ブナの沢旅ブナの沢旅
▲トップページへ
カテゴリー:雑記帳
2020.01.28
静かな南会津のブナの森へ@窓明山

数日前に白毛門でラッセル三昧の途中撤退しました。雪にまみれて楽しくトレーニングをしたと思うことにして、つぎはご褒美のブナの森で一夜を明かしたいと思いました。最近は勢いづいており、さっそく機会をつくって久しぶりの南会津へ向かいました。今シーズンは積雪が少ないのでまずは登山道のある窓明山をチョイス。家向山を経由するルートの途中にはすてきなブナの森が何カ所かあるお気に入りの山なのです。

予想通り雪は少なかったです。おかげで順調に進めましたが、積雪期に見慣れているブナの森の様子が少しちがいます。ブナの大木だけが林立する森ではなく、低潅木の藪があちこちにでていて凛とした美しさをそいでいます。それでも十分美しく、やっぱり南会津のブナの森が自分の山の居場所だと、あらためて感じました。

そういえばテント泊も久しぶりでした。カレンダー的には厳冬期のテント泊ですが、最近はあまり寒い思いをしたことがなく、今回もせいぜいマイナス5-6度程度でした。窓明山から三岩岳の稜線を見渡すブナの台地にテントを張り、久しぶりの山泊まりルーチンを楽しみました。

翌日は予報に反して高曇りでしたが、視界は良好なので予定通り窓明山から三岩岳の稜線を周回しました。さすがに山頂稜線は真っ白でしたが、やはり例年に比べると雪は少なく窓明山の雪庇も育っていません。四方の山々を展望すると、やはり奥利根の山並みは白さが際立ちます。一ヶ月前には白さがマダラだった丸山岳も真っ白に。坪入山から延びるブナ街道に目を転じ、稲子山から山毛欅沢山そして小さなピラミダルな城郭朝日山を追いました。一方、例年スキーで滑り降りたら気持ち良さそうと眺めていた三岩岳北斜面は藪がでていました。ちょっと厳しそうです。

こんな風に積雪状況を確認するのも今回の山行の目的の一つでした。2月も暖冬傾向は続くらしいのですが、まさかこのまま雪山は終わりなのかと気になるところです。今回は行きも帰りも東京は雨という天候の中で、南会津のブナの森の静かな山旅を楽しむことができたことを、喜んでいます。(詳細記録は後日に。)

 

 

 

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2020.01.20
新雪モフモフの石棚山稜から霧氷の檜洞丸へ

電車の遅延で前回行きそびれた檜洞丸へ。タイミングよく降雪直後となり、好きなブナ林の石棚山稜から歩いてきました。積雪はそれほど多くなかったけれど歩き始めは一面の銀世界です。期待をもってヤブ沢の頭までの急登を頑張ると石棚山のゆるやかなブナの尾根へ。雪が次第に深くなり、誰も歩いていないサラサラの新雪を気持ちよく踏んでいきます。

降雪の時は登山道に雪が吹きたまるので、場所によっては膝くらいになりますが、テシロの頭あたりで単独の男性が追いついてすごい勢いで進んでいきました。それまで十分楽しんだから、まあいいかな〜。それでもツボ足なのでもぐるモグル。。(一応ワカン持って行ったのですけれど短い距離なので使わず)

ちょっと時間をおしてつつじ新道分岐にでると、雲がでてきたけれど霧氷が綺麗でした。バスで箒沢公園で下車したのは私たちだけだったのでみなさんツツジ新道から山頂です。そのため1時間ほどタイミングがずれて私たちがついた頃は誰もいなくなりました。青空はなかったけれど、いつもの冬枯れの青空とは違う、凍てついた雰囲気の山頂もなかなかいい雰囲気でした。

 

