ブナの沢旅ブナの沢旅
▲トップページへ
2018.03.15
二つの面白山を繋ぐブナの逍遥山歩き@宮城山形県境尾根
カテゴリー:雑記帳

先週の土合駅に続き、駅から馬蹄形登山の第二弾と銘打って、仙山線の面白山高原駅を起点に面白山から南面白山という宮城山形県境尾根を歩いてきました。登山道はあるのですがなぜか積雪期の記録がありません。月並みな言い方ですが期待に胸を膨らませての山歩きでした。

無雪期の日が長い時期ならば日帰りも可能ですが、雪山となるとよほどの健脚でないと日帰りは難しいでしょう。でも地元の登山者は山に恵まれているせいか、この位の規模の山だとわざわざテント山行はしないようで、そのために冬は通しで歩かれていないのかもしれません(と、勝手に推測)。

実は5年ほど前にトライして中退しています。12月下旬のまだ雪の状態が中途半端だったせいか予定よりかなり時間がかかってしまい、おまけに日が短い時期だったので翌日途中からエスケープしたのでした。

そういえば先週の赤沢山から白毛門も中退ではないけれど、悪天で展望がなかったための再トライでした。この頃は山の終活にむけて過去の宿題を一つずつやり遂げているような気がしなくもありません。(と、これは半ば自虐的冗談ですが一抹の真理でもありますwww)

詳細記録は後日に改めて掲載しますが、どうしてもっと歩かれないのか、もったいないと思うほど素晴らしい山歩きとなりました。とくにブナの森歩きを愛する者にとっては至福の時間と空間でした。面白山から尾根が南に向かっているところは小さな鋭鋒のアップダウンがつづくピリリと辛い小粒の山椒的山容で、久しぶりにバックステップしたりピッケルが活躍しました。きっと夏道を歩いたことのある人は、そんなところあるかなあと思うかもしれませんね。

ところが奥新川峠を越え大東岳の山麓に近づくと山容はゆったりたおやかに複雑に周りくねり、極上のブナ林がひろがるのです。小さなポコに乗り上げるたびに感嘆の連続でした。これは雪で全てが隠れる積雪期でしか見ることができない景色なのだろうと思います。(思いすぎかもしれませんが)きっと誰も見たことのない景色なのかもしれないと、感慨深い思いでした。

3年前の1月は好天に助けられ南面白山から進んで大東岳の山頂に泊まったのですが、その先には進まず往路を戻りました。今回ようやく、5年前に撤退した地点と大東岳麓の地点までの未踏ルートを埋め、再び南面白山をへて面白山高原駅まで周回することができました。小さな、ささやかなことですが、ブナの沢旅なりのこだわりなのでした。

 



0 Comments

No comments yet.

Leave a comment