ブナの沢旅ブナの沢旅
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2017.06.06
葛葉川本谷
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2017年6月6日

 

本格的な沢始めの前に、基本的なロープワークの確認をするため軽く半日で遡行できる葛葉川本谷へ。なにしろロープを使う沢にはいかなくなったので、(もともとそれほど機会はなかったけれど)せめて懸垂下降やビレーくらいは素早くできるようにしておきたい。

葛葉川はたぶん家から一番手軽に行ける沢だと思う。といっても渋沢駅から安易にタクシーをつかっての話ではあるけれど。。いつもは単独だが、今回はブナの沢旅のトレーニング。

適当なところの立木を使って懸垂下降をしたり、板立の滝や富士型の滝を初めてロープを引いて登ったり。最低限のトレーニングらしいことをして修了点へ。

さてここから泥壁のような急斜面を登って痩せ尾根に乗るのだけれど、たぶん今回はここが核心だったような気がする。来るたびに足場が悪くなっていて、別の詰め上げルートはないのかしら〜と思ってしまう。

ガスが出て視界がわるかったので三ノ塔にはよらず、登山道をくだる。途中のベンチでやはり葛葉を遡行したという単独の男性と軽く話を交わす。そのおかげか、林道が交差するところに車を置いていたその方に、秦野駅まで送っていただき楽チンをさせてもらった。

きっと足回りはこれだと、遡行で履いていた白い運動靴を見せてくれたとき、私がすかさず、月星印のシグマゼットじゃないですか〜と反応して会話がはずんだおかげかもしれない。ちなみに今はムーンスターと言うらしい。なるほどいまでも、ある「できる沢や」の間では根強い人気があるようだ。

むかし山岳会に入りたての頃、東のナメ沢に連れて行ってくれた「できる沢や」くんが、これいいから履いてみたら〜と用意してくれていたのが月星印の運動靴で、もちろんとんでもないとお断りした懐かしい思い出がよみがえった。