ブナの沢旅ブナの沢旅
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カテゴリー:雑記帳
2014.08.06
引っ越しから楢俣川へ

新しく生まれ変わった古巣へもどった。荷物はほとんど段ボール箱に詰めたままだったので、簡単だと高をくくっていた。けれど最初の引っ越しほどではないにしても、3ヶ月近くも仮住まいをしているとそれなりに店開きとなり、土壇場で荷物の整理にあわてた。

2度目の引っ越しは引っ越してからの方が大変。今度は荷物をぜ〜んぶあけて、しかるべき所に収納しなければならない。そんな状態なので、本来なら山どころではないのだけれど、いまでは「絶滅危惧種」になりつつあるブナの沢旅山行を死守するため、荷物整理は一旦棚上げして引っ越し早々沢旅にでた。

こんな状態なので懸案の東北行きはさすがに荷が重く、天候も不安定な為、お馴染みの楢俣川をチョイス。そういえばヘイズル沢は以前計画して流れた経緯があることを思い出す。楢俣川では、すでに洗ノ沢、狩小屋沢、後深沢、ススケ沢を遡下降している。それだけ楢俣川の穏やかな美しさに惚れ込んでいるのだ。ヘイズル沢へ行けばラインアップがそろうと、理由付けもバッチリ。

とはいえこんな状態なので、今回は仲間にゲタを預けた。以前に作っておいた地図だけを引っぱりだすのが精一杯な状態だった。ヘイズル沢は難しい所がない沢なので、予備情報なしでも力量の範囲内で楽しめる沢だった。(とはいえ、要所要所ではリーダーがガイドしてくれたのではあるが。。。)

予報に反して2日とも好天に恵まれ、ヘイズル沢は美しさと輝きをましていた。源頭部ではダイナミックな岩稜帯を詰め尾瀬へ抜けた。あらためて楢俣川から尾瀬にいたる沢旅の良さを感じることができた会心の山行だった。

夢見心地の沢旅を終え、帰ると現実が待ち受けていた。翌日からはせっせと荷物の整理に明け暮れ、いつの間にかヘイズル沢が忘却の彼方へ〜 そしてようやく一段落した。パソコンを設定し、写真を更新。あらためていい沢旅だったことを今、深くかみしめている。



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2014.07.14
台風の贈り物

先週は超大型台風8号の上陸や被害状況が連日報道され、木曜日から金曜日にはいよいよ関東に接近ということでテレビはどこも台風ニュースばかりだった。そんな状況なので週末の山行を考えるような雰囲気でなかったが、金曜日の朝目覚めると雨はやんでお日様がでていた。

ちょっと拍子抜けした気分になり、天気予報を見ると日曜日まで晴れマーク。ならば急遽どこかへ行きたいと思った。すると普段は日曜日しか休日が取れない山トモが、台風のおかげで仕事が休みになり3連休になったのだと言う。

こんなことは年に一度あるかないかの好機だ。さっそく沢泊まりを提案し、あれこれ引き出しをひっくり返す。そして山トモがまだ遡行していない豆焼沢に決めた。私は3度目だが、とても美しい沢なのでまた行きたいと思っていたし、ぜひ山トモにも遡行してもらいたかった。ということで、決めた当日慌ただしく支度をして夕方出発となった。

さて、その豆焼沢。台風の影響で或る程度の増水は予想していたが、増水するとどれほど大変かはよくわかっていなかった。普段はヒタヒタと幸せ気分で歩けるナメも緊張で目をつり上げながらの遡行。ガイド本の表紙をかざっている美しい大滝も怒号の滝と化していた。

何でもない所でも水勢にエネルギーを奪われ、登れる滝も登れず巻きの連続。なんとか予定のテンバに着いたときには心底ホッとした。そしてずっとお預けになっていた焚き火を思い切り楽しんだ。台風のおかげで、こんな風に予期せぬ充実した沢遡行ができたことがうれしかった。

