ブナの沢旅ブナの沢旅
▲トップページへ
カテゴリー:雑記帳
2021.07.23
ようやく沢泊と焚火の再開

仲間のリハビリ最終調整で、ようやく沢に泊まって焚火を楽しんできました。当初予定していた山域は連日夕方雷雨が発生しており土壇場で変更。とにかく夜雨が降りそうにない所を探し、悩みながら落ち着いた先はブナの沢旅の常連二口山塊。新鮮味には欠けるけれど久しぶりのテント泊なのでまあ、よしとして負荷が少ないきれいな沢から再開することにしました。

初日はゆったりとした横のナメを楽しみ、久しぶりの焚火です。焚火の青白い煙がブナの森に広がりただよいます。この光景を見たくてはるばるやってきたようなもの。それほどお酒を飲むわけでも会話が弾むわけでもないけれど、何もしない何も考えない無の時間は他では得られない安らぎの時間です。

とはいえ、これだけではちょっと物足りないので、翌日は10年来気になっていた枝沢に入って遊んできました。前日が横ナメの世界なら二日目は縦ナメの世界です。高巻きも多かったけれどおかげで久しぶりに変化に富んだ沢旅となりました。

標高が低いこともあり最後は暑さにバテバテとなったので、次は標高の高い沢に行きたいです。

 

 

 



0 Comments

No comments yet.

Leave a comment

2021.07.08
尾瀬・極上のナメ滝群の沢から藪を越えワタスゲ咲き広がる湿原へ

尾瀬の沢の魅力の一つは沢が湿原につながっていることです。沢始めのセンノ沢に続き、今回も尾瀬の沢にやってきました。梅雨の只中、かろうじて降雨を避けられそうな一日だけの沢歩きでしたが、後半は入渓点からは想像がつかない美しいナメが続きました。尾瀬の沢は10本くらい遡行していますが、知る限りこのナメ滝群は尾瀬の沢屈指のものだと感じたくらいです。

最後は藪となるけれど、これも密藪というほどではなく久しぶりに無心に藪をこぎました。登山道に出てからは近くの田代まで足を延ばすとちょうどワタスゲが満開。さらに進むと池塘群の湿原となり、短いながら尾瀬の魅力満載の沢と湿原歩きを楽しみました。

 

 

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2021.06.22
尾瀬の小さな沢で沢始め

仲間のリハビリを兼ねてようやく沢始めとなりました。例年より2ヶ月も遅いのですが、これから徐々に沢旅モードに変えていけそうなので一安心です。前回の大滝沢はただ歩いただけなので、もう少し沢登りらしいちょっと滝のある手軽な沢がいいだろう。最初は葛葉川本谷にしようと思っていたのですが、天気が丹沢よりも関東北部の方がよさそうなので尾瀬に行くことにしました。選んだ沢は短いので、以前計画して果たせなかった隣の沢の下降なども検討したのですが、懸垂するのは不安だということで尾瀬沼周辺の散策に切り替えました。

ほぼ10年ぶりでしたが特に荒れたところもなく記憶のイメージ通りのナメとナメ滝がちりばめられたきれいな沢でした。湿原に詰め上げてからは登山道を尾瀬沼まで歩き、さらに足を伸ばして長蔵小屋の大江湿原入り口あたりまで。平日でまだ本格的なシーズンには早いのか、観光ルートに出てからも思いの外静かな尾瀬の美しい景色を楽しむことができました。尾瀬には日帰りのいい沢がたくさんあってまだ遡行していない沢もあるので、リハビリ途上のいい機会にできそうです。

 

 

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2021.06.07
会津百名山が他の百名山と違うのは。。。

などと思わせぶりなタイトル。巷には日本百名山にならった〇〇名山があまた作られており、地域ごとだったり県別だったりお花や三角点、標高などなどいろんな尺度で選定されておりネットで簡単に知ることができます。多くの人にとってそうした情報は山選びの格好のガイドになるでしょう。以前「日本秘湯を守る会」に登録している「秘湯」巡りを楽しんでいる友人と温泉巡りの話題になったとき、「秘湯の会」の温泉に行くのは行き先を考えなくていいから楽なのだとのこと。その時、そうか百名山と一緒だなと思ったものでした。

山の楽しみ方は千差万別なのでそれはそれでよし。自分はきれいなブナの森があって里の歴史が感じられるような山歩きが好きなので、〇〇名山とはご縁がなく、たまたま百名山だったというくらいです。それで、何が言いたいのかなーですよね。すでにお知らせしているように沢シーズンにもかかわらず今はまだ沢に行けない事情があるため山歩きを楽しんでいます。それでこんな時だから気になりつつも後回しになっている南会津の山に行ってきました。

