ブナの沢旅ブナの沢旅
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カテゴリー:雑記帳
2019.12.06
山の民の怨念

「リニアは山の神の怨霊を知れ 山の民より」

先日山梨県の上野原市と都留市の境の尾根歩きをしていたら、ちょっと毒々しいこんな看板が登山道脇に置いてありました。なんだろうと見たら山人のリニアに対する怒りの声でした。確かにこの辺りはいち早くリニア実験線が敷設された地域です。途中にはトンネルから地上に出るリニア線が見えました。

リニア新幹線については南アルプス国立公園の環境への悪影響など様々な方面から反対や懸念の声が出されていますが、本格工事は既に始まり、2027年開業なのだそうです。いつも呑気にあちこち山歩きを楽しんでいますが、先週の高松山の第二東名工事につづき、またしても山の苦境を感じさせられたのでした。

といいつつ、自分では何もしているわけではなく時勢に流されて日々過ごしているわけだけれど、せめて心に留めた気持ちを残しておきたく記録しました。

 



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2019.12.01
ときには残念な山歩き

そうです。ちゃんと確認しなかったわたしが悪いんです。でも、これほどだとは、いくらなんでも。。。

ずっと陰鬱な天候が続いていたのでようやく晴れた日、軽く山歩きをしようということになりました。いつもながらの急ごしらえなので、近くでまだ行ったことのない軽い山くらいの条件で、名前が面白いシダンゴ山でも行ってみようかと。これだけじゃ短すぎるので、高松山まで歩いてみようかと。

電車に乗ると白く雪化粧した、いかにも霧氷の丹沢の山並みが見えてきました。思わず予定変更して丹沢山いこうか〜なんて言ったけど、いくらなんでもそれは無節操ということでおとなしく新松田から寄へ。最初は茶畑やみかんの木の里山の雰囲気がいいなあ〜とか余裕があったのだけれど、すぐに植林帯へ。これはどこでも最初はそうなので、そのうち途切れるだろと思っていたら、山頂に着いてしまいました。さすがに山頂は開けた平坦地で気持ちがいいところでした。真ん中にお社があり、おめあての山名由来板もありました。

なるほど。シダンゴは古来「震旦郷」と書くのだと。震旦とは中国の旧異称で、「一説に欽明天皇の代、仏教を寄の地に伝える仙人があり大寺の地、この山上に居住し仏教を宣揚したという。当時箱根明神岳や丹沢の尊仏山(塔ノ岳)にも同様の仙人がおり、盛んに往来した形跡があったという。この仙人をシダゴンと呼んだことから地名が起こったといわれ、シダゴンとは梵語で羅漢(仏教の修行を積みさとりに達した人)を意味し、シダゴン転じてシダンゴウ(震旦郷)というようになったともいう。」なのだそうです。シダゴンなんて、なんだか今風のゆるキャラの名前みたいです。

「シダゴン」をあとにしてまずはダルマ沢の頭へ向かいますが、ずっと植林帯の中です。ここから尾根は南下して立派な標識はなくなり、いかにも植林の作業道風となります。登山道というより作業道を歩かせてもらってると思えば、植林帯は当然のことです。近くでは間伐作業をしていました。高松山に近づくと虫沢古道を守る会の古い木の標識があらわれます。里山で古くから利用されていた径路だったようです。

このころになると植林帯コースを選んだ自分への怒りがあきらめにかわり(かなり大げさ。。)、まあこんなこともあるさあ〜と、高松山へ。山頂は広々とした草地で富士山と箱根の山並を背に海と平野の展望が広がってとても気持ちのいいところでした。丹沢の帰りにバスでこの辺りから乗車するハイカーが意外と多いので高松山って登られてるんだな、くらいに思ってたのだけど、なるほど手軽でいい山だということがわかりました。銀マットをしいてしばしピクニック気分。とても寒い日だったのですが、山頂はポカポカお日様が暖かく気持ち良かった。

下山路の途中にあるビリ堂に立ち寄り、ここでも由来を知りました。このコースは古くから花女郎路といわれ、山北から高松山、ヒネゴの頭、割沢の尾根筋を通って八丁集落に通じる路があったのだそうです。どうして花女郎路かを知りたかったな。ビリ堂は最後ビリにある観音堂だから。この馬頭観音は文化10(1813)年に尺里の人々が近隣と協力して建立した12体の8番目で、さらに下ると同じ観音像が2箇所ありました。最後のものは新東名の工事現場隣の新しい道路の脇に移設されて祀られてました。工事だからと排除してしまったらバチがあたりますよね。