そんなわけで、週末に書こうと思っていた赤留川と額取山の山行記録は手つかずのまま週をこしてしまった。月末に引っ越しを予定しているので何かと準備もかさなり、しばらくは滞納状態が続きそう。おかげで、1年前のこれからの1ヶ月を思い出してメソメソする余裕がなくなるなら、かえってありがたいことかもしれない。

 



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2014.07.08
旅行気分の安達太良山麓沢とハイキング

この週末はいつもと少し趣向の違った山行を楽しんだ。話は土曜日に日帰りで郡山の山トモと沢に行く予定から始まった。以前からまだ遡行していない安達太良の沢、赤留川を計画した。土曜日の予報はあまりよくなかったけれど、日曜日は山トモが朝に町内会の行事があるため沢に行くには時間が足りない。

う〜ん、天気は日曜日の方がいいけどな。。。せっかくだから泊まって日曜日もどこか行きたいな〜。なんて思っていたら、心の声が聞こえたのか直前になって連絡がきた。近くに郡山市の中高年者保養施設があって安く泊まれるので使ってみないかと。(年をとると何でもシニア割引が使えて悪いことばかりではない、と前向きにとらえましょう)

土曜日は赤留川を遡行後チェックインして温泉につかり、夜は美味しいものを食べに連れて行ってくれると。そして翌朝はゆっくりして、ずっと以前からいつか登りたいと話をしていた額取山にハイキングに行ったらどうかと。なんて魅力的なプランだろうと、一も二もなく飛び付いた。

安達太良の沢は主な所はすでに遡行済みなので赤留川にそれほど大きな期待を持っていたわけではなかったが、赤ナメの連瀑帯と大岸壁から落ちる大滝はなかなかのもので、見所は短いけれど充分に遡行価値がある沢だった。おまけにハイライトの赤ナメ遡行中は青空がでて遡行感度が急上昇。下降の中ノ沢は赤ナメの度合いがさらに増した。

夜は地元の寿司やに案内してもらい立派な保養施設の広い部屋のフカフカ布団に潜り込む。こんなに快適でいいのかな〜。なんか癖になりそう〜。でも、それってヤバくない〜。なんて思いながらいつの間にかzzz

翌朝は保養施設に隣接する山の散策路を散歩して薬草園でお勉強後、宿に戻ったら朝食が用意されていた。一休みしたら迎えが来て、今度はハイキングへ。地元の人にとって額取山は1000mそこそこの裏山なのだが、れっきとした分水嶺であり、古くは万葉集にも歌われているという歴史の逸話満載の山なのだ。山トモからなんども聞かされていたのでこの山への愛着が感じられ、いつか私も登ってみたいと思っていた。

以前からなにかいわくありげだと思っていた名前の御霊櫃峠から登り、大将旗山〜額取山という短いながら分水嶺の縦走ハイキング。展望は抜群で、晴れていれば猪苗代湖の向こうには磐梯山から吾妻連峰、安達太良山を見渡す。ガスが出ていたが山頂でコーヒーを2度もつくって粘ったかいあり、かなりの視界を得ることができ、大満足のハイキングとなった。

こんな風に限られたスケジュールをうまく逆手に取ってプランを作ってくれた山トモに感謝です。沢とハイキングの詳細記録は後日に。。。。

 



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2014.06.16
駆け抜けた丹沢

週末は青空が広がるという。ならば沢に行きたいと最初は思ったけれど、山トモがあいにくのNG。以前だったら一人でも行ける沢に出かけただろう。丹沢でも数えてみたらすでに6本の沢に単独入渓している。今回も少し迷った。6月初めの沢始めは身体がぎこちなかったので、トレーニングをかねて近場の沢へ行こうかな。

でも沢はこれからいつでも行ける。今の時期に一人だからこそできることがある。ずっと前からいつかやってみたいと思っていた丹沢主稜の日帰り縦走だ。五月中旬にも頭をよぎったけれどブランク後にいきなりでは不安だったので丹沢三峰に行った。夏は暑くてつらそうだし、季節がいい秋は日が短い。だから行くならば日が長い5〜6月がいい。もう少し早ければシロヤシオやミツバツツジも楽しめたのだけれど、先週は雨だった。など、一応立派な理由を並べて行くなら今でしょ!となった。