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2019.12.17
雪山はじめの会津駒ヶ岳

ブナの沢旅でもようやく雪山シーズン開幕となりました。雪山はじめは南会津の山へ、だったのですが、ある程度標高がないとまだ雪がないらしい。でも、雪はあればあったでラッセルはそこそこにしておきたい。あれこれ理由をつけて、ちょっと安易ながら会津駒でシーズンインとなりました。

もくろみ通り、樹林帯にはしっかりとトレース。樹林帯を抜けてからはなぜかトレースは消えていてまるでバージンロード。雪はしまっているのでもぐってもくるぶし程度。見上げれば雲ひとつない青空。それなのに他に誰もいません。もういいとこ取りをしすぎです。

山頂へつくと、あれっ、山頂標識が見当たりません。周りの木々はまだ埋もれていないのでそれほどの積雪とは思えないのですが、とにかく雪に埋もれていました。(あとでわかったのですが、週末の一晩で山頂はかなり降雪があったようです。どおりでトレースも消えていたわけです)

山頂から富士山がよく見えたのは意外でした。飯豊は言うまでもなく奥利根方面もさすがに雪が多かったけれど、窓明山から丸山岳の尾根筋は本格的に白くなる前で、いつも遠くから見渡す二つの真っ白なお椀のような山にはなっていませんでした。浅草岳、守門も出来上がってました。スキーをしないので燧ヶ岳は私にとって登るより眺める山。美しい山容ですが、やっぱり雪は少ない。会津駒は展望のいい山なので、山座同定がつきません。

久しぶりに重いシューを履き、あれこれ雪山装備の確認もできました。幸先のいい雪山はじめだったのですが、楽な条件を揃えすぎで、これも考えものだなあと複雑な気持ち。これからはもっといろいろな場面に対応できるようになって、それぞれの場面で楽しめるようになりたい。これをつぎの目標にしようと思える雪山はじめとなりました。

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2019.12.14
恒例の体力測定で丹沢山へ

ここ数年は毎年今くらいの時期に大倉尾根から丹沢山へ、体力変化を見るためのハイキングに出かけています。大倉尾根のコースタイムは十数年分のデータがあるので単純比較しやすいのです。最近は今までよりも回数でいえば多く山歩きをしているけれど、標高差が少なくて歩く時間も5~6時間。だから疲れないので楽だけれど、山に行ったという印象も薄くなります。

年齢的にはそのくらいが妥当でいいのでしょうが、まだ、もう少しテント担いであの溪、この山に入りたいという欲があるのです。だから時には負荷をかけた山歩きしなくっちゃと思って丹沢山。ちょっと前までは蛭ヶ岳往復したこともあったので、負荷のレベルも下降しているのは仕方ないですね。今回もせめて不動ノ峰とか思っていたのだけど、晴天予報に反して山はガスがかかっていて視界はほとんどゼロ。そうなるとモーチベーションが一気にさがります。

ほんとなら塔ノ岳で引き返してしまいそうですが、ガスで気温が低かったせいで予想外の霧氷がみられました。これでちょっとテンションがあがり、せめて丹沢山まで行くことができたというわけです。今回は足が重くて辛かったけれど、なんとか去年並みのペースで骨折の影響もなくなったようでした。あんなに辛かったのに、下山後の筋肉痛とか疲労は今までの丹沢山のなかで一番軽かったのが不思議です。まあ、まだ大丈夫かな〜

大倉尾根ではもみじの真っ赤な紅葉、塔ノ岳を越えてからは霧氷の花につつまれた、一味違ったトレーニング山行となりました。

 

 

大倉7:45ー塔ノ岳10:50ー丹沢山12:00/12:20ー大倉15:45(細かい休憩含む)



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2019.12.06
山の民の怨念

「リニアは山の神の怨霊を知れ 山の民より」

先日山梨県の上野原市と都留市の境の尾根歩きをしていたら、ちょっと毒々しいこんな看板が登山道脇に置いてありました。なんだろうと見たら山人のリニアに対する怒りの声でした。確かにこの辺りはいち早くリニア実験線が敷設された地域です。途中にはトンネルから地上に出るリニア線が見えました。