農道終点付近からは新東名の工事現場と隣接する農家のミカン畑を見ながら山北駅までテクテク歩きました。丹沢の低山は新東名工事があちこちでみられ、完成したらどうなるんだろう。ともかく全行程の9割くらいが植林帯といういくらなんでも予想外の山歩きでしたが、いつもと見える景色が違うことがいろんな意味の刺激になったことは確かで、簡単にするつもりの雑記帳がだらだらとしてしまいました。そして、最後の高松山が気持ち良かったので、終わりよければすべてよしと思うことにしました。。。

 

 

(思い出は美しく〜)

 

 



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2019.11.23
沢納めは伊豆の沢へ

11月に入っても暖かい日が続いたため、例年よりも長く沢を楽しんできました。シーズン開始早々に怪我をしたため泊まりの沢はほとんど行けなかったけれど、状態が安定してきた秋には積極的に日帰り沢にでかけました。多くは穏やかな沢歩きでしたが、これまで訪れたことのない沢を選んで好奇心の世界を広げようとこころがけたのでした。

さすがに11月下旬ともなればそろそろシーズンも終わります。そこで今までとは発想をかえて伊豆半島の沢へ向かいました。伊豆半島には「まともに」沢登りの対象となる沢はないけれど、温暖な気候なので他の沢には行けないオフシーズンの時期の選択肢になるいう位置付けのように思っていました。

けれど今回実際に遡行してみて、そうした考えは少し変わりました。確かに対象となる距離は短いのですが、大滝に始まり大滝に終わるという具合に見所が予想以上にありました。登れる滝は少ないけれど滝見沢ハイキングと思って遡下降すればかなり充実感を得ることができます。遡行開始地点までは海とおだやかな山並みの景観が続き、帰りは富士山を間近に見ながらの素晴らしいドライブが楽しめるなかなかの山域での沢納めとなりました。

 

 



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2019.11.17
丹沢 唐沢林道の惨状

そろそろ紅葉の沢ハイキングも終わりに近づいています。週末に物見峠から唐沢林道を経由して唐沢川を遡行(というか沢筋歩き)して賑やかな大山にタッチ、ヤビツ峠に下りました。

物見峠から標識に沿って下ると唐沢林道の物見隧道の手前に降り立ちます。しばらくは舗装された車道歩きとなりますが、山の紅葉や眼下の物見沢を眺めたりで飽きることはありません。唐沢林道は一般車通行止めなので快適な登山道のようなもの。

最近の台風や風水害の影響はないかと気にはなりましたが、全体に少し荒れている程度で(関係者の?)車の轍も見られました。ところがもうすぐ入渓点の小唐沢橋だと思った頃、突然目の前の景色が変わり、車道が消えておびただしい泥と倒木が目に飛び込んできたのでした。なんという光景かと唖然としましたが、なんとか合間を縫って歩き抜けることができました。そんな状態が数十メートルくらいつづいて、もとのアスファルト道路となり、まもなく唐沢川の堰堤滝が見えてきました。

最近の唐沢林道について事前に情報をとっていたわけではないので、知らないのは自分たちだけなのかなあ〜と思ったりもしたのですが、帰宅して調べてもそういう情報は見つかりませんでした。倒木の様子などから最近のことのようにも見受けられました。新しい轍が関係者のものだとすれば情報把握はしてあるはずと思いますが、かなり大規模な土砂と倒木帯なので、撤去作業も大変そうです。自転車で林道を走る人も結構いるようですが、この区間は担がないと無理なので、歩くにせよ走るにせよあらかじめ覚悟しておいたほうがよさそうです。あるいは通行止めになる可能性もあると思います。これからどうなるのか気になるところです。

 

 

 

 

 

 



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2019.11.02
浅草岳山麓 沼ノ平ワンデリング

浅草岳山麓の沼ノ平は2008年5月初旬の残雪と新緑の季節に初めて訪れ、たちまちfall in love~

 

最近は毎年同じ時期に足を運んでいるお気に入りのブナの森です。いつも残雪と新緑の時期なので、一度紅葉の季節に来てみたいと思いながら実現していませんでした。そしてようやく今年機会を得たのでした。