さて、西丹と大倉のどちらを起点としたらいいのかが次の課題。大倉から出発すれば7時から歩けるけれど西丹沢からだと始発のバスでも出発は8時半。当然大倉発になびくが、後半の体調やバスの頻度などを考えると大倉に下る方が精神的に落ち着く。いざとなれば山小屋もたくさんあるし、万一暗くなっても人里近く歩き慣れているので安心。

ということで段取りをつけた。日和らないように友人に決行メールも送った。日和ってもいいよとの返信をもらい、かえって頑張ろうという気になった。そしてよく歩いた。体調はそれほど良好でなく辛かったけれど、この辛さがなかば自虐的快感をもたらした。そう、これは私のカタルシス山行となったのだった。



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2014.06.02
沢シーズンの始まり

先週の船形山縦走で区切りをつけ、いよいよ沢シーズンへ。もう6月になってしまったが、去年もそうだった。以前は沢シーズンの到来が待ち遠しくて3月4月に丹沢の沢に出かけていたが、最近の私の山行カレンダーは雪国モードになりつつある。

このところ異常に暑い日が続いており、さすがに沢に行こうという気分になってきた。ちょうど季節も夏に変わった6月1日の日曜日、奥多摩の日陰名栗沢で軽めの沢始めをしようといつもの山仲間と出かけて来た。

ところがなにしろ半年ぶりの沢なので、入渓前のアプローチからドキドキしてしまう。沢自体は日本庭園風のしっとりとした雰囲気の「何もない」沢だ。けれど空はこの上なく晴れ渡り、いまだ新緑がまぶしいほどに美しかった。

おどろいたことに沢は途中から分厚い雪渓に覆われていた。なんとかやり過ごしたが、その後は大雪の影響か荒れていた。そしていつのまにか二人とも頭上の大木観測モードに。今年は多くの沢が荒れているようだ。それでも樹林の美しいバリエーションルートと思えば悪くない。終始グリーンシャワーを浴びながらヤブもなくすっきりと石尾根に抜けた。

今回のハイライトはむしろ下山路にとったヤケト尾根だったかもしれない。登山道のない長くてルートも判然としない尾根で読図がけっこう難しかったが、中腹に広がるブナ林が想像を超える素晴らしさ。夢見心地で歩いたが、最後は落ち葉のつもった急斜面のトラバース道が悪夢のようだった。

軽い沢始めのつもりが行動時間10時間の予想以上にハードなコースだったが、雪渓処理に大木ウオッチング、ワラビにヒラタケの大収穫、すてきなブナの森の出合いなど、充実したシーズン始めとなった。

日陰名栗沢OLYMPUS DIGITAL CAMERA日陰名栗沢10日陰名栗沢12

 

追記:

沢始めに合わせてトップページの写真も変えました。6月初旬のブナの沢旅の一こまです。できれば今年また行きたい穏やかですてきな沢でした。

あと1週間でこれまで活用して来たヤフーの各種サービスがほとんど停止になるようです。今年に入ってHPをつくりかえた時、ゲストブックだけはヤフーのものを引き継ぎました。これが使えなくなります。かわりにコメント欄を作ることもできるのですが、それほど書き込みがあるわけでないし、とりあえず何もしないことにしました。なにかアドバイスなどがあれば聞かせてください。



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2014.05.27
船形山を巡るブナの山旅

2年前の三月初旬に3度目の正直でようやく船形山を巡る雪山の旅を実現した。天候に恵まれ、美しい雪山の展望とブナの霧氷を堪能し会心の山旅となった。そしていつか同じコースを新緑の季節に歩きたいと思った。こういう思いはブナの雪尾根を歩くと必ず抱くのだが、沢始めだのなんだので後回しにしているうちにシーズンが過ぎて行くのが常だった。

