ブナの沢旅ブナの沢旅
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カテゴリー:雑記帳
2014.10.12
強く思えば願いは叶う@黄瀬川

2週間前に黄瀬川林道入口で撤退した黄瀬川。長年の恋がようやく成就するかと思ったのに、現地であっさりふられてしまった。というか、いい出会いをしたかったので出直すことにした。帰京してからも心残りで思いは募るばかり。

日程が前か後ろにずらせたら行けたのに〜と、自分でも理不尽この上ない恨み口をちらつかせ、10月の遅くない時期に黄瀬川再訪(リベンジという言葉は好きではないので使わない)を果たしたいと思いをぶつけた。

そして気持ちが通じたのか、パートナーはたまたま所用で上京するタイミングに合わせてなんとか日程をやりくりしてくれた。それにあわせて私も仕事のオファーを断った。さあ、今度こそ。鉄は熱いうちに打て!と、ようやく実現させた黄瀬川だった。

黄瀬川については気持ちとは裏腹にずっと遡行にためらいを持っていた。私が大いに苦手なヘツリが連続するらしいから。そのために実現させるまで時間がかかってしまったのだ。たしかに前半は緊張した。それほど困難なわけではなかったが、楽しむにはほど遠かった。私は勘違いの恋をしていたのかなーなんて思ったり。

けれど高度を上げた中盤から後半にかけては渓相も開けて穏やかな流れとなり、側壁スラブと紅葉に彩られた美しい渓に酔いしれた。決して華やかな美しさではないが、ああ、こういう沢を私は好きなのだと心に染みた。そしてたどり着いた黄瀬沼。晩秋の気配を漂わせた静寂の世界がそこにあった。

強く思って願いを叶えることができた、会心のみちのくブナの沢旅となった。

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2 Comments

  1. akoさん
    お久しぶりです(^^♪
    早くから紅葉の沢歩き拝見していました

    コメント出来ないのも寂しいものです(≧◇≦)

    今回訪れたら
    あれ!! いつの間にかコメント欄出来てる(^_-)-☆

    akoさん 元気いっぱいですね~(^O^)
    またよろしくで~す。

    Comment by kazika — 2014年10月16日 @ 7:05 PM
  2. kazikaさん、コメントありがとう!
    お久しぶりですね〜

    そうなんです。ヤフーがサービス停止してからコメント欄なくちょっと
    淋しい感じがしたので、別途作成してもらいました。
    とたんにスパム攻撃がすごいけど、撃退方法も身につけたので大丈夫!

    私は元気なんですけど、周りが。。。で、困ってます(笑)
    紅葉前線南下でこれからは丹沢方面が全開となりますね。紅葉沢ハイキング
    とかやりたいなあと思っている所です。
    こちらこそ、またよろしくで〜す。

    Comment by akiko — 2014年10月16日 @ 10:19 PM

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2014.10.05
紅葉の沢旅写真集を追加しました

大型台風18号の影響で朝からかなりの雨が降っています。あいにくの日曜日、多くの人が山に行かずに休養しているのではないでしょうか。

なんていう私もその一人。そこで昨日から過去の山行でまだ写真集にアップしていない写真の整理をしてみました。まだ写真を掲載していない山行がたくさんあるのですが、とりあえず紅葉の時期のものを4本新しく追加してみました。

2008年10月の赤谷川、ドウドウセンを高巻いて緊張から解放されてからのたおやかな源頭部のきらめく平瀬と山並みはすばらしく、桃源郷のようでした。同月末には東北二口の小松倉沢〜南沢の沢旅へ。すでに紅葉のピークは過ぎていたし、天候もあまりよくなかったのですが、ナメの美しい沢でしっとりとしたブナの沢旅を楽しみました。

3本目は少し飛んで2010年10月の武尊山山麓の鹿俣川です。小さくて地味な沢でしたが、晩秋のバリエーションハイキング。じつは偵察山行でもあったのです。沢を詰めて獅子ヶ鼻直下まで迫りたかったけれどヤブに阻まれてしまいました。けれど翌年3月初め、一大プロジェクトを立ち上げて玉原から鹿俣山をへて獅子ヶ鼻を越え、剣ヶ峰から武尊山山頂にたちました。東北大震災の直前の山行となりました。