リニア新幹線については南アルプス国立公園の環境への悪影響など様々な方面から反対や懸念の声が出されていますが、本格工事は既に始まり、2027年開業なのだそうです。いつも呑気にあちこち山歩きを楽しんでいますが、先週の高松山の第二東名工事につづき、またしても山の苦境を感じさせられたのでした。

といいつつ、自分では何もしているわけではなく時勢に流されて日々過ごしているわけだけれど、せめて心に留めた気持ちを残しておきたく記録しました。

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2019.12.01
ときには残念な山歩き

そうです。ちゃんと確認しなかったわたしが悪いんです。でも、これほどだとは、いくらなんでも。。。

ずっと陰鬱な天候が続いていたのでようやく晴れた日、軽く山歩きをしようということになりました。いつもながらの急ごしらえなので、近くでまだ行ったことのない軽い山くらいの条件で、名前が面白いシダンゴ山でも行ってみようかと。これだけじゃ短すぎるので、高松山まで歩いてみようかと。

電車に乗ると白く雪化粧した、いかにも霧氷の丹沢の山並みが見えてきました。思わず予定変更して丹沢山いこうか〜なんて言ったけど、いくらなんでもそれは無節操ということでおとなしく新松田から寄へ。最初は茶畑やみかんの木の里山の雰囲気がいいなあ〜とか余裕があったのだけれど、すぐに植林帯へ。これはどこでも最初はそうなので、そのうち途切れるだろと思っていたら、山頂に着いてしまいました。さすがに山頂は開けた平坦地で気持ちがいいところでした。真ん中にお社があり、おめあての山名由来板もありました。

なるほど。シダンゴは古来「震旦郷」と書くのだと。震旦とは中国の旧異称で、「一説に欽明天皇の代、仏教を寄の地に伝える仙人があり大寺の地、この山上に居住し仏教を宣揚したという。当時箱根明神岳や丹沢の尊仏山(塔ノ岳)にも同様の仙人がおり、盛んに往来した形跡があったという。この仙人をシダゴンと呼んだことから地名が起こったといわれ、シダゴンとは梵語で羅漢(仏教の修行を積みさとりに達した人)を意味し、シダゴン転じてシダンゴウ(震旦郷)というようになったともいう。」なのだそうです。シダゴンなんて、なんだか今風のゆるキャラの名前みたいです。

「シダゴン」をあとにしてまずはダルマ沢の頭へ向かいますが、ずっと植林帯の中です。ここから尾根は南下して立派な標識はなくなり、いかにも植林の作業道風となります。登山道というより作業道を歩かせてもらってると思えば、植林帯は当然のことです。近くでは間伐作業をしていました。高松山に近づくと虫沢古道を守る会の古い木の標識があらわれます。里山で古くから利用されていた径路だったようです。

このころになると植林帯コースを選んだ自分への怒りがあきらめにかわり(かなり大げさ。。)、まあこんなこともあるさあ〜と、高松山へ。山頂は広々とした草地で富士山と箱根の山並を背に海と平野の展望が広がってとても気持ちのいいところでした。丹沢の帰りにバスでこの辺りから乗車するハイカーが意外と多いので高松山って登られてるんだな、くらいに思ってたのだけど、なるほど手軽でいい山だということがわかりました。銀マットをしいてしばしピクニック気分。とても寒い日だったのですが、山頂はポカポカお日様が暖かく気持ち良かった。

下山路の途中にあるビリ堂に立ち寄り、ここでも由来を知りました。このコースは古くから花女郎路といわれ、山北から高松山、ヒネゴの頭、割沢の尾根筋を通って八丁集落に通じる路があったのだそうです。どうして花女郎路かを知りたかったな。ビリ堂は最後ビリにある観音堂だから。この馬頭観音は文化10(1813)年に尺里の人々が近隣と協力して建立した12体の8番目で、さらに下ると同じ観音像が2箇所ありました。最後のものは新東名の工事現場隣の新しい道路の脇に移設されて祀られてました。工事だからと排除してしまったらバチがあたりますよね。

