ブナの沢旅ブナの沢旅
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2021.02.15
日白山
カテゴリー:雪山

2021年2月14日

ほんの3日前の社山が軽い山歩きだったので疲れも残らず、好天に誘われて谷川連峰の展望台、日白山へ。できれば稀に見る土日の好天に山中泊をしたかったのだが、土曜日は外せない用事があったため、一日朝発で行ける所を探した。できるだけ人出の少なそうなゆったりとした山がいいと、以前好印象だった土樽の蓬峠方面を考えた。ところが前夜の地震と日中の気温上昇などから雪崩が心配となり、急遽おなじみの日白山に変更したのだった。最近はとても人気の山となっているので休日は避けたかったが、別案が浮かばない。まあ、そういう山は丹沢などのように人に会うのが当たり前と割り切ることにしている。

越後湯沢からのバス時刻が変わったため従来よりも出発が遅いが、しっかりした雪道ができているおかげでペースは順調だった。湯沢方面はしばしば大雪が報道されていたので山もかなりの積雪かと思ってきたが、目安となる二居峠の東屋の積雪は雪が少なかった昨年と変わらず拍子抜けする。とはいえ尾根に乗ると雪庇の張り出しは例年並みで、中腹のブナ林帯も低潅木は完全に埋まってスッキリしていた。

どうも前日にかなりの人出があったようで東谷山に近づくとトレースがますます賑やかだ。まるで春の陽気で最初からヤッケを脱いで進む。空は澄み渡り振り返れば苗場山方面、正面には平標から仙ノ倉山、万太郎の白峰が美しい。昨年は東谷山から日白山まではトレースがなく脛から膝ほどのラッセルで2時間以上かかったが、今回は1時間もかからずにこれまでの最短時間で到達した。人出は思ったほどではなく数組と出会っただけだった。

週に二回の山というのは自覚はなくてもやはり疲れが残るようで、最後の登りが辛かった。時間的にはタカマタギ経由で土樽に下ることもできたし、元気ならばそうしたかったが、登り返しの連続は勘弁してほしいということで、登り返しのない地王道川林道への周回ルートをたどって下山した。展望抜群で文句なく楽しい雪山ハイキングだったのだが。。。

 

 

 

二居田代バス停9:10ー二居峠9:45ー東谷山11:45ー日白山12:40/13:15ー二居田代バス停15:40