そして最後は2010年11月の西会津、木地夜鷹山です。山頂標識も何もない小さな里山ですが、スラブと紅葉の美しさに目を見張る思いでした。下山時に立ち寄ったブナ林の百戸沼も神秘的なたたずまい。とても印象づけられた山でした。

紅葉の机上山行を楽しんでいただければうれしいです。これからも少しずつ過去の写真集を追加していきますので時々のぞいてみてくださいね。



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2014.09.27
八甲田の「迷走」

そんなはずじゃあなかったんですけどね〜

そういえば一ヶ月前も計画が頓挫したような。。。でもあのときは代替プランがうまくいって、結果オーライの充実した、みちのくの沢旅となった。

いつもは比較的柔軟に日程調整をしているが、今回はギチギチで動かせない。それもよりによって台風の影響を受ける2日間と完全にかぶってしまった。今回の沢旅に選んだのは南八甲田の黄瀬川。ずっと憧れていた沢だ。

なんとか雨は回避できそうだったので前夜発で出発地点へ向かった。ところが翌朝に予報が悪化。早々に諦めることにした。夜から翌日昼までが雨となったからだ。せっかく遠方から足を運んだのだし、初日は晴/曇なのだから他のパーティなら遡行するかもしれない。けれど私たちの場合、せっかくの黄瀬川を雨の中で歩くなんてイヤ!無理せずに条件がいいときにまた来よう!とあっさり中止。このあたりは気持ちの切り替えが早いのだ。

そして気を取り直し、日帰り沢に転進することに。念のためチェックして来た2.3の沢から一番沢旅感覚に近い遡行が味わえそうな小滝沢へ向かった。高田大岳北面の沢だが、こんな所にこんな沢が〜という、ちょっとした感動をおぼえたほど。面白いことに末広がりの沢で、登るほどに明るく開放的になり、岩畳が果てしなくつづくのだ。色づき始めた紅葉とあいまって、とても美しかった。

と、ならばそれほど悪くなかったじゃない。。。なのだが、下山路を見つけるのに大迷走。GPSも役立たず。なんだか狐につままれた気分だった。結局道を探すことをあきらめ、沢を下った。紅葉に彩られた岩畳のプロムナードを二度歩けるからいいのだと、強引な理屈。

いつもはのらくら歩いている私たちだって、本気になれば早く遡下降できるのだーということを証明できるほどスピーディーに下山して一件落着。夜は雨予報だし、ごほうびに温泉に泊まろう!と、猿倉温泉に飛び込みで宿をとり(満室だが直前にキャンセルがでたとのこと)、予想外のアドベンチャー沢ハイキングからの無事生還に乾杯。

翌日は予定通りの雨となりホッと胸をなで下ろす。(晴れたら怒るよ。。)ちょうどいい機会だからと、帰り道の途中、縄文時代前中期の大規模集落跡である三内丸山遺跡を見学。様々な作物栽培をしていたことや高床式倉庫があったり、埋葬の仕方からみて階級があったことなど、従来の縄文時代のイメージを変えるような画期的な発見の数々がこの遺跡で行われたとのこと。

なんだかんだとたった2日間ながら、たくさんの体験ができた「八甲田迷中行軍」の旅となった。



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2014.09.17
Mixed Feeling @小室川谷

ねぇねぇ、どうだった?ステキだった?

う〜ん、そうねー。まあ、ちょっと暗かったけど、背が高くて黒光りしてて凛々しくてかっこ良かったわよ〜

でもすぐに、私のタイプじゃないなーなんて感じてしまった。ほら、相性ってものがあるじゃない。だから妙に緊張しちゃって。。。もう、どっと疲れちゃってね〜

そしたらこっちの気持ちが伝わったのかな〜

途中から妙に柔らかくなって、私好みのタイプ的に、いい感じで迫って来るわけっ。だから、あらっ、ひょっとしてステキかも〜♪という気になって。

そんなんで、気持ちが定まらないままお別れしちゃった。だからかな〜、なんか気になるのよね。もう一度会って確かめてもいいかもなんて、ね。

========

小室川谷はいい沢だと、ずっと前から聞いていた。あの、必ずみんなが写真を載せる美しい4段30mナメ滝を一目見たいと思っていた。ようやく機会をえたのだが、妄想と現実はちょっと乖離していて、前半はあまり楽しめなかったのが正直なところ。(詳細は後日記録へ)でも、後半は渓相がガラリと変わって私好みの美しいナメ滝が続き、確かにいい沢だとようやく納得できたのだった。