農道終点付近からは新東名の工事現場と隣接する農家のミカン畑を見ながら山北駅までテクテク歩きました。丹沢の低山は新東名工事があちこちでみられ、完成したらどうなるんだろう。ともかく全行程の9割くらいが植林帯といういくらなんでも予想外の山歩きでしたが、いつもと見える景色が違うことがいろんな意味の刺激になったことは確かで、簡単にするつもりの雑記帳がだらだらとしてしまいました。そして、最後の高松山が気持ち良かったので、終わりよければすべてよしと思うことにしました。。。

 

 

(思い出は美しく〜)

 

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2019.11.23
沢納めは伊豆の沢へ

11月に入っても暖かい日が続いたため、例年よりも長く沢を楽しんできました。シーズン開始早々に怪我をしたため泊まりの沢はほとんど行けなかったけれど、状態が安定してきた秋には積極的に日帰り沢にでかけました。多くは穏やかな沢歩きでしたが、これまで訪れたことのない沢を選んで好奇心の世界を広げようとこころがけたのでした。

さすがに11月下旬ともなればそろそろシーズンも終わります。そこで今までとは発想をかえて伊豆半島の沢へ向かいました。伊豆半島には「まともに」沢登りの対象となる沢はないけれど、温暖な気候なので他の沢には行けないオフシーズンの時期の選択肢になるいう位置付けのように思っていました。

けれど今回実際に遡行してみて、そうした考えは少し変わりました。確かに対象となる距離は短いのですが、大滝に始まり大滝に終わるという具合に見所が予想以上にありました。登れる滝は少ないけれど滝見沢ハイキングと思って遡下降すればかなり充実感を得ることができます。遡行開始地点までは海とおだやかな山並みの景観が続き、帰りは富士山を間近に見ながらの素晴らしいドライブが楽しめるなかなかの山域での沢納めとなりました。

 

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2019.11.17
丹沢 唐沢林道の惨状

そろそろ紅葉の沢ハイキングも終わりに近づいています。週末に物見峠から唐沢林道を経由して唐沢川を遡行(というか沢筋歩き)して賑やかな大山にタッチ、ヤビツ峠に下りました。

物見峠から標識に沿って下ると唐沢林道の物見隧道の手前に降り立ちます。しばらくは舗装された車道歩きとなりますが、山の紅葉や眼下の物見沢を眺めたりで飽きることはありません。唐沢林道は一般車通行止めなので快適な登山道のようなもの。

最近の台風や風水害の影響はないかと気にはなりましたが、全体に少し荒れている程度で(関係者の?)車の轍も見られました。ところがもうすぐ入渓点の小唐沢橋だと思った頃、突然目の前の景色が変わり、車道が消えておびただしい泥と倒木が目に飛び込んできたのでした。なんという光景かと唖然としましたが、なんとか合間を縫って歩き抜けることができました。そんな状態が数十メートルくらいつづいて、もとのアスファルト道路となり、まもなく唐沢川の堰堤滝が見えてきました。

最近の唐沢林道について事前に情報をとっていたわけではないので、知らないのは自分たちだけなのかなあ〜と思ったりもしたのですが、帰宅して調べてもそういう情報は見つかりませんでした。倒木の様子などから最近のことのようにも見受けられました。新しい轍が関係者のものだとすれば情報把握はしてあるはずと思いますが、かなり大規模な土砂と倒木帯なので、撤去作業も大変そうです。自転車で林道を走る人も結構いるようですが、この区間は担がないと無理なので、歩くにせよ走るにせよあらかじめ覚悟しておいたほうがよさそうです。あるいは通行止めになる可能性もあると思います。これからどうなるのか気になるところです。