今年は個人的な事情で山行のサイクルが変則的になったことが幸いしたといえるかもしれない。もう雪山収めには遅いし、関東以北での沢始めにはちょっと早い。ようやく日程がとれたブナの沢旅ながら、最初は行く先に悩んでしまった。そこで新緑の山歩きをすることに。以前だったら近場の沢へと気持ちが向いたと思うが、去年同じ時期の神室連峰の縦走が素晴らしく、こういう選択肢もあるのだなあと感じたことが大きい。

船形連峰は大好きな山域ですでに3度雪山シーズンに訪れている。船形周辺の山行の思い出は雪山歴7年という短い期間ながらたくさんあることをあらためて思い出しながらプランを決めた。

升沢コースと長倉尾根はいずれもブナの美しいコースながら、それぞれの登山道のアクセスポイントが離れているため、周遊するには一工夫がいる。前回は雪山だったので登山道のない藪尾根をたどって周回。

今回は多少の藪をこいで長い林道をショートカットし、氾濫原という心引かれる場所を徒渉して大倉山へと繋いだ。思い出の山頂小屋に泊まりたかったことや天候を勘案し、前回とは逆コースで初日にたくさん歩くことにした。

今年は各地の山の雪解けが例年よりも早いという報告を多く目にしていたが、船形山周辺は予想以上に残雪があった。からっと晴れた青空とはいかなかったが、残雪とブナの芽吹きを楽しむことができた。2日目のコースは天候次第ではまだ歩いていない大滝野営場経由で下山しようとも思ったが、強風と視界もあまりよくないのでお馴染みの升沢コースをブナを愛でながらのんびり下山。

時間も早かったので温泉を探して汗を流し、仙台に向かう途中で雨が降り出した。いいタイミングで下山できたと思う。短い山旅だったし念願といっても控えめなものだったけれど、山行前の心ふさぐ状況を忘れて清々しい思いを得ることができた。



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2014.05.22
身辺一段落

連休明けに引っ越しをしてようやく一段落。なにしろ四半世紀ぶりの身辺整理だったため、予想以上に大変な作業となりました。そのためとても山に行く余裕などなく、結局連休もひたすら孤独な作業に明け暮れてしまいました。

気がつけば雪山納めも沢始めも忘却の彼方〜。さすがにこれではいけないと危機感がでてきたので、一念発起して山を歩きに行くことにしました。大げさな言いようですが、そのくらい気持ちが離れておっくうになっていたわけです。どこを歩こうかなあ〜と考え、久しぶりに丹沢三峰を選びました。

ほんとうは西丹沢から大倉まで歩きたかったのですが、翌日から出張があり、ブランクのあといきなり長いコースというのもきびしいので、まあちょうど良いかな、という具合。

予想通りブナの新緑がとてもきれいでした。本間ノ頭まではバテバテでしたが、無名ノ頭からはブナ林のゆったりとした尾根となり、疲れを忘れて幸せ気分のいい山歩きとなりました。標高が上がると芽吹き始めたばかりの若葉が初々しく、ほんとに綺麗。この季節のブナが一番好きです。あっという間にいつもの山マインドがよみがえり、やっぱり山が好き!山に行こう!と、気持ちが前向きになりました。

ということで、ようやく山を再開します〜。そろそろ沢始めもしたいけれど、まずは今の時期限定のブナの新緑シャワーを浴びる山旅へ。

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2014.04.20
山行を巡る近況

ようやく狢ヶ森山の記録を書きあげアップしました。最近は記録の作成が遅れがち。山へも毎週は行けない状況です。少し前までは山に行かないと生きていけないなんて大袈裟な言いようだったのに、あっという間の様変わりです。

というのは、ただいま引っ越しの準備中なのです。というのは、家のリフォームを決めたからなのです。四半世紀以上メインテナンスも何もしていなかったので以前から希望はあったのですが、強い抵抗勢力があったため先送り状態になっていました。けれど今年に入って心機一転、これが人生最初で最後のリフォームだと決めて準備を始めました。