 

*今回から新しくコメント欄を設けました。それほど多くあるわけでないので不要かなと、ゲストブックのサービス停止以降対応してこなかったのですが、まったくないのも時には不自由だと実感。ようやく体制が整いました。気が向いたら利用してくださいね。スパム対策上メールアドレスの記載が必須ですが、表には表示されませんのでご安心ください。



5 Comments

  1. まあ、夜だったからね~

    そんなに高いとは自覚してないけどね~

    黒光りは、仕事柄かな~

    最近、減量してるからね~

    言葉が足りなかったかな~

    これじゃ、いけないかなと思ったりしたけど・・

    暗くなると、押しが弱くなっちゃってね・・(笑)

    Comment by kuken — 2014年9月18日 @ 7:59 PM
  2. うっふっふ〜
    たまにはこういう感想も楽しいでしょ!

    いまから思うに前半びびりすぎ。いまから思うにあのツルツル岩以外そんなに
    悪いわけでなかったのにね。要は慣れの問題かなと総括しました。

    大菩薩界隈でまた面白そうなコース見つけましたよ。

    Comment by akiko — 2014年9月18日 @ 11:39 PM
  3. お久しぶりです。

    長年の宿題だった小室川谷に行ってこられたのですね。
    良くまとまった良い谷だったのでは? 4段30m滝はホントに優美ですよね。
    紅葉の時期にもう一度見たいなと思ってます。

    Comment by yoshi — 2014年9月25日 @ 12:29 PM
  4. 小室川谷は、困ったことに前半の記憶がほとんどないんです。
    だからもう一度行ってじっくり味わいたいと思ってます。
    私たちは2日目一杯かかったけれど、パートナーはyoshiさんがさくっと1日遡行しているようでひがんでましたよ(笑)

    それよりも、単独日帰りオツルミズ! 
    ヤマレコではヒーローですね〜
    すごい!なんてコメントしても陳腐なので。。。有名沢が一段落したら、オリジナリティーのあるマイルートを作る世界にも挑戦したら違う面白さを得られると思いますよ〜なんて。

    Comment by akiko — 2014年9月26日 @ 12:38 AM
  5. 何とか行ってきちゃいました。3日前まではドキドキワクワクで楽しみで仕方なかったのですが、2日前からは不安が大きくなってきて直前までどうするか迷ってました。でもせっかくモチベーションが上がったところだし、天気もまずまずだし、ここでチャンスを逃すともう一生機会が訪れない気がして、思い切って行ってみました。
    それと今回行ってみようと思ったのはラバーシューズの威力を知ったからです。西ゼンでもスタスタと快適に下りられるし、巻きの時も抜群の安定性を誇るのを確認出来たので、行けるんじゃないかと思ったのです。

    でも今回のオツルミズで確実に体力が落ちてきているのを実感したので、厳しいけれども魅力ある沢に行けるのもあと1,2年かなと思いました。まあ、あまり気張らずに、ハードなところに行ったり、akoさんのいうような世界に行ったりといろいろのんびりとやって行くつもりです。

    Comment by yoshi — 2014年9月27日 @ 9:48 PM

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2014.08.27
みちのくの沢旅顛末記

8月は東北の沢へ行くことに決めていた。ところが今年は8月の東北は連日雨模様。なかなか行き先を決められず日程だけを確保して様子見となった。そして最終的には、6年前に遡行した葛根田川を選んだ。どこでもいいからゆったりとした沢旅がしたかったのだ。まったく同じではつまらないので、今回は葛根田川から大白森と栗木ヶ原の2つの湿原を繋ぐコースをのんびりと2泊3日で計画。

前回はあっさりと遡行できた葛根田川だったが、増水が気がかりだった。あれこれ気をもんでも、こればかりは現地に行かないとわからない。。。ということで、念のために撤退の場合の代替案も用意した。

盛岡から車で地熱発電所へ向かうが、下流の葛根田川は明らかに増水して濁っていた。いや〜な予感を抱えて入渓点へ。そして目の前の流れを見て、う〜ん。なにしろ我が弱小パーティは増水に弱い。小田倉沢で2度も増水敗退した実績もある。たとえ最初の徒渉を踏ん張っても苦労しそうだ。と、すぐに予定変更のコンセンサス。