 

 

 

 

 

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2019.11.02
浅草岳山麓 沼ノ平ワンデリング

浅草岳山麓の沼ノ平は2008年5月初旬の残雪と新緑の季節に初めて訪れ、たちまちfall in love~

 

最近は毎年同じ時期に足を運んでいるお気に入りのブナの森です。いつも残雪と新緑の時期なので、一度紅葉の季節に来てみたいと思いながら実現していませんでした。そしてようやく今年機会を得たのでした。

思い描いていた以上の美しい森と紅葉に映える沼に巡り会えました。沼ノ平には登山道もありますが、残雪期にしか歩いたことがないので登山道がどのように通っているのかも知りたいところでした。当然ですが、登山道を離れると藪に阻まれたりもします。

見事な紅葉に心ときめき嬉しかったのですが、同時に残雪期の自由が恋しくもなった沼ノ平のブナと沼巡りとなりました。

 

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2019.10.29
腰椎骨折顛末記@足尾 神子内川黒沢

6月初旬に腰椎骨折してから5ヶ月。そろそろ沢シーズンも終わりに近づいているので、簡単に当時の状況について記録を残しておくことにしました。

事故を起こした沢は足尾の神子内川黒沢です。初級の沢とされていますが、巻かずに直登すると初級としては難しい滝が2、3あります。それ以外は小滝が幾つかあるだけのどちらかといえば平凡な沢ですが、溪相は近場の沢にはないよさがあります。一つ目は前半すぐに現れる10m滝(写真左上)で、これは上部の手がかりを見つけられないとちょっと苦労します。二つ目はトイ状滝(写真左下)。滝上に乗り上げるところがリーチが長くないと難しいのですが、手前左壁に残置があるので確保の安心感でトライできます。でも何度かやっても最後が届かずにストンと落ちてしまうため、頑張って右側壁スラブに乗り上げてなんとかクリア。ここでうまくいったために気をよくして三番目の滝(写真右下)へ。ここをクリアすればあとは穏やかに詰めるだけというところです。

仲間が水流がある右側を登りますが上部に手がかりがなく、水流左にトラバースするのも滑りがこわくてできずに仕切り直しとなりました。そこで私が左側の水流のないスラブに取り付いてみました。全体にぬめっていてこわごわでした。中段くらいまでいったところで直上不可になったため、右側の乾いた岩に横移動でのりあげようとギリギリでトライしたところでフェルトソールがツルッとすべって下まで滑落。すべった足の具合で前向きになって滑り落ち、最後はドーンと着地してしばらく動けなくなりました。傾斜はそれほど強くありませんが、高さ3~4m、長さ数メートルの滑落です。悪いことに空身だったので、直接腰を打ったというのではないのですが、大きな衝撃を受けました。ザックがあれば衝撃が緩和されたかもしれません。

しばらくしてなんとか起き上がり歩くこともできたので、下山するしかありません。幸い救助要請するほどでもなさそうでした。こういう時は仲間の動揺の方が大きいかもしれません。私自身は歩き通せるかどうかなんて考える暇もなく必死でした。まずはやっと越えたトイ状滝を下らなければならず、懸垂しました。ここで問題発生です。懸垂後にロープを回収しようとしたら、トイ状滝の中の岩の隙間にロープが挟まって回収不能に。すごくみっともないと思ったけれど残置するしかありません。こういう時に限っていつも携帯していたナイフを持ち合わせていませんでした。そして、これはナイショにしておこうとも思ったのでした。

その後は仲間になるべく歩き易いルートを先導してもらい、ストックを頼りに巻きながら沢を下り、数時間かけてなんとか駐車地点までもどることができました。近くに救急病院がないか探したのですが見つからず、休日でもあったのであきらめて帰宅しました。

