ブナの沢旅ブナの沢旅
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カテゴリー:雑記帳
2020.04.23
二王子岳〜門内岳@思い出の写真集(3)

ブナの沢旅を立ち上げてからは、毎年GWの前半に南会津のブナロードを歩いていたのですが、ある年にふとしたことから私にとってはかなりの飛躍となる、飯豊連峰の縦走にチャレンジしました。この山域に初めて足を踏み入れたのはまだ前年の3月、美しくも恐ろしい剣ヶ峰を越えてたどり着いた三国岳でした。そこで見た神々しいまでに真っ白な峰々に魅了され、飯豊への憧れを抱くようになったのでした。

いろいろと調べているうちに、飯豊に行くなら残雪期にしかたどれない二王子から門内岳へと続く魅惑の尾根を歩きたいと思い始めました。時期尚早という気持ちが脳裏をかすめたものの、いったん思い込むともう止まりません。とはいえ、自力では力量不足。剣ヶ峰越えの山トモに計画を持ちかけ実現させた思い出深い山旅となりました。

 

写真集

記録

 



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2020.04.20
山行自粛と思い出の写真集(2) 会津丸山岳

少なくとも5月の連休明けまでは山行自粛なので、すでにお知らせの通りしばらくは雑記帳に思い出の山の写真集を公開していきます。例年ならば、雪の締まる4~5月は登山道のない藪山縦走のシーズンとなります。雪山を始めてすぐに fall in love した南会津の丸山岳。これまで沢で2回、残雪期に3回コースを変えて登っています。(沢遡行は後日)

一番最初に登ったのは2009年の4月末で、この時は限られた日程のため一番工程が短い只見黒谷川から火奴山ー火奴尾根のアプローチでした。火奴山は地元では熊撃ちの山とのことですが、樹高の高いスラリとした美人ブナがステキな尾根でした。その後2011年の大水害で黒谷林道が大崩落し、今ではアプローチが非常に困難となっています。災害前に入山できたことは幸いであり、今となっては貴重な山行となりました。

2回目は2013年の5月の連休に、一番ポピュラーな登山道のある窓明山からのアプローチで、坪入山ー高幽山ー梵天山をたどりました。全行程を通して展望が素晴らしい稜線漫歩を満喫しました。

そして最近では2018年4月下旬に奥只見の村杉半島からアプローチ。村杉岳から出発して運動場のような広尾根と一転藪の痩せ尾根をたどり、かつて地元の人たちが白戸川に抜けた大熊峠から袖沢乗っ越しを経てメルガ股沢右岸尾根から山頂へ。奥只見ダム以前の人々の営みの歴史を感じながらの地味ながら染み入るルートでした。

あと残るは会津朝日岳からのクラシックルートですが、痩せ尾根の藪漕ぎが敬遠されるのか最近はあまり辿られていない印象です。ここも条件が許せば歩いてみたいという気持ちと、もう十分だからそんなに大変な思いをしなくてもいいという気持ちが交差するというところでしょうか。その他にも小沢山〜稲子山あたりから沢に下って丸山岳に続く尾根に登り返しているスキーヤーのルートを参考にコースを作れそうな気がします。が、いずれにしても来シーズンとなると、山は逃げないけれど、体力が。。。

2009年4月火奴山〜丸山岳:写真集

2015年5月窓明山〜丸山岳:写真集

2018年4月村杉岳〜丸山岳:(整理中)



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2020.04.17
山行自粛と思い出の山行写真集の公開

ついに非常事態宣言が全国に拡大され、山行全般についても再考が求められていると感じています。7都道府県に宣言されてからは私も山は見合わせており、これからもそうした状態はしばらく続くと覚悟しています。実はこれまでは、車で door-to-door(山) で人と接触なく静かな山ならば、散歩は認められている延長線上で、行ってもいいかなとも思っていました。けれど医療リソースが逼迫している中で、万万が一でも不測の事態で医療機関のお世話になるようなことがあれば、それは現状では許しがたいことだと、いまは認識を新たにしています。

