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2017.09.19
ヘッデン下降になった丸山岳
カテゴリー:雑記帳

9月の三連休は台風の影響で、多くの山行が計画の変更を余儀なくされたかと思います。私たちもそうでした。ただ、歳をとると失うものが多いけれど、少しは得るものもあります。山行にとってそれはかなり大事な要素で、時間の自由です。体力や技量はなくても天気を味方につければかなり心強いです。

そんなわけで今回は台風の進路を勘案して計画を前倒し、台風がやってくる前に下山しました。バリバリの現役さんには、こんなこといって、ゴメンナサイなんですけれど、みなさんもそのうちに。。。

ずっーと、丸山岳に行きたいと思っていました。今年の5月の連休にも考えたのですが、あの時は確保できる日数が1日足りなくてあきらめ、丸山岳へ向かう人たちをうらやましく見送りました。

とはいえ、すでに残雪期に2度と秋に大幽東の沢から1度訪れています。白い山と、草紅葉の山を目に焼き付けてきたので、青々とした緑の山にも行きたかったのです。今年は残雪が多いのと、8月の休養が重なったため、9月の半ばとなりました。

丸山岳の心象風景といえば、前山の池塘から臨んだ姿です。もう一度あの光景を見たくて頑張りました。へこたれて中退したくなかったので一番確実なルートのピストンとしました。でも見通しが甘かったのか勘違いなのか、メルガ股往復は東の沢〜メルガ股よりハードで、少しの間ですが、はじめてのヘッデン下降をするはめになりました。

けれど、いままでの何かもやもやした気持ちを払拭できた気がします。丸山岳はよく「秘峰」という言われ方をしますが、わたしが惹かれるのはそれだけではないのでしょうね。うまく言い表せないけれど、自分が山にむかう気持ちが集約されているのです。

最近は記録の更新が遅れがちですが、丸山岳もあまり遅くならないうちに書くつもりです。

 

(2009年10月)               (2017年9月)



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