南会津山の会の会報集「(続含む)いろりばた」や佐藤勉「我が南会津」、川崎隆彰編「会津の山々・尾瀬」、羽田寿志「知られざる山々」、川崎精雄編「(続含む)静かなる山」、川崎精雄「雪山・藪山」などをこれまで読んできました。とくにこれらの本のほとんどに名を連ねている川崎精雄さんの紀行文が好きで、そこに描かれている山はみんな歩いてみたいと思っているほどです。(こういうところはかなりミーハーかも。。)最近は山の記録というと写真が中心で写真にキャプションや短い説明をつけるくらいの軽い記録が多いし、たしかに百聞は一見にしかずかもしれません。敬愛する先人たちの記録には写真はほんとに稀です。でも地図を広げて景色や雰囲気を思い描き憧れを抱かせる力があります。そしてそれが楽しいのです。

その中から今回は大嵐山〜湯ノ花温泉〜大博多山〜駒止湿原の山旅を楽しんできました。大嵐山は冬に登った枯木山山頂から続く尾根の先に姿良く見えた山でした。(余談になるけれど、枯木山が会津百名山に入っていないのはどうしてだろう。「ふくしま百山紀行」の奥田博氏は枯木山を「無名で、奥深い、何の取り柄もない、偉大な山」ゆえに「会津らしい山の代表」だと記しているのに。。)大博多山は積雪期に古町丸山から近くで白く見えた峰が印象的だった山でした。気がつけばどちらも会津百名山にエントリー。(ここでようやく会津百名山登場)

会津百名山はさまざまな百名山をハンティングしている人たちには相手にされていない?かもしれません。でもわたしは南会津方面に比較的足を運んでいるので意外なことに会津百名山のリストをみると40座ほど登っていることに気づきました。会津百名山が他の百名山と一番違う点は登山道がない山が多い点です。つまり無雪期は藪山なのです。藪山を百名山に選ぶなんて。。ですが、そこが会津百名山の魅力でもあると感じます。積雪期には藪山が時には美しい雪稜をもつ雪山になるのです。より昔の姿をとどめている山たちともいえます。なので、登山適期は残雪期です。また日帰りできない山も多々あり、当然避難小屋などはないためテント山行となります。立派な日本百名山は踏破できても藪山の多い会津百名山は難しいかもしれません。その代表的な山が私が愛してやまない丸山岳です。かつて会津朝日岳から登山道が切り開かれたようですが、いまは廃道藪化しています。だからいいのです。ずっとこのままでいてほしい。

と、話が粗雑散漫になってきたけれど、まあ敢えて百名山ハントするとするなら会津百名山をしてみようかななんて、思わなくもありません(そのうちに。。)。今回はたまたま新しく2座を追加してきたという次第です。帰路に林道が開通したばかりの駒止湿原にも立ち寄ってきました。ワタスゲがもう少しで見頃という感じで目覚めたばかりの湿原でした。ここは数年前の残雪期に舟鼻峠から七ガ岳に縦走した時の中間地点で真っ平らな雪原を横断したことが懐かしく思い出されました。

個別の感想文は後日に作成します。(そういえばまだ丹沢三峰も放置状態で、困ったことにこのところ気力がわかないのです)

 

  

 

 

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2021.05.25
ヒル攻撃とシロヤシオ満開とブナ原生林の丹沢三峰

沢シーズンが本格化する中で、内心ぐっと我慢の日々です。近いうちの再開に備えせめて足腰をきたえておこうと、今回は少し長めの山歩きです。なんとか天気がよさそうなのは近場の日曜日。お花の季節でもありどこも人出が多いだろうなあ。ということで日曜日でもあまり歩く人が少なそうで、大好きなブナ林がある丹沢三峰へ行くことにしました。(予想通り、バスを降りたのは私たち含め数人でした。)

麓はヒルの多発地帯であることがちょっとは頭をよぎったけれど、以前5月に行った時はなんともなかったので対策をとらなかったのです。前夜雨が降ったようで枯葉に覆われた地面は濡れています。しばらくして足元を見ると「きゃあ〜」さっそくヒルにとりつかれ、それ以後はずっと払っても払ってもいつの間にやら忍び寄ってきます。足元ばかりが気になって落ち着きません。暑いだろうからと久しぶりに山スカートはいたのになあ。。でもまだ出始めたばかりなのか2センチ前後のベビーなのでわりと容易に蹴落とせました。最初はきゃあきゃあ言ってたけど、だんだん慣れてきて指でつまんでパチンと弾きとばしながらの山歩き。中には孵化したばかりのツブツブも。これから梅雨入りしたらあの子達が成長して大変なことになりそうです。きっと大山三峰でも同じような状況だったのでは?なにしろ梅雨時は晴れていても傘をささないと上からヒルが降ってくるって聞いてましたから。