そんな状況でも、住んでいる地域で山行の環境の違いもあるので、それでも山に行くかどうかはもちろん各自の判断でしょう。でも、もし行くとしても記録を公表するのは避けたほうがいいのではないかと思います。山の人気サイト「ヤマレコ」などを見ていると結構直近の記録がでているのが気になります。ヤマレコの管理者さんも山行自粛を念頭において、過去の未発表記録を掲載日時順に新規記録扱いでリストに載せるという工夫をされています。

とはいえ、これから残雪と新緑のいい季節を迎えるというのに山に行けないのは寂しいことです。そこでこんな時にできることをと、過去の記録の写真集を整理して公開することを思いつきました。

今回は手始めとして、例年ならこれからの残雪期が登山シーズンとなるマイナー12名山の雄、越後の矢筈岳の写真集をアップしました。低山ながら奥深い山並み縦走の素晴らしさが記憶に残る山行であっただけでなく、唯一スライドした単独者が後日遭難したことを知り、色々と考えさせられた山旅でもありました。

2011.05.04-06
悪場峠〜五剣谷岳〜青里岳〜矢筈岳:

 

写真集:

 

 

 



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2020.04.08
房総半島 小糸川三間川の現状

近々発動される緊急事態宣言後はしばらく山も控えなければならなくなるでしょう。そこで「最後の授業」ではないけれど、公共交通機関を使わず車で移動の房総の沢歩きをしてきました。誰にも会わず「三密」とは無縁の世界です。

また、ひとつには10年前に遡行して個人的には千葉の沢ではベストスリーに入ると思う三間川の現状を知りたいという思いもありました。近年の相次ぐ台風で千葉は各地で甚大な被害が出ていたからです。入渓直後から倒木が頻繁にあらわれてどうなることかと思いましたが、しばらく進むとスッキリして元の姿にもどり、その後は気になるほどのことはなく、いい雰囲気が保たれていると感じられました。

あえていえば、ところどころ沢床のナメが土砂で埋まっていたりはしました。また千葉の沢の特徴として、海底が隆起したような幾層にも重なる両岸の岩壁が多いのですが、上部は薄く根をはって生えている木々が多く、今後も昨今のような風水害が続くと崩落してさらに荒れてしまう可能性は高いと感じました。開墾場の滝の下に大きな岩が鎮座していたのですが、10年前にはなかったものでした(下に比較写真)。ということで、大まかな印象としては10年前と比べると倒木、土砂などの被害は2割強というところでしょうか。もっとひどいかと内心恐れていたので、ちょっと安心しました。

いつもは晩秋に遡行していた房総半島ですが、今回は早春の新緑がマイナス面をカバーしてくれたかもしれません。心配していたヒルもおらず、のんびりとした沢歩きができました。そして帰宅後に緊急事態宣言。しばらくは様子を見極めながら、今後のことを判断していきたいと思います。

 

 

 

(左が2020年、右が2010年)

 

 



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2020.03.28
手強かったジャンクションピーク@未丈ヶ岳

雪山シーズンに村杉半島や南会津の山々から見える未丈ヶ岳は、いつも真っ白で優雅に両翼を広げて美しい姿を見せています。最初に登ったのはもう10年前になりますが、あの時はジャンクションピークを巻いて時間切れとなり山頂に至りませんでした。翌年ベテラン揃いの仲間と奥只見丸山スキー場から再チャレンジしたのですが、山頂到達したもののほとんどホワイトアウト状態でした。

そんな因縁がある未丈ヶ岳なので、いつか展望のある山頂に立ちたいと思い続けてはや10年。。。年齢的に、もうこれまでのような形態の山は長く続けられないという気持ちを持ち続けているため、気になる山には今のうちに行っておきたいと今回計画したのでした。

ルートは違えど二度足を運んでいるので様子はわかっています。ジャンクションピークの下りさえクリアできれば問題ないと。ただ、小雪の今シーズンはまだ記録が見当たらないことが多少気がかりでした。雪の状態によっては過去の経験も参考にならないからです。日帰りは到底無理なのでテント泊とし、初日は日向倉山下の未丈ヶ岳だけを見つめるようないかした所に幕営。翌日も順調にジャンクション1376m峰にたち、いよいよ核心の下りとなりました。

