5月22日から3日間、信越トレイルで残雪のブナの新緑にひたってきました。これまでも積雪期に何度か歩いていますが、一度新緑の姿を見てみたいと思っていたのでした。残雪と新緑の山歩きが目的ですからトレイル全行程踏破などということは考えもしません。残雪が期待できてブナが一番きれいな鍋倉山から入山して、トレイルのいわゆる終着駅といわれている天水山までを、幾つかの池に寄り道しながらゆるりと逍遥してきました。下山は昭和20年に7.85mという日本一の駅の積雪を観測した森宮野原駅(最後の写真)です。
1000m程度の低山なので尾根筋についている登山道は大部分でていましたが、できるだけ雪を踏む形で自由にラインを引き、藪になったら登山道に戻るという楽をしながらの山歩き。登山道はよく整備されている印象でしたが、今回よくわかったのは、すてきなブナ林は登山道まわりではなく、もっと奥にあるということでした。
5月はまだ残雪豊富なので、登山道を離れたところにたたずむブナの新緑を楽しむことができる絶好の季節だと実感しました。欲を言えば、あと1週間から10日ほど早ければもっと若葉のグラデーションに彩られていたことでしょう。
3日間、ブナしかない、ブナだけの、ブナに抱かれた山旅となりました。さあ、来月からはブナの沢旅を始めましょう〜
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