どうしても沢納めでけじめをつけたくて、故障をおして沢へ向かいました。歩く沢ならいいだろうという理屈で、以前からシーズン始めか終わりに行こうと思っていた足尾の手焼沢へ。沢を下降するのは肩の負担が大きそうなので登山道のない尾根を下りました。
手焼き沢は特徴のある滝があるわけでもなく一般的には平凡な沢と言われるのでしょうが、終始開けて明るい溪相が好ましく感じられました。故障者や中高年にやさしい沢で、とても心が和みました。これからはこういう沢を見つけて歩けば、もうちょっとは沢旅が楽しめそうです。
とても水がきれいな沢で、たしかに魚も何度か見られました。詰めもすっきりしていて快適でした。手焼沢を遡行する人たちは隣の長手沢を下降するのが定番のようですが、二つの沢の中間尾根を下ってみました。結果沢を下るよりよかったかもしれません。とても展望の良い小さなポコで日向ぼっこ。尾根は薄い踏み跡があり、途中からはテープもでてきてある程度歩かれているようでした。だってとても快適でしたから。。
一箇所だけ沢が尾根に食い込んでいる「略奪点」のところと、そのあとの何本かに分かれる細かい尾根の見極めが読図の要注意点でしたが、最後は鉄塔の巡視路を下って手焼沢出合にもどりました。最高の青空もめぐまれ、とてもいい沢納めになりました。
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