半分くらい下った所で前方が切れ、ギャップの先に恐ろしくも美しい雪庇のウェーブ帯が現れました。う〜ん、ここをどうやって越えられるか。。私は早くも腰が引けてしまい仲間のトライを見守りますが、雪面が次第にクラストしてその急斜面を渡る自信がなく、無理は禁物だと早々に撤退を決めてしまいました。後でロープを持参しなかったことが悔やまれましたが、まあこれが自分たちの実力だと素直に認め、素晴らしい展望に慰められながら晴れ晴れとした気持ちで引き返したのでした。(とはいえ、あとで自分の不甲斐なさに情けなくなりましたが。。)

というわけで、またもや展望の山頂を踏むことならずの因縁の山となりましたが、そういう山は思い出に残る山になるのだと思います。

 

 



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2020.02.23
南会津 ブナ街道北端へ

どこの山も雪が少ないという便りばかりです。毎年訪れている南会津の山毛欅沢山周辺のブナ街道が気になります。もともと積雪期限定のヤブ尾根なので、今年は3月4月では遅いだろうと、2泊3日のブナの山旅を楽しんできました。

降雪直後のため新雪柔雪のラッセルもあるかと時間の余裕をもたせ、現地判断でうまくいけば城郭朝日山を目指す。無理ならば少なくともブナの美しい1446m峰までは行こうという控えめなプランでした。城郭朝日山へはこれまで2度登っていますが、山頂の展望のよさは格別として、途中のブナ林がとりわけ美しいというのがこの山にこだわる理由なのです。

さて、ほとんど毎年通っている山域ですが、厳冬期だというのに今まで残雪期にも見たことのないヤブが出ていました。さすがに主尾根に乗ると気になるほどではありませんでしたが、ヤブのないブナの大木が林立する真っさらな雪尾根を見慣れている眼には残念に思うことしばしばでした。

とはいえ、大好きないいところです。山欅沢山から城郭朝日山手前のブナ街道の北端まで、のんびりとブナ三昧の山旅ができて幸せでした。

 



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2020.02.04
房総の沢10本目は小糸川源流遡行

立春の暖かい一日。久しぶりに房総半島へ沢ハイキングに出かけてきました。昨年秋は台風15号、19号が千葉に甚大な被害をもたらし沢の状態も気になるところでした。房総の沢へは10年以上まえからこつこつ通い今回で10本目となりました。そろそろ新しい沢も限られており、きりがいいので今回で一区切りとなりそうです。

それにしても先週は南会津で雪山、今週は房総半島で沢歩き。小さな国なのに自然の多様性はすばらしいと思います。房総半島最後?の沢、記録は後日に。。。

 

 

 



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2020.01.28
静かな南会津のブナの森へ@窓明山

数日前に白毛門でラッセル三昧の途中撤退しました。雪にまみれて楽しくトレーニングをしたと思うことにして、つぎはご褒美のブナの森で一夜を明かしたいと思いました。最近は勢いづいており、さっそく機会をつくって久しぶりの南会津へ向かいました。今シーズンは積雪が少ないのでまずは登山道のある窓明山をチョイス。家向山を経由するルートの途中にはすてきなブナの森が何カ所かあるお気に入りの山なのです。

予想通り雪は少なかったです。おかげで順調に進めましたが、積雪期に見慣れているブナの森の様子が少しちがいます。ブナの大木だけが林立する森ではなく、低潅木の藪があちこちにでていて凛とした美しさをそいでいます。それでも十分美しく、やっぱり南会津のブナの森が自分の山の居場所だと、あらためて感じました。

そういえばテント泊も久しぶりでした。カレンダー的には厳冬期のテント泊ですが、最近はあまり寒い思いをしたことがなく、今回もせいぜいマイナス5-6度程度でした。窓明山から三岩岳の稜線を見渡すブナの台地にテントを張り、久しぶりの山泊まりルーチンを楽しみました。

