2021年8月21日

天候不安のさんざんな八月。予定の泊まり沢はことごとく中止か延期せざるをえず前回の白淵沢からはや三週間。連日のように午後に急な雨なんて予報だと遠出もできない。そこでなんとか昼間は天気が持ちそうな丹沢の沢に日帰りすることに。最初は世附川方面を検討したが東丹沢の方がより確実ということで、急遽の変更。近く短かく楽な（アプローチゼロ）ピンチヒッター、葛葉川本谷に決めた。

このところの長雨で沢はどこも増水しているはずだが葛葉川本谷なら多少の増水でも安心して遊べる。消去法で決めたのでこんな時は仕方ないと思いながらの出発となったが、現地に着いて一度沢に足をひたせば、素直に楽しい気持ちとなる。沢は予想通りこれまでで一番水量が多いくらいに増水していたけれど、手に負えないというほどではなかった。

巻くのは簡単だけれど逃げてはつまらないので積極的に水に浸かった。大きな沢だと恐怖を感じるが、葛葉川は優しくて好き。だんだん慣れてくると楽しくなる。滝はすべて数メートル級でほとんどがロープなしでも登れる。前半の連瀑帯（というほどでもないけど）最後の5m直瀑はドバドバでさすがに巻く。というかいつも巻いている。巻いたのはここだけだった。今回一番面白かったのが、林道の橋が横断する手前の曲り滝２段７m。完全なシャワーになるけれど、ここを巻いてはせっかくの増水葛葉川に来た甲斐がない。手足豊富で難しくないのはわかっているから大丈夫。初見ならば絶対に入らないだろうと思う。普段はシャワーは避けているので一歩一歩上がるたびにキャーキャー言いながら通過した。そしてあ〜あ、面白かった。

主なアトラクションは前半にあるので後半は気楽に登って終了点へ。今シーズンはずっとナメ沢ばかり歩いてきたので小ぶりながらも滝登りが楽しかった。これくらいの難易度で10mくらいの滝がもっとあればいいのにね〜なんていいながら下山した。もう8月はこれで終わってしまうのだろうか。。。

　

　

　　

　

　

葛葉の泉8:15ー林道下ー終了点11:20/11:50ー（三ノ塔尾根）大倉13:30