出だしはとんだヒル騒動からはじまったけれど1000mを越えたあたりから出没しなくなり、かわりにシロヤシオが目立つようになりました。すでにほとんどは散っていましたし、お花狙いではなかったのでブナの新緑を愛でながらの山歩きで満足でした。三峰周辺のブナは2週前に歩いた石棚山陵のブナよりももっと原生林の広がりと雰囲気を残しており、久しぶりに歩いてその素晴らしさを改めて感じました。

さらに標高を上げるにつれ、まだ咲いているシロヤシオが目立ち始めました。丹沢山に近づく大礼ノ頭付近からは登山道だけでなくちょっと奥に入った斜面に満開のシロヤシオが群生していてビックリするほどでした。以前に歩いた時はもっと標高の低いところのシロヤシオが満開で山頂付近はまだ咲いていなかったから気づかなかったようです。とたんに足が止まってしまいました。お花は二の次といいながらも、やはり素直にきれいだなあ〜と寄り道ばかり。

丹沢山に着くととたんにハイカーが大勢休んでいました。それでも塔ノ岳よりずっとずっと少ないのだけれど、三峰コースはあまりにも静かでした。みなさんピストンのようですが、もう少し先に足をのばせばとっておきのお花の群生地があるのにもったいない気がします。確かに三峰コースは登山口から山頂まで11キロの長丁場です。今回は前半のヒル騒動と後半のシロヤシオ鑑賞プラス体力低下でで5時間半もかかりましたが、いつもまた歩きたいと思える山歩きができるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2021.05.16
ただいま故障中のブナの沢旅

事情があって記録更新が止まっています。

丸山岳から帰って数日後、仲間から転んで鎖骨を骨折したとの連絡が入りました(内心、Oh My God!)。どこでどうして。は、本人の名誉のために控えますが、完治には少し時間がかかるとのこと。こればかりは現状を受け入れ養生してもらうしかありません。でも、丸山岳行った後でよかったなんて、薄情なことを言ってしまいました。仲間も同感で、もし行く前だったら一生言われるからね、なんだそうです。

季節の進行が早い今年はとっくに沢シーズンが始まっています。最近は雪山や沢は単独山行しないことに決めているし、できもしないので、しばらくはおとなしくハイキングで体力維持。ということで1ヶ月ほどのブランクを経て、今は近場でブナの新緑巡りを楽しんでいます。

まずは明神峠から大洞山をへて立山を歩いてきました。芽生えたばかりの新緑の季節を歩くのは初めてなので、地味な低山ながらきれいだなあ〜と思いながら気持ちよく歩きました。

 

 

つぎの週はもうちょっと標高のある檜洞丸へ。例年なら冬の陽だまりハイキングをする山で、新緑の季節は初めてです。お気に入りの石棚山稜のブナはやさしい光に包まれ萌え始めていました。もう少しするとシロヤシオの花シーズンでハイカーが増えるのでしょう。私はブナの新緑>シロヤシオなので。

 

 

先日は少し足を伸ばして玉原高原へ。9年前の5月中旬に行った時の新緑の美しさが忘れられずの再訪となりました。ブナ平周辺の標高で若葉がキラキラ輝いていました。1300mを越えるとまだこれからといったところかな。とても端正なブナたちで、自然公園を歩いているようでした。。(後日記録をアップします)

 

 

しばらくは思うようにはいかないけれど、今だからこそ、こんな時だからこその山歩きを楽しむことにしましょう。(以上、近況報告を兼ねて)



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2021.03.26
極上のブナ林が広がる栗子山塊の隠れた名峰

栗子山塊の盟主といえばどっしりとした広い山頂の栗子山だが、実際にはわずかながら栗子山よりも標高が高いあまり知られていない山がある。分水嶺の背稜には位置していないため縦走路からはずれており、そのため訪れる人はほとんどいない。けれど自分を含めほんの一部の人たちには奥深いがゆえに憧れの存在でもある。

