がなまってしまいそうなので昨日は鎌倉の裏山を歩いてみました。
    もう先が短いのに一夏棒に振るというのは悲しいけど、
    山の楽しみ方はいろいろあるので、まあ気長に養生します。

    kazikaさんのサイトで、丹沢の花の種類の多さにびっくりしました。
    私もこれからは見上げるばかりでなく足元も楽しめるような山歩きが
    できたらなと思ってます。

    Comment by akiko — 2019年7月5日 @ 10:20 PM
  3. こんにちわ
    シーズンに入ったのに沢の記録がアップされず、どうされたのかしら?・・・疑問に思っておりました。
    沢では、滑落事故は、当たり前、自力で下山出来る位の怪我で良かったですね。
    夫も、滝を巻いて巻きから沢床に下りた瞬間に3~4m滑落、
    足をやってしまったか・・・と思いましたが、細い枯れ木がクッションになって
    大きな怪我はしませんでした。あの時を思い出しても、心がザワザワします。
    焦らず、お大事になさって下さい。

    話は変わって、5月3日 只見丸山スキー場から村杉岳を目指して入山。
    下の方はすでに雪がなく、村杉沢右岸はあきらめて白滝沢を偵察するも、
    雪のあるところまで藪漕ぎするガッツもなく、撤退。銀山平に向かい、日向倉山を歩いて帰途につきました。
    帰宅して、akiko様の記録を読み、時期選びが難しい・・・と実感しました。

    Comment by 箭内 和子 — 2019年7月21日 @ 12:45 PM
  4. 箭内さま

    コメントありがとうございます!
    あれから一ヶ月半たち日常生活には支障ないのですが、本格復帰にはもう少しかかりそうです。
    どうもちょっとした油断の隙があぶないようですね。だんなさまもご無事でなによりでした。

    連休の村杉岳は残念でしたね。今年の残雪は下が雪解けが早くて上は割と多いという印象でした。
    たしかに時期選びが難しくて、私たちは大川猿倉山がズタズタ雪で撤退したので、もう少し早い時期にすればよかったと思ったのでした。
    村杉の藪がひどい場合は、蔵前沢山に登る尾根はしたが雪がなくても藪は薄いし、残雪も豊富な印象でしたよ。

    早く沢旅に出たいです〜

    Comment by akiko — 2019年7月21日 @ 5:32 PM

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2019.05.25
残雪とブナの新緑・信越トレイル

5月22日から3日間、信越トレイルで残雪のブナの新緑にひたってきました。これまでも積雪期に何度か歩いていますが、一度新緑の姿を見てみたいと思っていたのでした。残雪と新緑の山歩きが目的ですからトレイル全行程踏破などということは考えもしません。残雪が期待できてブナが一番きれいな鍋倉山から入山して、トレイルのいわゆる終着駅といわれている天水山までを、幾つかの池に寄り道しながらゆるりと逍遥してきました。下山は昭和20年に7.85mという日本一の駅の積雪を観測した森宮野原駅(最後の写真)です。

1000m程度の低山なので尾根筋についている登山道は大部分でていましたが、できるだけ雪を踏む形で自由にラインを引き、藪になったら登山道に戻るという楽をしながらの山歩き。登山道はよく整備されている印象でしたが、今回よくわかったのは、すてきなブナ林は登山道まわりではなく、もっと奥にあるということでした。

5月はまだ残雪豊富なので、登山道を離れたところにたたずむブナの新緑を楽しむことができる絶好の季節だと実感しました。欲を言えば、あと1週間から10日ほど早ければもっと若葉のグラデーションに彩られていたことでしょう。

3日間、ブナしかない、ブナだけの、ブナに抱かれた山旅となりました。さあ、来月からはブナの沢旅を始めましょう〜

 

 

 

 

 

 



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2019.05.18
檜洞丸石棚山稜の孤高のブナ倒れる

雪の春山シーズンが終わると山々は新緑に萌え始めます。沢シーズンを迎える前に、新緑ハイキングを楽しむのが恒例です。今年はブナ林がきれいな石棚山稜を歩き、檜洞丸から犬越路に下ってみました。わたしの丹沢ハイキングはバスで行けて登山道があるところなので、毎度代わり映えはしませんが、半分はたくさん歩くトレーニングだと割り切っています。

石棚山稜を歩いて登山道が東にカーブする所は緩やかな沢の源頭部のようになっていて特にブナ林が美しいところですが、鹿柵ができてからはちょっと興ざめですね。緩やかに下ると広い鞍部にはトトロの森の主のような半ば朽ち果てそうなカツラの巨木が鎮座。檜洞丸から下ってきて初めて見たときは少しガスっていることもあり思わず息をのんで立ち止まったことをよく覚えています。

カツラの巨木の鞍部から北向きに緩やかに登っていくのですが、途中にひょろりとした背高のっぽのブナがポツンと一本そびえ立っています。2008年に最初に見たときから一人で頑張ってるなあと愛着がわき、勝手に「孤高のブナ」と名付けていました。以来冬の陽だまりハイキングで何度も歩いてその度に写真を撮っていました。写真は左から2008年11月と2015年9月、右が最後に見た2018年1月のものです。(クリックで拡大)

  

今回も若葉の「孤高のブナ」はどんなだろうと楽しみにしてきたのですが、あるべき場所に見当たりません。通り過ぎてしまったようで気になり、引き返してあたりの斜面を探してみました。そうしたら悪い予感が的中してしまいました。根をたくさんのばした大きな土の塊がむき出しになり、土の裏側にに孤高のブナが倒れていたのでした。

