一番最初に行った沢が葛葉川本谷でした。最初のドキドキはすぐにワクワクに変わり、ただひたすら楽しかった記憶しかありません。それは山歩きを初めてすぐに単独の限界を感じて山の会に入った直後のことでした。いっぺんに沢に魅せられて翌年には沢の会に移り、しだいに自分のやりたい沢登りの形がはっきりしてきました。物理的な制約があって会に行きにくくなり、次第に自分で計画していくようになり、会をやめてよちよち歩きの「ブナの沢旅」を始めたのでした。
って、いきなり話がそれましたが、葛葉川というとそんな思い出があるのです。短い沢ですが、たくさん登れる滝やちょっと頑張る滝が続く超がつく初心者に人気の沢だということは言うまでもありません。単独でも何度か遡行しているほど気に入っている沢です。沢旅の要素はないのですが、トレーニングとして、暑い時の水遊びとして、うってつけです。
行ったのは7月初めですが、あれから西日本の集中豪雨が発生し、甚大な被害状況が連日報道されています。そんな中で沢の計画を立てたり記録を書いたりする気力が失せていたのですが、ようやく重い腰を上げた次第。
現在トップページのリニューアル作業をやっている最中(といっても、知り合いに頼んでのこと)なので、記録更新は完了後におこないます。今回は雑記帳に簡単に、と思ったら元来おしゃべりなので、書き出したら沢初めの由来にまでさかのぼってしまいました。。。
最近は体力とともにバランスも悪くなっているため、以前より沢がこわく感じるのですよね。だから今回も慣れ親しんだ葛葉で避暑を兼ねたトレーニングをして水に慣れよう(いまさらですが。。)というわけです。そこでいつもはささっと巻いて避けていたシャワー必須のF1を登ろうということに。もちろんトップロープつきで。。
F1だけでなく水に積極的に入って久しぶりに随分と濡れて気持ち良かった。このくらいの沢がいいとしみじみ思ったりもして。だからback to the basics の心境なのです。
ほぼいつも通りに進んで終了点についたのですが、小尾根に乗るところが年々崩壊して土壁のようにいやらしくなっています。あそこが核心だなあなどと思っていたところ少し先にテープがあって、こちらですよ〜と指し示している新しい踏み跡がありました。よくわからないけれど、こちらに入ることにしたところ、途中で多少コースがずれたようで、遠回りして植林帯の作業道に合流。情けない気もしたけれど、まあ違う景色がみられたからよしとして大倉に下山しました。
入渓10:30-登山道14:30
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