こうして最初からつまずいたのだが、大丈夫まだ2日ある。代替案として隣の秋田駒ヶ岳の小柳沢を調べて来た。なかなか良さそうな沢だし、初めての沢のワクワク感がある。すぐに気持ちを切り替えた。

さて、時は昼まえ。そうだ、栗木ヶ原湿原にハイキングへ行こう。まるで神の啓示を受けたように思い立つ。予定では3日目の最終目的地だ。最後に下る筈だった道を往復すれば半日でたりると、荷物をデポして楽しいハイキングへ出発♪

最初はヤブの道は途中から明瞭となり、何よりもブナの大木、巨木の森が素晴らしかった。そしてあっさりと湿原へ。美しくひっそりとたたずむ広大な栗木ヶ原湿原は、ほんとにやさしく私たちを迎えてくれた(ように感じた)。あまりにも簡単にたどり着いて申し訳ない気持ちさえ抱いてしまうほど。大小何十個もの池塘が点在し、見飽きることがなかった。葛根田川のことなどすっかり忘れて幸福感にひたった旅の始まりとなった。

そして翌日はメインの小柳沢へ。有名な葛根田川と違っていまだ全国区の沢ではないが、ブナの沢旅的にはかなりの好感触。登れる美しい滝が連続し、最後はお花畑を詰めて稜線へという、理想的なフィナーレだった。

わざわい転じて福となす。今回はまさにこんな言葉がピッタリする、夢のようなみちのくの沢旅となった。

 



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2014.08.06
引っ越しから楢俣川へ

新しく生まれ変わった古巣へもどった。荷物はほとんど段ボール箱に詰めたままだったので、簡単だと高をくくっていた。けれど最初の引っ越しほどではないにしても、3ヶ月近くも仮住まいをしているとそれなりに店開きとなり、土壇場で荷物の整理にあわてた。

2度目の引っ越しは引っ越してからの方が大変。今度は荷物をぜ〜んぶあけて、しかるべき所に収納しなければならない。そんな状態なので、本来なら山どころではないのだけれど、いまでは「絶滅危惧種」になりつつあるブナの沢旅山行を死守するため、荷物整理は一旦棚上げして引っ越し早々沢旅にでた。

こんな状態なので懸案の東北行きはさすがに荷が重く、天候も不安定な為、お馴染みの楢俣川をチョイス。そういえばヘイズル沢は以前計画して流れた経緯があることを思い出す。楢俣川では、すでに洗ノ沢、狩小屋沢、後深沢、ススケ沢を遡下降している。それだけ楢俣川の穏やかな美しさに惚れ込んでいるのだ。ヘイズル沢へ行けばラインアップがそろうと、理由付けもバッチリ。

とはいえこんな状態なので、今回は仲間にゲタを預けた。以前に作っておいた地図だけを引っぱりだすのが精一杯な状態だった。ヘイズル沢は難しい所がない沢なので、予備情報なしでも力量の範囲内で楽しめる沢だった。(とはいえ、要所要所ではリーダーがガイドしてくれたのではあるが。。。)

予報に反して2日とも好天に恵まれ、ヘイズル沢は美しさと輝きをましていた。源頭部ではダイナミックな岩稜帯を詰め尾瀬へ抜けた。あらためて楢俣川から尾瀬にいたる沢旅の良さを感じることができた会心の山行だった。

夢見心地の沢旅を終え、帰ると現実が待ち受けていた。翌日からはせっせと荷物の整理に明け暮れ、いつの間にかヘイズル沢が忘却の彼方へ〜 そしてようやく一段落した。パソコンを設定し、写真を更新。あらためていい沢旅だったことを今、深くかみしめている。



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2014.07.14
台風の贈り物

先週は超大型台風8号の上陸や被害状況が連日報道され、木曜日から金曜日にはいよいよ関東に接近ということでテレビはどこも台風ニュースばかりだった。そんな状況なので週末の山行を考えるような雰囲気でなかったが、金曜日の朝目覚めると雨はやんでお日様がでていた。

ちょっと拍子抜けした気分になり、天気予報を見ると日曜日まで晴れマーク。ならば急遽どこかへ行きたいと思った。すると普段は日曜日しか休日が取れない山トモが、台風のおかげで仕事が休みになり3連休になったのだと言う。