最初はめんどうだという気持ちが強かったのですが、話が進んでいろいろと自分でも決めることが増えだすと中途半端にはできなくなり、ついには没頭状態に突入。だって自分の思い通りの家に作りかえるのですから楽しくないわけがありません。連休明けには工事が始まるので毎週ショールームで打ち合わせだのなんだので時間を取られています。その間にちょこちょこ仕事で出張に出たりと、山への取り組みは小休止状態。

こんな状況なので狢ヶ森山の3日間は我ながら山以外のところでも頑張りました。だからやり通せたことがことさら嬉しいのです。だけど記録を書く時間と気持ちの集中が整わず、今回はやっとの思いで書きました。他に記録がない周遊コースなので、きっと関心を持って記録のアップを待っている方々もいるだろうなあと、ちょっと責任感も芽生えています。パートナーもそれとなくメールで催促してくるし。。。

今回の山行をわたしは誇りに思っています。今はまた引っ越しの準備と打ち合わせに追われる毎日ですが、4月中に目処をつけて5月の連休に縦走をしたいと思っています。今度はゆったりとした山旅がいいですね。そのためにも断捨離スピリットで作業に精を出さなくちゃ。

そういえば、今日は曇り空だけど、Happy birthday ♪



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2014.03.23
南会津の山旅顛末記

去年の3月に南会津の舟鼻峠から神籠ヶ岳の茫漠とした山並みを縦走したところ、同じ日程で同じコースをおそらく1、2時間の違いでたどったパーティがいたことを後に知りました。そして後日、そのパーティのメンバーからゲストブックにコメントをいただき、山行のお誘いをうけたのでした。

山の世界では「今度ご一緒しましょう」はよく使われる挨拶代わりのフレーズです。だから互いに気持ちはあってもなかなか実現できないのが何度か経験済みの現実です。けれど今回は嬉しいことに具体的な計画の段階で再度連絡をいただきました。

ちょうどほぼ同じ時期にブナの山旅を計画していたところだったので、別パーティとして合同山行することを提案し、実現する運びとなりました。なにしろお相手は、わらじの仲間とまほろば山岳会、会津山岳会の合同パーティです。バックナンバーの年報を買いそろえている老舗的山岳会の方々と交流できるのですから、もう行く前からアレを知りたいコレを聞きたいと、わくわく手ぐすねを引いていました。

なのに天気図は最悪のもよう。自分たちだけなら日程変更や転戦するのですが、今回は特別なのでそんなことはできません。交流目的に気持ちを切り替えました。

我がパーティは1日早い入山で別ルートから合流予定でしたが、悪天のため舟鼻山から御前ヶ岳往復の日帰りに変更し、翌日みなさんと出発点から合流することに。そして翌朝吹雪の舟鼻トンネル出口で初顔合わせの挨拶後、三引山から博士山という計画は中止に決めたのでした。

こういうときは地元のメンバーがいるというのは心強いもので、快適な「避難場所」に案内され、お茶を飲みながら昨年のニアミスを肴にさっそく楽しいおしゃべりです。といっても時間はたっぷりあるので田島の裏山に軽く雪山ハイキングへ行くことになりました。関東組は会津山岳会のKさんにおまかせ気分のおまかせコースです。いくつかの候補から手軽そうな斎藤山を選んでくれました。

なのですが、町の青空に騙されてはいけません。天気図では低気圧のど真ん中です。稜線にでるとブナ林がいい感じになってきたとはいえ吹雪がひどくなるばかり。ほうほうの体で山頂下の電波塔に逃げ込み山頂宣言。そそくさと逃げ帰ってきました。会津の裏山は侮れません。

そして今回のメインイベント、交流宴会へとなだれ込みました。わらじの仲間のEさんは「宴会部長さん」のような愉快でフレンドリーな方なのですっかりくつろぎ、調子に乗ってベラベラ、ベラ。。。K子さんには浦和浪漫からまほろばへの歴史などを根掘り葉掘りと、ぶしつけにすみませんでした。もの静かなKさんは内心呆れて聞いていたかもしれませんが、年報「すかり」で付箋をはった山行のほとんどがKさんの記録なのですよ。