思い描いていた以上の美しい森と紅葉に映える沼に巡り会えました。沼ノ平には登山道もありますが、残雪期にしか歩いたことがないので登山道がどのように通っているのかも知りたいところでした。当然ですが、登山道を離れると藪に阻まれたりもします。

見事な紅葉に心ときめき嬉しかったのですが、同時に残雪期の自由が恋しくもなった沼ノ平のブナと沼巡りとなりました。

 

 



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2019.10.29
腰椎骨折顛末記@足尾 神子内川黒沢

6月初旬に腰椎骨折してから5ヶ月。そろそろ沢シーズンも終わりに近づいているので、簡単に当時の状況について記録を残しておくことにしました。

事故を起こした沢は足尾の神子内川黒沢です。初級の沢とされていますが、巻かずに直登すると初級としては難しい滝が2、3あります。それ以外は小滝が幾つかあるだけのどちらかといえば平凡な沢ですが、溪相は近場の沢にはないよさがあります。一つ目は前半すぐに現れる10m滝(写真左上)で、これは上部の手がかりを見つけられないとちょっと苦労します。二つ目はトイ状滝(写真左下)。滝上に乗り上げるところがリーチが長くないと難しいのですが、手前左壁に残置があるので確保の安心感でトライできます。でも何度かやっても最後が届かずにストンと落ちてしまうため、頑張って右側壁スラブに乗り上げてなんとかクリア。ここでうまくいったために気をよくして三番目の滝(写真右下)へ。ここをクリアすればあとは穏やかに詰めるだけというところです。

仲間が水流がある右側を登りますが上部に手がかりがなく、水流左にトラバースするのも滑りがこわくてできずに仕切り直しとなりました。そこで私が左側の水流のないスラブに取り付いてみました。全体にぬめっていてこわごわでした。中段くらいまでいったところで直上不可になったため、右側の乾いた岩に横移動でのりあげようとギリギリでトライしたところでフェルトソールがツルッとすべって下まで滑落。すべった足の具合で前向きになって滑り落ち、最後はドーンと着地してしばらく動けなくなりました。傾斜はそれほど強くありませんが、高さ3~4m、長さ数メートルの滑落です。悪いことに空身だったので、直接腰を打ったというのではないのですが、大きな衝撃を受けました。ザックがあれば衝撃が緩和されたかもしれません。

しばらくしてなんとか起き上がり歩くこともできたので、下山するしかありません。幸い救助要請するほどでもなさそうでした。こういう時は仲間の動揺の方が大きいかもしれません。私自身は歩き通せるかどうかなんて考える暇もなく必死でした。まずはやっと越えたトイ状滝を下らなければならず、懸垂しました。ここで問題発生です。懸垂後にロープを回収しようとしたら、トイ状滝の中の岩の隙間にロープが挟まって回収不能に。すごくみっともないと思ったけれど残置するしかありません。こういう時に限っていつも携帯していたナイフを持ち合わせていませんでした。そして、これはナイショにしておこうとも思ったのでした。

その後は仲間になるべく歩き易いルートを先導してもらい、ストックを頼りに巻きながら沢を下り、数時間かけてなんとか駐車地点までもどることができました。近くに救急病院がないか探したのですが見つからず、休日でもあったのであきらめて帰宅しました。

二つ目のトイ状滝をチャレンジ気味にクリアできたので、調子に乗って気が大きくなっていたと自己分析。残置したロープについては、後日の遡行記録が出たのを見たところ、かなり傷んだ形でそのままになっている様子。できれば再訪してロープを始末したい気持ちです。

翌日病院にいって診断してもらったところ、腰椎2本骨折、肋骨の軟骨骨折の診断となったことはすでに「ただいま故障中」で報告した通りです。現在の回復状態は80~85パーセントというところでしょうか。歩くのは問題ないのですが、岩に立ち込んだりへつったりする時に十分力を入れることができません。来年までは回復してほしいのですが。。。

とまあ、こんな具合で情けない顛末なのでした。

 

 



4 Comments

  1. はじめまして
    いつも興味深く、ホームページを拝見しています。

    10月27日、私も黒沢を訪れました。
    台風と長雨の影響か、水量が大変多く、とても滝を登れるような状況ではなかったです。
    巻いてばかりで沢登りにならないなあ、と思って歩いていましたが、事故報告をされた滝の高巻き中に、同じく事故があり、そこから撤退となった次第です。