二つ目のトイ状滝をチャレンジ気味にクリアできたので、調子に乗って気が大きくなっていたと自己分析。残置したロープについては、後日の遡行記録が出たのを見たところ、かなり傷んだ形でそのままになっている様子。できれば再訪してロープを始末したい気持ちです。

翌日病院にいって診断してもらったところ、腰椎2本骨折、肋骨の軟骨骨折の診断となったことはすでに「ただいま故障中」で報告した通りです。現在の回復状態は80~85パーセントというところでしょうか。歩くのは問題ないのですが、岩に立ち込んだりへつったりする時に十分力を入れることができません。来年までは回復してほしいのですが。。。

とまあ、こんな具合で情けない顛末なのでした。

 

 



3 Comments

  1. はじめまして
    いつも興味深く、ホームページを拝見しています。

    10月27日、私も黒沢を訪れました。
    台風と長雨の影響か、水量が大変多く、とても滝を登れるような状況ではなかったです。
    巻いてばかりで沢登りにならないなあ、と思って歩いていましたが、事故報告をされた滝の高巻き中に、同じく事故があり、そこから撤退となった次第です。

    私たちの方は、滑落ではなく、私が不注意で起こした落石が同行者に当たって負傷したものです。
    軽傷ではありましたが、本人が下山を希望しており、少なからず動揺もしているようなので下山を決めました。
    跳ね返った石が、左の眉の辺りにぶつかったようでした。

    状況は異なりますが、同じ地点での事故ということで、少し驚いています。
    快癒には、まだしばらくかかるのでしょうが、お大事になさってください。
    沢登りだけでなく、雪のレポートも楽しみにしています。

    なお、当方の負傷者は、この三連休も元気に沢登りに出かけていますので、傷は心配ないかと思います。

    Comment by たぴおら — 2019年11月6日 @ 12:50 PM
  2. たぴおらさん

    コメントありがとうございます。
    まあ〜、黒沢へ、そして同じ滝のところでアクシデント、撤退。。ですか。
    でも、同行者さんは軽症でよかったですね。この滝については、少し前になりますが某山岳会で単独入渓した女性が滑落したけれどことなきを得たという記録もありました。けっこう鬼門の滝のようです。

    ある山ともには私が事故った山(2回)はいつも足尾だねといわれました。数年前は(多分自己誘発?の)落石で肋骨骨折でした。やはり足尾山塊は全体が脆い印象はありますね。

    思った以上に全快には時間がかかりそうなので、すこしでも役に立てばと、生まれて初めてカイロプラクティックに通い始めたところです。
    沢シーズンもそろそろ終わり、いよいよ雪山が始まると思えば、それも楽しみです。

    Comment by akiko — 2019年11月6日 @ 5:29 PM
  3. ブナの沢旅 akiko様

    たぴおらです。

    黒沢の件の滝は、平水の際に苦労して登っている記録も散見され、要注意の場所のようですね。
    いずれ、現場検証を兼ねて、再訪したいと思っています。

    ところで、鳴虫山へ行かれたんですね。
    実は、私もこの4日に連れ合いとハイキングで訪れました。思ったよりも、眺望が得られなかったので、少し中途半端だったんですが、初めて訪れた憾満ヶ淵は、増水気味のせいもありなかなかの迫力でした。
    で、地形図を見て、登山道のそばを流れる沢に「素麺滝」と記されているのが気になっていました。
    ヤキバ沢というんですね。気になっていたところの記録が、こんなに早く拝見できるとは…。
    ということで、連投になりますがコメントさせていただきました。
    沢をやっていると、目のつけどころが似てくるんでしょうか…

    URL欄に、所属山岳会のホームページURLを入力させていただきました。もしよろしければご覧いただけると幸いです。
    黒沢の記録も事故報告を兼ねて、近々投稿しようと思っています。

    Comment by たぴおら — 2019年11月9日 @ 5:53 PM

Sorry, the comment form is closed at this time.