11月に入り沢歩きもそろそろ終盤を迎えつつあります。あまり水に浸かりたくない晩秋といえば西上州の沢。昨年は11月に碓氷川本流と谷急沢へ行きました。紅葉もちょうど見頃です。朝発でも無理なく周回できる短めの沢でまだ遡行したことのない沢へ行って来ました。
西上州は妙義の山に代表されるように小ぶりながら岩峰そびえ立つギザギザの山並みが目を引きます。そんな山並みの沢ですから両岸が覆いかぶさるような柱状節理の岩壁で、一見恐ろしげなゴルジュもあるのですが、中はナメが楚々として流れていたり、柱状節理の岩壁を沢床にしたようなナメが続いたりと、なかなか興味深い沢でした。
後半はちょっとした岩登りも楽しみ穏やかな源頭部へと導かれます。せっかくなので尾根に詰めてからは展望の山頂まで足を延ばして紅葉の山並みを堪能しました。下山は沢下降となりますが、下降点までの登山道は午後の陽を浴びた紅葉のプロムナード。沢下降といってもほとんど山肌を下って林道にあがり、紅葉に彩られた鋭峰を見上げながら戻りました。
道平川を最初に紹介したのは故広田さんですが、最近出版されたガイド本に初級の沢として紹介されたため、私のような沢歩き派をふくめて遡行者が増えているようです。まずは、写真速報にて。
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