こんなことは年に一度あるかないかの好機だ。さっそく沢泊まりを提案し、あれこれ引き出しをひっくり返す。そして山トモがまだ遡行していない豆焼沢に決めた。私は3度目だが、とても美しい沢なのでまた行きたいと思っていたし、ぜひ山トモにも遡行してもらいたかった。ということで、決めた当日慌ただしく支度をして夕方出発となった。

さて、その豆焼沢。台風の影響で或る程度の増水は予想していたが、増水するとどれほど大変かはよくわかっていなかった。普段はヒタヒタと幸せ気分で歩けるナメも緊張で目をつり上げながらの遡行。ガイド本の表紙をかざっている美しい大滝も怒号の滝と化していた。

何でもない所でも水勢にエネルギーを奪われ、登れる滝も登れず巻きの連続。なんとか予定のテンバに着いたときには心底ホッとした。そしてずっとお預けになっていた焚き火を思い切り楽しんだ。台風のおかげで、こんな風に予期せぬ充実した沢遡行ができたことがうれしかった。

そんなわけで、週末に書こうと思っていた赤留川と額取山の山行記録は手つかずのまま週をこしてしまった。月末に引っ越しを予定しているので何かと準備もかさなり、しばらくは滞納状態が続きそう。おかげで、1年前のこれからの1ヶ月を思い出してメソメソする余裕がなくなるなら、かえってありがたいことかもしれない。

 



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2014.07.08
旅行気分の安達太良山麓沢とハイキング

この週末はいつもと少し趣向の違った山行を楽しんだ。話は土曜日に日帰りで郡山の山トモと沢に行く予定から始まった。以前からまだ遡行していない安達太良の沢、赤留川を計画した。土曜日の予報はあまりよくなかったけれど、日曜日は山トモが朝に町内会の行事があるため沢に行くには時間が足りない。

う〜ん、天気は日曜日の方がいいけどな。。。せっかくだから泊まって日曜日もどこか行きたいな〜。なんて思っていたら、心の声が聞こえたのか直前になって連絡がきた。近くに郡山市の中高年者保養施設があって安く泊まれるので使ってみないかと。(年をとると何でもシニア割引が使えて悪いことばかりではない、と前向きにとらえましょう)

土曜日は赤留川を遡行後チェックインして温泉につかり、夜は美味しいものを食べに連れて行ってくれると。そして翌朝はゆっくりして、ずっと以前からいつか登りたいと話をしていた額取山にハイキングに行ったらどうかと。なんて魅力的なプランだろうと、一も二もなく飛び付いた。

安達太良の沢は主な所はすでに遡行済みなので赤留川にそれほど大きな期待を持っていたわけではなかったが、赤ナメの連瀑帯と大岸壁から落ちる大滝はなかなかのもので、見所は短いけれど充分に遡行価値がある沢だった。おまけにハイライトの赤ナメ遡行中は青空がでて遡行感度が急上昇。下降の中ノ沢は赤ナメの度合いがさらに増した。

夜は地元の寿司やに案内してもらい立派な保養施設の広い部屋のフカフカ布団に潜り込む。こんなに快適でいいのかな〜。なんか癖になりそう〜。でも、それってヤバくない〜。なんて思いながらいつの間にかzzz

翌朝は保養施設に隣接する山の散策路を散歩して薬草園でお勉強後、宿に戻ったら朝食が用意されていた。一休みしたら迎えが来て、今度はハイキングへ。地元の人にとって額取山は1000mそこそこの裏山なのだが、れっきとした分水嶺であり、古くは万葉集にも歌われているという歴史の逸話満載の山なのだ。山トモからなんども聞かされていたのでこの山への愛着が感じられ、いつか私も登ってみたいと思っていた。

以前からなにかいわくありげだと思っていた名前の御霊櫃峠から登り、大将旗山〜額取山という短いながら分水嶺の縦走ハイキング。展望は抜群で、晴れていれば猪苗代湖の向こうには磐梯山から吾妻連峰、安達太良山を見渡す。ガスが出ていたが山頂でコーヒーを2度もつくって粘ったかいあり、かなりの視界を得ることができ、大満足のハイキングとなった。

こんな風に限られたスケジュールをうまく逆手に取ってプランを作ってくれた山トモに感謝です。沢とハイキングの詳細記録は後日に。。。。

 



