奥武蔵のちょっと変わった名前の沢「ハネバミ入」を歩いてきました。入間川水系の枝沢は「沢」ではなく「入」というようです。昔から生活に利用されてきた、ちょっと入っていくという感じの小沢というニュアンスなのかな、と勝手に想像してます。それほど期待もなく、初めての名栗川源流はどんなかな〜と「探索」のつもりで歩いてきました。
キャンプ場からの入渓ですが、自然な雰囲気の落ち着いたキャンプ場なのでそれほど気になりません。もっとも、しょっぱなに登場する登れない滝を巻くときれいに整地された東屋のある広場にでたりしますが。。。
全体の雰囲気はしっとりとした日本庭園風で、岩はほとんど全部苔で覆われています。植林帯も近いのですが、整然と管理されて明るいので気になりませんでした。ちょっとした釜は結構深いので夏場はキャンプに来た子供達も楽しく水遊びできそうです。
それだけで終わってしまわないところが、また憎いですね。わざわざ遠方から沢歩きにきた人にも最後のアトラクションが用意されていました。奥の三俣を右に入ると傾斜が増して最後は3段だか4段の筋状の滝が前方に立ちはだかります。ここを越えるのにはちょっと工夫がいりました。といっても直登は無理で高巻きで一部アドレナリン分泌となり、緩やかな傾斜の尾根に逃げてそのまま登山道に抜けたというわけです。
蕨山は初めてでした。行きの電車が事故で大幅に遅れたため蕨山からのルートは最短で下山できる登山道に切り替えましたが、これが結構な急斜面で沢よりも疲れてしまいました。でも、やっぱり初めての沢を歩くのは何があってもなくても興味深く面白いと思えるのでした。
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