    私たちの方は、滑落ではなく、私が不注意で起こした落石が同行者に当たって負傷したものです。
    軽傷ではありましたが、本人が下山を希望しており、少なからず動揺もしているようなので下山を決めました。
    跳ね返った石が、左の眉の辺りにぶつかったようでした。

    状況は異なりますが、同じ地点での事故ということで、少し驚いています。
    快癒には、まだしばらくかかるのでしょうが、お大事になさってください。
    沢登りだけでなく、雪のレポートも楽しみにしています。

    なお、当方の負傷者は、この三連休も元気に沢登りに出かけていますので、傷は心配ないかと思います。

    Comment by たぴおら — 2019年11月6日 @ 12:50 PM
  2. たぴおらさん

    コメントありがとうございます。
    まあ〜、黒沢へ、そして同じ滝のところでアクシデント、撤退。。ですか。
    でも、同行者さんは軽症でよかったですね。この滝については、少し前になりますが某山岳会で単独入渓した女性が滑落したけれどことなきを得たという記録もありました。けっこう鬼門の滝のようです。

    ある山ともには私が事故った山(2回)はいつも足尾だねといわれました。数年前は(多分自己誘発?の)落石で肋骨骨折でした。やはり足尾山塊は全体が脆い印象はありますね。

    思った以上に全快には時間がかかりそうなので、すこしでも役に立てばと、生まれて初めてカイロプラクティックに通い始めたところです。
    沢シーズンもそろそろ終わり、いよいよ雪山が始まると思えば、それも楽しみです。

    Comment by akiko — 2019年11月6日 @ 5:29 PM
  3. ブナの沢旅 akiko様

    たぴおらです。

    黒沢の件の滝は、平水の際に苦労して登っている記録も散見され、要注意の場所のようですね。
    いずれ、現場検証を兼ねて、再訪したいと思っています。

    ところで、鳴虫山へ行かれたんですね。
    実は、私もこの4日に連れ合いとハイキングで訪れました。思ったよりも、眺望が得られなかったので、少し中途半端だったんですが、初めて訪れた憾満ヶ淵は、増水気味のせいもありなかなかの迫力でした。
    で、地形図を見て、登山道のそばを流れる沢に「素麺滝」と記されているのが気になっていました。
    ヤキバ沢というんですね。気になっていたところの記録が、こんなに早く拝見できるとは…。
    ということで、連投になりますがコメントさせていただきました。
    沢をやっていると、目のつけどころが似てくるんでしょうか…

    URL欄に、所属山岳会のホームページURLを入力させていただきました。もしよろしければご覧いただけると幸いです。
    黒沢の記録も事故報告を兼ねて、近々投稿しようと思っています。

    Comment by たぴおら — 2019年11月9日 @ 5:53 PM
  4. たぴおらさん

    鳴虫山、1日違いで偶然ですね。たしかに眺望はイマイチでしたね。いろいろと突っ込みを入れるところがあるとは思いますが、地図にはでていない修験者の尾根があるようで、歴史をかじっていくとそれなりに興味深いようです。

    ヤキバ沢の「素麺滝」は江戸時代の古地図にも名前がでているとのこと。なんで「素麺滝」かは一応逸話があるようですが。。。わざわざ行くほどではないけれど、素麺のレンバク帯とその上の鳥餅滝はけっこう楽しめました。

    所属山岳会のホームページと黒沢の記録拝見しました。HPは何度か見たことがあり、昨年解散した会の一部の方々が新しく作った会だと理解していまして名称にこだわりを感じていました。これからも折につけ拝見させていただきますね。

    Comment by akiko — 2019年11月9日 @ 10:26 PM

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2019.10.12
足尾松木川ウメコバ沢向いの不遇な沢へ

足尾の松木川といえばその山容がなんとも刺激的で魅力的なウメコバ沢が有名で、積雪期のアイスクライミングや無雪期の大滝登攀を楽しんでいる実力派の山やさん達がいます。

今回弱小ブナの沢旅では、リハビリテント山行と銘打って、そのウメコバ沢のちょっと先の向かいにある、「なんにも無い」けれど穏やかな沢に入ってみました。腰の具合もだいぶ良くなってきて日帰りは問題ありません。完全復帰の次なるステップは沢泊りのザックで歩き通すことなので、あまりハラハラするようなところは避けました。