翌日は予報に反して高曇りでしたが、視界は良好なので予定通り窓明山から三岩岳の稜線を周回しました。さすがに山頂稜線は真っ白でしたが、やはり例年に比べると雪は少なく窓明山の雪庇も育っていません。四方の山々を展望すると、やはり奥利根の山並みは白さが際立ちます。一ヶ月前には白さがマダラだった丸山岳も真っ白に。坪入山から延びるブナ街道に目を転じ、稲子山から山毛欅沢山そして小さなピラミダルな城郭朝日山を追いました。一方、例年スキーで滑り降りたら気持ち良さそうと眺めていた三岩岳北斜面は藪がでていました。ちょっと厳しそうです。

こんな風に積雪状況を確認するのも今回の山行の目的の一つでした。2月も暖冬傾向は続くらしいのですが、まさかこのまま雪山は終わりなのかと気になるところです。今回は行きも帰りも東京は雨という天候の中で、南会津のブナの森の静かな山旅を楽しむことができたことを、喜んでいます。(詳細記録は後日に。)

 

 

 

 



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2020.01.20
新雪モフモフの石棚山稜から霧氷の檜洞丸へ

電車の遅延で前回行きそびれた檜洞丸へ。タイミングよく降雪直後となり、好きなブナ林の石棚山稜から歩いてきました。積雪はそれほど多くなかったけれど歩き始めは一面の銀世界です。期待をもってヤブ沢の頭までの急登を頑張ると石棚山のゆるやかなブナの尾根へ。雪が次第に深くなり、誰も歩いていないサラサラの新雪を気持ちよく踏んでいきます。

降雪の時は登山道に雪が吹きたまるので、場所によっては膝くらいになりますが、テシロの頭あたりで単独の男性が追いついてすごい勢いで進んでいきました。それまで十分楽しんだから、まあいいかな〜。それでもツボ足なのでもぐるモグル。。(一応ワカン持って行ったのですけれど短い距離なので使わず)

ちょっと時間をおしてつつじ新道分岐にでると、雲がでてきたけれど霧氷が綺麗でした。バスで箒沢公園で下車したのは私たちだけだったのでみなさんツツジ新道から山頂です。そのため1時間ほどタイミングがずれて私たちがついた頃は誰もいなくなりました。青空はなかったけれど、いつもの冬枯れの青空とは違う、凍てついた雰囲気の山頂もなかなかいい雰囲気でした。

 

 



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2019.12.17
雪山はじめの会津駒ヶ岳

ブナの沢旅でもようやく雪山シーズン開幕となりました。雪山はじめは南会津の山へ、だったのですが、ある程度標高がないとまだ雪がないらしい。でも、雪はあればあったでラッセルはそこそこにしておきたい。あれこれ理由をつけて、ちょっと安易ながら会津駒でシーズンインとなりました。

もくろみ通り、樹林帯にはしっかりとトレース。樹林帯を抜けてからはなぜかトレースは消えていてまるでバージンロード。雪はしまっているのでもぐってもくるぶし程度。見上げれば雲ひとつない青空。それなのに他に誰もいません。もういいとこ取りをしすぎです。

山頂へつくと、あれっ、山頂標識が見当たりません。周りの木々はまだ埋もれていないのでそれほどの積雪とは思えないのですが、とにかく雪に埋もれていました。(あとでわかったのですが、週末の一晩で山頂はかなり降雪があったようです。どおりでトレースも消えていたわけです)

山頂から富士山がよく見えたのは意外でした。飯豊は言うまでもなく奥利根方面もさすがに雪が多かったけれど、窓明山から丸山岳の尾根筋は本格的に白くなる前で、いつも遠くから見渡す二つの真っ白なお椀のような山にはなっていませんでした。浅草岳、守門も出来上がってました。スキーをしないので燧ヶ岳は私にとって登るより眺める山。美しい山容ですが、やっぱり雪は少ない。会津駒は展望のいい山なので、山座同定がつきません。

久しぶりに重いシューを履き、あれこれ雪山装備の確認もできました。幸先のいい雪山はじめだったのですが、楽な条件を揃えすぎで、これも考えものだなあと複雑な気持ち。これからはもっといろいろな場面に対応できるようになって、それぞれの場面で楽しめるようになりたい。これをつぎの目標にしようと思える雪山はじめとなりました。

 



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