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2014.06.16
駆け抜けた丹沢

週末は青空が広がるという。ならば沢に行きたいと最初は思ったけれど、山トモがあいにくのNG。以前だったら一人でも行ける沢に出かけただろう。丹沢でも数えてみたらすでに6本の沢に単独入渓している。今回も少し迷った。6月初めの沢始めは身体がぎこちなかったので、トレーニングをかねて近場の沢へ行こうかな。

でも沢はこれからいつでも行ける。今の時期に一人だからこそできることがある。ずっと前からいつかやってみたいと思っていた丹沢主稜の日帰り縦走だ。五月中旬にも頭をよぎったけれどブランク後にいきなりでは不安だったので丹沢三峰に行った。夏は暑くてつらそうだし、季節がいい秋は日が短い。だから行くならば日が長い5〜6月がいい。もう少し早ければシロヤシオやミツバツツジも楽しめたのだけれど、先週は雨だった。など、一応立派な理由を並べて行くなら今でしょ!となった。

さて、西丹と大倉のどちらを起点としたらいいのかが次の課題。大倉から出発すれば7時から歩けるけれど西丹沢からだと始発のバスでも出発は8時半。当然大倉発になびくが、後半の体調やバスの頻度などを考えると大倉に下る方が精神的に落ち着く。いざとなれば山小屋もたくさんあるし、万一暗くなっても人里近く歩き慣れているので安心。

ということで段取りをつけた。日和らないように友人に決行メールも送った。日和ってもいいよとの返信をもらい、かえって頑張ろうという気になった。そしてよく歩いた。体調はそれほど良好でなく辛かったけれど、この辛さがなかば自虐的快感をもたらした。そう、これは私のカタルシス山行となったのだった。



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2014.06.02
沢シーズンの始まり

先週の船形山縦走で区切りをつけ、いよいよ沢シーズンへ。もう6月になってしまったが、去年もそうだった。以前は沢シーズンの到来が待ち遠しくて3月4月に丹沢の沢に出かけていたが、最近の私の山行カレンダーは雪国モードになりつつある。

このところ異常に暑い日が続いており、さすがに沢に行こうという気分になってきた。ちょうど季節も夏に変わった6月1日の日曜日、奥多摩の日陰名栗沢で軽めの沢始めをしようといつもの山仲間と出かけて来た。

ところがなにしろ半年ぶりの沢なので、入渓前のアプローチからドキドキしてしまう。沢自体は日本庭園風のしっとりとした雰囲気の「何もない」沢だ。けれど空はこの上なく晴れ渡り、いまだ新緑がまぶしいほどに美しかった。

おどろいたことに沢は途中から分厚い雪渓に覆われていた。なんとかやり過ごしたが、その後は大雪の影響か荒れていた。そしていつのまにか二人とも頭上の大木観測モードに。今年は多くの沢が荒れているようだ。それでも樹林の美しいバリエーションルートと思えば悪くない。終始グリーンシャワーを浴びながらヤブもなくすっきりと石尾根に抜けた。

今回のハイライトはむしろ下山路にとったヤケト尾根だったかもしれない。登山道のない長くてルートも判然としない尾根で読図がけっこう難しかったが、中腹に広がるブナ林が想像を超える素晴らしさ。夢見心地で歩いたが、最後は落ち葉のつもった急斜面のトラバース道が悪夢のようだった。

軽い沢始めのつもりが行動時間10時間の予想以上にハードなコースだったが、雪渓処理に大木ウオッチング、ワラビにヒラタケの大収穫、すてきなブナの森の出合いなど、充実したシーズン始めとなった。

日陰名栗沢OLYMPUS DIGITAL CAMERA日陰名栗沢10日陰名栗沢12

 

追記:

沢始めに合わせてトップページの写真も変えました。6月初旬のブナの沢旅の一こまです。できれば今年また行きたい穏やかですてきな沢でした。

あと1週間でこれまで活用して来たヤフーの各種サービスがほとんど停止になるようです。今年に入ってHPをつくりかえた時、ゲストブックだけはヤフーのものを引き継ぎました。これが使えなくなります。かわりにコメント欄を作ることもできるのですが、それほど書き込みがあるわけでないし、とりあえず何もしないことにしました。なにかアドバイスなどがあれば聞かせてください。



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