予想通り、三沢は開けたゴーロ川原がつづく、穏やかすぎて退屈するほどの沢でした。でも、入り口にはナメの連瀑帯とちょっと頑張って越える大岩滝があり、時々ナメや小滝もあらわれます。テントサイトだってすてきに作り上げ焚き火三昧となりました。

標高を上げるにつれ穏やかさはさらに磨きをかけ、樹林の中を楚々と流れる小川風情となりました。奥秩父や尾瀬の沢の源頭部に共通する針葉樹林のゆったりとした森を感じながら広い尾根に近づくと公園のような笹原となりました。

う〜ん、この沢は最初と最後がいい雰囲気なので中間のゴーロもまあいいかな。ザックをおいて黒檜岳まで往復し、大平山をへて大平山南東尾根を下りました。限られた経験ですが、日光と足尾の境界尾根から足尾に伸びる尾根はどこも笹原と広葉樹林のコンビネーションが美しいすてきな尾根です。登山道はないので歩く人も少なくテープなどない静かな山歩きを楽しんできました。

それでリハビリの成果はというと、やっぱりちょっと響いています。でも山歩きをすれば筋肉痛があるので、それと同じだと割り切って無理の無い程度にぼちぼち続けられそうです。これからが本格的な紅葉シーズン、つぎはどこの山へ行こうかなあ〜と前向きになれる沢旅となりました。

 

 



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2019.10.02
私の目の中にヒルが!

それはあまりにも突然のことでした。

夜パソコンを使っているうちに目に何かが入ったような違和感が発生しました。なんだろうと鏡にむかって下瞼を引っ張ってみたところ、どす黒い線が見えました。なんだろう、血の塊かな、と見ると、なんと白目のところで蠢き始めたのです。もうビックリというか、思わず悲鳴をあげて洗面所に駆け込みました。

なんだかわからないけれど、何かの生き物であることは確かでした。半分パニック状態でなんとか取り除かねばと、ティッシュペーパーで必死につまみ出したのでした。なんたることだー。取り出してもう一度目を見ると少し赤くなっているくらいで特に異変はありません。

少し落ち着いたところで、取り出した「虫」を小さな容器に入れて観察。縮んだり伸びたり立ち上がったりと、なんだかヒルのようです。ネットで調べてみましたが、ヒルが目に入ったというような事例は見当たりませんでしたが、特異なケースとしては目から寄生虫が出てきたなんていうのがありました。不気味で、まるでホラーのようです。

翌日さっそく眼医者にいって調べてもらいました。スマホで撮影したビデオを見せたところヒルのようだと、でもヒルは目に悪さをするわけでないから心配しなくて大丈夫と言われました。皮膚に取り付いて血を吸ったのだろうと。実物も持っていったところ、先生は僕もヒル嫌いだから見なくていい、見たくないと言われてしまいました。。。

検査したところアレルギー反応が出ているからと、点眼薬を処方してもらい一件落着となりました。大事に至ることはなかったのですが、どうして目に入ったのかが不思議でなりません。唯一の可能性は沢で入り込まれたのかなあと思うのですが、最後に沢に行ったのは1週間前。う〜ん、それからずっと瞼の裏かどこかで生息していたのだろうか。あれだけの異物が入り込めばすぐにおかしいとわかると思うのですけど。。まさか、幼虫が入って目の中で育ったのか、とかいろいろと妄想が膨らんで気持ち悪いです。

こんな経験した人はいるのでしょうか。先生に伺ったところ初めての症例とのこと。ヒルの多い地域だとあるかもしれないとも。

ビデオ載せました。こんな生き物が目に入っていたんですよ!!(興味のある人は是非ごらんください。でも、不気味です)



2 Comments

  1. こんばんは。
    沢登り同好会さわねの小松と申します。コメント2回目かな?動画見ましたがヒルですね。どっかの沢からついてきて湿気を求めて目の中に?
    さわねの会報が久しぶりにできあがりました。お送りしたいのですが送り先など教えて頂くことはできないでしょうか?
    聞き及んでいらっしゃるかもしれませんか、長年代表を張ってきた西嶋が、5月に亡くなってしまいました。7月から僕が代表を引き継ぎました。生前「リンク山岳会には会報を送ってるよ」と言っていたのを思い出しましてコメントしました。
    一度お会いしたいなぁという気持もありますが、なかなか…

    先週はそちらの記録参考に夜後沢を歩いてきました。独特の穏やかさと玉原越のブナ、良かったです!