たんに「隠れた名峰」といったキャッチフレーズに惹かれたわけではない。なによりも惹きつけられたのは、すばらしいブナ林が広がっているということだった。もともと栗子山塊は滑谷沢に入ったのが最初だった。まだほとんど知られていない沢だったけれど穏やかで源頭には美しいブナ林が広がっていたことが印象的だった。以来何度か訪れているうちにいつか七ツ森にまで足を延ばしてみたいと思っていた。

沢からは自分には難しそうだけれど積雪期にはいけそうだ。その思いを実現させることができた。予想以上にすばらしいブナの森が広がり夢見心地の時を過ごすことができた。七ツ森の山頂を踏むこともできた。標高は栗子山よりもわずかながら高い栗子山塊の隠れた盟主といってもいいだろう。南東北の山がすべて見渡せる程の展望の素晴らしさもあいまって会心のブナの山旅となった。

 

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2021.03.18
遠い昔峠道だった枯木山

遠い昔下野国(栃木)から会津へ抜ける道の一つに、湯西川から枯木峠を越える道があったという。江戸時代の下野國全圖には湯西川の西、花和から北に延びる尾根に尾根道が記されている。国境は「枯木峠の峯から荒海嶽の尾根」。ということは田代山からの尾根が合わさる枯木山南の肩が枯木峠と言われていたらしい。「新編会津風土記」では「道殊に嶮しく牛馬を通ぜず、高手原村(湯西川の一集落)と峯を界ふ」と険しいながら人の往来が示唆されている。枯木山は大毛無山とある。

湯西川温泉の猟師宿の山口久吉氏は、枯木道峠 について「この道は、高手と花和から北側の山道を登り、山の神の峰に出て峰筋を北上し、石休道から楢の木休道、そして悪志沢と木の沢の峰筋に出て、この峰を北上して枯木山の麓を通り、岩代國湯の花温泉に出る峠道であり、私の伯母が若いときこの山道を通って、湯の花から里帰りした峠道でもあった。」というとても興味深い文章を残している。実際に地図でこの峠道がどのように付けられていたのかなかなか想像しにくいが、険しい道だったことは確かだろう。

枯木山について歴史のほんのさわりをなぞっただけだけれど、名も知られざるこんなに奥深い山にも人々の営み、交流の足跡が残されていたことを知った。当たり前のことかもしれないが、何も知らずに登るよりも何倍も染み入る山旅ができる。

「ふくしま百山紀行」の奥田博氏は枯木山を「無名で、奥深い、何の取り柄もない、偉大な山」ゆえに「会津らしい山の代表」だと記している。なのに後年改版された「新福島百山紀行」では「何らかの形で道(あるいは道形)」のある山という尺度から27座を入れ替え、登山道の無い枯木山が消えてしまったのは残念だし「会津百名山ガイダンス」にも掲載されていない山だけれど、だからこそ会津の山好きには一種「憧れの山」であるのかもしれない。

今シーズンはじめてそんな枯木山を訪れることができた。そして予想以上にブナが多く展望の良い山だった。

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2021.03.09
ブナにどっぷり浸かった奥会津の山

以前からいつか行きたかった奥会津のブナの山へ。予報に反して青空はなかったけれど、予想以上にすばらしいブナの森を歩くことができました。最初はよくある里山風情でしたが、標高を上げると広い尾根に樹高の高いブナが一面に林立。奥へ行くほど風格がましガスが立ち込めたためむしろ雰囲気がでてきました。

登山道のない積雪期限定のルートです。低山でそれほど展望がいいわけでもありません。ブナしかないけどブナがいい山です。南会津の山毛欅沢山周辺のブナ街道は毎年通っていますが、そことはまた雰囲気の違うブナ林でなかなかのものでした。来年にまた行きたいです。青空の霧氷が期待出来るタイミングを狙って。

 

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

2020.10.30
古の万世大路から沢を繋いで栗子山

晩秋の沢旅もそろそろ終盤にかかり、こんな時にピッタリのお気に入りの沢に行ってきました。初めて訪れてからはや11年。新緑がステキでした。2回目は4年前初秋、身辺にいろいろあって疲れた心身を癒す旅でした。今回はちょうど紅葉が見頃で気候もよく快適な沢歩きから、ヤブを抜けて隠れた歴史をもつ栗子山へ。尾根を下って沢を下り、沢を繋いで古の万世大路から(陳腐な表現ですが)タイムトリップのトンネルを抜けて現世に戻ってきました。

 

(万世大路の歴史については、高桑信一さんが書かれた記事が興味深いです。)

 



0 Comments

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.