さて翌日は?と聞かれ、博士山へ行くのじゃないですかというと、Eさんは目の玉を飛び出すジェスチャーで大ズッコケ。ということで、1日先に帰京するブナの沢旅組は少しでも天候が良さそうな那須方面を物色。2年前に強風ラッセルで撤退した鎌房山から大白森をめざすことに決めて、楽しく有意義な宴会を終えました。

翌日ですが、天候はめまぐるしく変化したものの、ちょうど大白森山頂にたどり着く頃から青空が広がり、最高の展望と素晴らしい霧氷のブナ林に出会うことができました。こうして3日間の南会津の山旅は予想外のクライマックスを迎えて幕を閉じたのでした。



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2014.03.16
休養の日曜日雑感

3月16日のバラ

今日は3月16日の日曜日。普段なら山に行っていますが、今日16日の日曜日は家ですごしました。そしてブルーのバラを買いました。めずらしい色なので花やさんに聞いてみたところ、つぼみのバラを染料を入れた水に浸して染め上げたのだそうです。ふう~ん、いろいろなことができるのだなあ~。天然ではないのが少し残念だけれど、とてもきれいだったので5本買いましたが、あとて7本にすればよかったかな、と。

などと、いつもとトーンの違うつれづれ日記ですが、じつは膝に違和感があって休養することにしたのでした。これまでも何年かごとに膝の具合が悪くなっていましたが、養生してなんとかやり過ごしてきました。天気のいい日曜日に家にいるのは気分的によくないのですが、来週は久し振りにテント山行を予定していて楽しみなも交流があります。その上明日から熊本に温泉旅行。おじさんの後輩になるのだと少しハードルをあげて受験勉強を頑張った姪への合格祝いなのです。

最近は何が何でも毎週山に出かけていましたが、たまには休むのも悪くないですね(って、自分に言い聞かせています)。後回しにしていた雑用が片付きました。ずっと中断していたやりかけの木暮理太郎の入力作業を終わらせてスッキリしました。作業を終えた作品の一つ「二、三の山名について」は結構学術的なのですが、富士山とか両神山などの山名由来はとても興味深いです。

先週は民族文化影像研究所が主催する上映会に参加しました。そのことを雑記帳に書こうと思いながら時間がないとかの口実で1週間がたってしまいましたが、簡単に紹介しておきたいと思います。今回は福島と宮城県境の摺上川上流の茂庭地区の、沢と山に深く結びついた生活の歴史を伝える人々の暮らしと炭焼きを記録した映像、「奥茂庭」と「茂庭の炭焼き」の2本が上映されました。

ダムに水没する山村の記録映像に興味を持つようになったのは沢歩きのおかげです。今回はまず摺上川上流に目がとまりました。摺上川といえば、ナメの美しい支流を多く抱える川です。ブナの沢旅をはじめたばかりの2007年秋に叶堂沢を遡行したのは摺上ダムの完成直後でした。真新しい巨大構造物に驚いたことを覚えています。そして立ち寄った日帰り温泉は「もにわの湯」。地元の人たちでにぎわっていたのですが、そのときはダム湖で移転を強いられた人々の生活には思いが至りませんでした。

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1年前の「越後奥三面−山に生かされた日々」につづき、ダム建設により失われていく山村集落の生活を四季をとおして綴った貴重な記憶の記録がここにもありました。

興味深い映像で、なんとか時間をやりくりして参加してよかったと思いました。今回は2本見たのですが、その他にも独特の織物「しなだ織り」や焼き畑など全5作品が順次上映されるそうです。ただ、一般の参加者は私を含めたった3人。もったいないけど、なにしろ地味な記録ですからねー。沢登りのおかげです。

沢登りといえば、福島登高会が1980年代前半に摺上川上流の沢をかなり徹底的に調査遡行している記録も素晴らしい試みで、じつはその古い記録をたよりにブナの沢旅的な遡行計画を昨年立てたのですが、悪天で変更を余儀なくされました。できれば今年トライしたいと思っています。

と、まとまりのない話になりましたが、今日は家で寄り添った日でした。



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