    Comment by さわね 小松丈輔 — 2019年10月2日 @ 10:46 PM
  2. 小松さん

    お久しぶりですね、という気持ちです。
    今度のヤマビル騒動、ヤマレコ日記にも転載したら、ちょっとしたセンセーションになったようです。
    ある方のコメントと私の想像では、卵か幼虫の時になんらかのきっかけで目に入って瞼の皮膚粘膜の中で血を餌にぬくぬく育ったらしい。。。

    それはさておき、西嶋さんが亡くなられたことは私もかなり衝撃を受けまして、ご連絡して事情を伺うことも考えたのですが、遠慮したしだいです。(私なりの情報で推測はしていますが)

    会報は以前送っていただいていました。続けることは大変かと思いますが、再開されたのはすばらしいことですね。送付先の住所は別途お知らせしますので、よろしくお願いします。

    わたしも以前から機会があればお目にかかりたいと思っていましたが、そうですね、なかなか……

    最近は穏やかな沢歩きに軸足を移しているところで、夜後沢もそうでした。西嶋さんも以前お一人で行かれていますよね。小松さんも、新代表として頑張りすぎない程度で仲間との沢を楽しんでください!

    Comment by akiko — 2019年10月3日 @ 10:11 AM

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2019.10.01
奥武蔵のこんな沢@蕨山ハネバミ入

奥武蔵のちょっと変わった名前の沢「ハネバミ入」を歩いてきました。入間川水系の枝沢は「沢」ではなく「入」というようです。昔から生活に利用されてきた、ちょっと入っていくという感じの小沢というニュアンスなのかな、と勝手に想像してます。それほど期待もなく、初めての名栗川源流はどんなかな〜と「探索」のつもりで歩いてきました。

キャンプ場からの入渓ですが、自然な雰囲気の落ち着いたキャンプ場なのでそれほど気になりません。もっとも、しょっぱなに登場する登れない滝を巻くときれいに整地された東屋のある広場にでたりしますが。。。

全体の雰囲気はしっとりとした日本庭園風で、岩はほとんど全部苔で覆われています。植林帯も近いのですが、整然と管理されて明るいので気になりませんでした。ちょっとした釜は結構深いので夏場はキャンプに来た子供達も楽しく水遊びできそうです。

それだけで終わってしまわないところが、また憎いですね。わざわざ遠方から沢歩きにきた人にも最後のアトラクションが用意されていました。奥の三俣を右に入ると傾斜が増して最後は3段だか4段の筋状の滝が前方に立ちはだかります。ここを越えるのにはちょっと工夫がいりました。といっても直登は無理で高巻きで一部アドレナリン分泌となり、緩やかな傾斜の尾根に逃げてそのまま登山道に抜けたというわけです。

蕨山は初めてでした。行きの電車が事故で大幅に遅れたため蕨山からのルートは最短で下山できる登山道に切り替えましたが、これが結構な急斜面で沢よりも疲れてしまいました。でも、やっぱり初めての沢を歩くのは何があってもなくても興味深く面白いと思えるのでした。

 

 

 



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2019.09.22
那須の那珂川源流で見つけたナイスな沢

那須連峰の沢といえば一番人気は井戸沢でしょうか。見ごたえがあって快適に登れる滝が続き、藪こぎなく楽に県境尾根に詰め上げることができます。下降沢の中の沢もナメがきれいでステキな1日を過ごすことができ、私もこれまで3回遡行しているお気に入りの沢です。

けれど今回はあえて証明済みの良溪ではなく、未知のワクワク感を求めて那須連峰東面の、沢登りの対象にはなっていない黒川源流を歩いてきました。スダレ山から赤面山につづく稜線に詰め上げる沢です。きっかけは、県境踏破を目指しているある山やさんの記録で、黒川が県境になっていることから歩かれた記録を目にしたことでした。

まだ故障者タグをはずせない身なので、沢ハイキングで展望がいいという赤面山に登るのも悪くない、という程度の控えめな気持ちでした。そしたらなかなかどうして、ナイスな沢ではないですか。ゴーロも長いけれど、しっかりきれいなナメや小滝、ブルーな釜がフォローを怠りません。源頭部の障害物競争も含め、面白かった〜と思える沢でした。

 

 

 



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