去年の1月に見たのだから、この1年の間のことです。そういえば、去年は横浜でも瞬間最大風速が50mを超える台風がありました。我が家のベランダの仕切りが吹っ飛んでしまったくらいです。その時にやられたのかなあ、などあれこれ憶測。これであのノッポを支えていたのかと驚くほど、根が細く浅いことも意外でした。なんだか寂しい気持ちに襲われましたが、記録をしておいたことがせめてもの慰めです。何事にもいえることですが、記憶を記録するということは、とても大切なことだと日頃感じています。

 

そういえば、今回は恒例新緑ハイキングだったのでシロヤシオなどのことはあまり念頭になかったのですが、5月17日現在ではほとんどがまだ蕾も見られない状態で、ブナの芽吹きも例年より遅いようです。山頂はまだ冬枯れ状態で、わずかに豆桜が咲いていたくらいでした。あと10日から2週間くらい先でしょうか。昨年は当たり年だったらしいのですが、今年は花の着き具合はあまり良くない印象でした。

P.S 石棚山稜ではずっとミツバツチグリという可憐な黄色い花が沿道を飾っていたのが素敵でした。

 



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2019.05.06
青い瞳の春の目覚めから浅草山麓逍遥の旅

連休後半の3日間、浅草岳山麓逍遥のブナの山旅に浸ってきました。久しぶりに只見線に乗って只見の入叶津から入り、まずは沼の平へ。雪解けの水を勢いよく流す小三本沢をこわごわ渡渉すると安らぎの別天地に誘われます。

ブナは芽吹き直前の様子。沼の平の沼たちはすでに冬の眠りから覚めたものや、今まさに覚めつつあるもの、まだ眠っているものなどさまざまでした。今回は沼めぐりではなく沼を俯瞰する猿崖の尾根を歩くためでしたが、そのために思いがけず、まるで春の目覚めのような美しい青い瞳の沼を見ることができました。

 

猿崖直下の濁り沼はいつも一番のお寝坊のようで、昨年5月下旬に来た時もまだ白いままでした。大三本沢右岸尾根は10年前に歩いて印象深かったブナの美しい尾根です。初日はここに泊まって早朝浅草岳へ。田子倉湖対岸には前回撤退した村杉半島の山々。その先には永遠の恋人丸山岳。

さて二日目の逍遥は大三本沢左岸尾根から八十里越の木の根峠です。10年来の想いをようやくかなえることができました。一言で言うと前半天国後半試練というところでしょうか。へとへとで木の根峠に泊まりました。早春の木の根峠は2017年秋に歩いた時とまるで違ってあっけらかんとしていました。(思い入れすぎたのでそう感じたのかもしれません)

 

 

三日目は田代平の田代山とその先を見たくて少しだけ足を延ばしました。越後の山もそれほどたくさんではないけれど、思い出深い山ばかりです。粟ケ岳〜矢筈〜御神楽〜狢が森みんな一列に並んでいるようでした。下山路は時間切れということもあり、予定を変更して五味沢林道を下りました。事前に調べもしなかったので、あとで無謀だったと思いましたが、途中ハラハラしつつ何とか無事に下山できました。下るにつれブナの新緑がとてもきれいで長い道のりがそれほど苦にならなかったのは幸いでした。

コースラインもすっきりしないしすごく地味ですが、「ブナの沢旅」らしい山旅だったと思っています。

 

(記録は後日に。。)



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2019.04.24
手強かった大川猿倉山@村杉半島

週末に奥只見の「村杉半島」へ行ってきました。10年前に最初に出会って記憶に残った端正で風格のあるブナが集う尾根を登り、翌日は村杉岳のその先にある大川猿倉山を往復。三日目には村杉岳を南下してブナ大通りを散策し倉前沢山から下るというプランでした。

が、大川猿倉にはたどり着くことができませんでした。山頂鞍部手前のポコで首皮一枚で繋がっているような柔雪の雪庇を下ることができず撤退を決めました。そこまでも痩せ尾根で雪が割れて壁ができていたりして苦労したのですが、時間もかかり見えない箇所で同じような状況に見舞われるかもしれず、残念だったけれど諦めました。遠目では雪が繋がっていて猿倉は無理でも手前の大川猿倉までは行けそうだったんですけれどね。まあ、不安定な雪の処理に不慣れで力不足ということでした。

帰路でもバックステップで下った雪壁を登り返す時に踏み込むと中が空洞で足元がくずれたりと気がぬけず弱層のミルフィーユになってました。村杉岳のその先の景色を見たいということで1日をあてたのだけれど、やはり思いが浅いと頑張ろうとする「火事場の馬鹿力」も出てこないものです。

とはいえ、初日と三日目はゆったりとした美しいブナの雪尾根を気持ち良く歩きましたし、大川猿倉から逃げ帰った日は気持ちを切り替え、村杉岳下のブナ林にテントを張って今年初めての焚き火に執念を燃やし無念を消し去ったのでした。もし再度トライするならシルバーライン開通直後の雪が多い時がいいのかもしれないという好奇心と、やっぱり自分の山じゃないからno thank you という気持ちが交錯しているところです。

今回は山と温泉で4日家を空けたため雑用がたまり記録は少し後になりそうなので、とりあえずの速報です。

 

 

 

 

(三羽折の高手手前からみた村杉岳と美しいブナの尾根)



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